【実はあるんです】証券会社の提携クレジットカード3選

Finance, お金の基本, ポイント投資,運用

こんにちは、投資家・トレーダー・フリーランスエンジニアの祐です。

クレカ積立とか知ってるけど、他にはどんなカードがあるかな?

クレカ積立やポイント投資はすでにやっている、という人も少しずつ増えてきました。

楽天証券楽天ポイント投資SBI証券Tポイント投資などが主なところではありますが、実はそれ以外にも、証券会社がクレジット会社と提携して発行しているクレジットカードがあるのをご存知でしょうか?

ポイントで投資信託を購入のは主流ですが、仮想通貨と交換できたりAmazonギフト券に交換できたりするものもあるので、使う人によってはメリットが大きいです。

先にことわっておくのですが、今回紹介する3枚が“おすすめ”というわけではありません。クレジットカード選びは、ポイント還元率、ポイントの使い道、普段利用する生活圏など、人それぞれベストな一枚が違います。

今回紹介する証券会社発行クレジットカードが自分の重視するものや生活スタイルに合いそうであれば、検討してみていいかと思います。

また、ポイント投資ができる証券会社を一通り紹介している各社のポイント投資を攻略!【大手証券会社やお手軽スマホ系も網羅】も合わせて参考にしてみることをおすすめします。

この記事は誰におすすめ

  • クレジットカード選びで悩んでいる人。
  • ポイント投資に興味がある人。
  • 投資を気軽に始めてみたい人。

 この記事の内容

※この記事はプロモーションを含みます。

証券会社の提携クレジットカードその1:MASUI SECURITIES CARD

証券会社の提携クレジットカードその1:MASUI SECURITIES CARD
MASUI SECURITIES CARD

年会費初年度無料
年会費:税込1,375円
還元率0.5%~
貯まるポイント松井証券ポイント
ポイント交換先投資信託の購入
他社ポイントや商品と交換
特典条件達成で次年度以降の年会費無料

証券会社の提携クレジットカード1枚目は、松井証券とジャックスが発行している「MASUI SECURITIES CARD」です。こちらは一般カードのみですが、券面は2種類から選ぶことができます。

 特徴

  • ポイントで投資信託を購入できる。
  • JACCSモール経由のお買い物で還元率アップ。
  • dポイントやAmazonギフト券とも交換可能。
  • 条件達成で年会費無料。

ポイントで投資信託を購入できる。

松井証券ポイントは3つの投資信託から選んで投資することができます。

  • ひふみプラス
  • eMAXIS Slim先進国株式インデックス
  • eMAXIS Slimバランス(8資産均等型)

正直もう少し選択肢はほしいところですが、3つとも人気の商品な上、初心者の人はたくさんあり過ぎても選ぶのが大変、という考え方から3つに厳選されているようです。

また、自動積立の設定をしておけば、毎月自動的に全ポイントを投資信託の積立にあてることもできます。このカードを使う場合は基本的に投資が目的だと思うので、基本的に自動積立を設定したほうが便利だと思います。

JACCSモール経由のお買い物で還元率1.00~12.50%

通常のポイント還元率は0.5%ですが、ジャックスが運営しているJACCSモール経由で通販のお買い物や旅行の予約をすると、最大で12.50%還元されます。

1.00~12.50%のうち、0.5%は松井証券ポイント、残りの0.5%~12.00%はJデポで還元されます。Jデポとは、ショッピングの利用金額からJデポ金額を差し引いて請求される値引きシステムです。

たとえばJACCSモールにて10%のショップでMASUI SECURITIES CARDでお買い物し場合、0.5%は松井証券ポイント、残りの9.5%は請求時に割引される、ということです。積極的に使っていけば、投資もできて値引きも多くなって二度おいしい感じです。

dポイントやAmazonギフト券とも交換可能。

松井証券ポイントはdポイントやAmazonギフト券との交換も可能です。どちらも1:1で交換することが可能です。が、MASUI SECURITIES CARDをせっかく利用するなら基本は投資目的だと思うので、dポイントやAmazonギフト券のためなら他のカードを選べばいいかと思います。

条件達成で年会費無料。

MASUI SECURITIES CARDの年会費は初年度無料、次年度以降は税込1,375円ですが、年間に1回以上のショッピング利用で次年度も無料になります。わかりやすくてハードルも低いので良心的です。

MASUI SECURITIES CARDの特徴:まとめ

ポイントで投資できる投資信託は少ないものの、ひふみeMAXISなど人気商品に厳選されているため、気軽にやってみる分には全然ありだと思います。

JACCSモール経由のお買い物で1.00~12.50%還元されるのはかなり大きいので、利用する店舗が多そうであれば、じゅうぶんにメインカードとして使う価値ありと感じます。

MASUI SECURITIES CARDを作るにはまず、松井証券の口座を作成することが先になります。松井証券は株式投資していく上ではおすすめの証券会社ですので、しっかり投資キャリアを積んでいきたい人にはおすすめです。
松井証券

証券会社の提携クレジットカードその2:マネックスカード

証券会社の提携クレジットカードその2:マネックスカード
マネックスカード

年会費初年度無料
年会費:税込550円
還元率1.0%
貯まるポイントマネックスポイント
ポイント交換先株式手数料
暗号資産
他社ポイント・マイルやグッズと交換
特典条件達成で次年度以降の年会費無料

証券会社の提携クレジットカード2枚目が、マネックス証券とアプラスが発行しているマネックスカードです。2021年に始まったばかりで、今後のサービス拡大やキャンペーンなど注目されています。

 特徴

  • ポイントは株式売買手数料の充当や仮想通貨と交換。
  • 他社ポイントやマイルなど交換先多数。
  • 条件達成で年会費無料。
  • 即日出金サービスが月5回まで実質無料。

ポイントは株式売買手数料の充当や仮想通貨と交換。

マネックスカードは直接ポイントで株や投資信託を購入することはできず、取引手数料に充当するのみとなります。ですが、コインチェック経由で仮想通貨と交換できるのもマネックスカードのマネックスポイントならでは。

乱高下している仮想通貨はなかなか現金では手を出しづらいので、ポイントで交換できるのはうれしいですし、仮想通貨デビューにもピッタリですね。

他社ポイントやマイルなど交換先多数。

マネックスポイントは他にも、dポイント、Amazonギフト券、Tポイント、Pontaポイント、nanaco、WAONポイントと1:1で交換できます。また、マイルにも交換は可能ですが、25%に下がってしまうためあまりおすすめしません。

条件達成で年会費無料。

マネックスカードもMASUI SECURITIES CARDと同様、年に1回以上のショッピング利用で次年度も年会費無料となります。

即日出金サービスが月5回まで実質無料。

マネックス証券の即時出金サービスは通常、手数料が税込330円かかりますが、マネックスカードをお持ちであれば、月に5回までの手数料が使用回数分だけキャッシュバックされるため、実質無料となります。

通常出金だと時間帯によって翌営業日、翌々営業日となってしまうので、急に出金する必要が出てきたときに即時出金サービスの無料があると安心です。

マネックスカードの特徴:まとめ

直接株や投資信託の購入はできないものの、仮想通貨と交換できるのはかなり魅力的です。ポイント交換先はさまざまですが、あえてマネックスカードで他社ポイントを貯めるメリットはないかと思います。

ぼくならポイントの使い道は仮想通貨一択です。あとは還元率が3%だった発行記念キャンペーンが21年10月で終わるので、そのあとにどんなキャンペーンがあるかどうか。新しいクレジットカードなのでぜひ期待したいところです。

マネックスカードを申し込むには、まずはマネックス証券の口座を開設する必要があります。
マネックス証券

証券会社発行ではないがクレジットカードその3:au PAYカード

証券会社発行ではないがクレジットカードその3:au PAYカード
au PAYカード

一般カードゴールドカード
年会費無料(注1)税込11,000円
還元率1%~
貯まるポイントPontaポイント
ポイント交換先投資信託の購入や請求額への充当など

注1:auの携帯電話やauひかりなどの契約がない、かつ、1年間カード利用がない場合は、年会費1,375円(税込)が発生します。逆にいえば、auの契約がない人でも年間1回以上の利用があれば無料です。

最後に紹介するのは、au PAYカードです。発行元は、厳密にはauカブコム証券ではなくKDDIです。特徴を紹介していきますが、基本的には楽天市場と楽天証券、そして楽天カードの一連のサービスをかなり意識した内容となっています。

 特徴

  • ポイントで投資信託を購入できる。
  • au PAY残高チャージ+コード支払いでポイントアップ。
  • au PAYマーケットでのお買い物で大幅ポイントアップ。
  • ゴールドカードは還元アップの要素多数。

ポイントで投資信託を購入できる。

Pontaポイントはauカブコム証券にて投資信託の購入に使うことが可能です。Pontaポイントを使いつつ、運用額に応じて毎月ポイントをもらうこともできます。

投資信託のファンドの詳細画面も初心者向けにわかりやすく設計されているので、投資、ポイント投資が初めての人にもおすすめです。

ポイントの使い道としては他にも、クレジットカードの支払いに充当できたり、au電話料金の支払いに充当、もしくはau PAY残高へのチャージも可能です。使い方は自由がきいてかなり便利です。

au PAY残高チャージ+コード支払いでポイントアップ。

通常の支払いでは還元率1%ですが、au PAYに残高チャージを行った上でコード支払いをすると、一般カードで1.5%、ゴールドカードで2.5%還元されます。

このあたりは完全に楽天Payを意識した感じにはなってますが、楽天はどのカードランクも一律1.5%のため、au PAYゴールドカードのほうが還元率は上回っています。

au PAYマーケットでのお買い物で大幅ポイントアップ。

au PAYカードはau PAYマーケットのポイント還元率を最大16%ゴールドカードは18%)に上げるお買い物特典プログラムの条件の1つになっており、支払いでau PAYカードを設定すると一般カードで6%、ゴールドカードで8%も還元率をあげることができます。

このあたりも楽天市場のSPUと似ていつつも、楽天一般カード2%プレミアカード以上で4%程度なので、au PAYカードに軍配が上がります。

また、au PAYマーケットのお買い物特典プログラムは楽天市場のSPUほど条件達成がむずかしくなく、au経済圏を利用している人なら比較的簡単に14~15%はいきます。

au PAYカードをメインカードにしつつau経済圏を生活の中心にすれば、使い方によっては楽天を上回るお得感を得れることも可能といえます。

ゴールドカードは還元アップの要素多数。

コード払いやau PAYマーケットの還元率アップ以外にも、ゴールドカードは様々な特典があります。

  • au携帯電話ご利用料金の最大11%をポイント還元
  • auでんき・都市ガス for au ご利用額の3%をポイント還元
  • auひかりのご利用料金を最大11%Pontaポイント還元
  • 国内主要空港+ハワイの空港ラウンジの利用が無料。
  • ホテル・旅館の宿泊プランの優待。
  • ショッピング保険、国内・海外旅行保険付帯。
  • レンタカー優待保険。

人によってはau携帯代金とでんき・都市ガスauでんき・都市ガス for au の還元だけで、年会費の元がとれてしまいそうですね。au携帯電話を利用している人なら、ゴールドカードはかなり熱いです。

au PAYカード:まとめ

カードの切り口から観ても、au経済圏の熱さがうかがえますね。ぼくはまだauの格安プランが登場する以前に、スマホを長年使用したau → 楽天に変えて、生活の軸を楽天経済圏にしてしまったので、au経済圏がここまで充実するなら悩んでいたかもしれません。

ただ、投資の部分にフォーカスすれば、楽天証券のほうが個人的に好みなので、なにを重視するかにもよりますね。ちなみにauカブコム証券前進がカブドットコム証券なので、きちんと歴史ある会社です。

あくまでも噂の範囲内ではありますが、auカブコム証券がクレカ積立を準備しているという話もあるので、au経済圏の熱はますます高まっていきそうです。

ちなみにauカブコム証券はポイントサイトのモッピーから新規口座開設した上で100円以上(別途手数料)取引すると、8500モッピーポイントがもらえます。JALマイルへの実質還元率80%の「JALドリームキャンペーン」の対象なので、かなりおすすめです。

まとめ:クレジットは自分の価値観や生活に合わせる。

クレジットは自分の価値観や生活に合わせる。
どれをメインカードにするか、クレジットカード選びはほんとに悩みます。

ポイント投資できるメジャーなクレジットカードでいえば、楽天カードは還元率がめちゃくちゃ高いですし、SBI証券のTポイントを使った投資などは、Tポイントは比較的集めやすいのもあります。

ポイントが分散してしまうと投資資金としては元手が減ってしまうので、できるだけ絞ったほうがいいとは思います。なので、基本的には自分の生活圏や、なにを重視したいかといった自分の価値観に合わせるといいと思います。