【株を始めるならETFから】おすすめの銘柄とその理由。
Stock, 株式投資,トレードのコツ, 投資信託, 楽天証券, 空売り
こんにちは、投資家・トレーダー・フリーランスエンジニアの祐です。
「株への投資を始めたいけど最初ってなにを買ったらいいの?」
という初心者向けに、ETFをおすすめする理由と、具体的な銘柄も紹介します。
近年はインデックス型の投資信託が流行っていますが、ETFは投資信託と個別銘柄の中間ととらえてもらうと、イメージしやすいかと思います。
「投資信託は持ってるけど、個別銘柄も買ってみたい!でも自信がない…」という人や「短期トレードに挑戦してみたい!」という人は、ETFからチャレンジしてみるのがいいでしょう。
念のため最初に断っておくと、今回紹介するETFの銘柄は、決してこれを買えば利益が出る!という意味で紹介しているわけではありません。(※銘柄助言しているわけではない点、ご留意ください。)
取引量や流動性の観点から選出しており、買って得するか損するか、タイミングや手法は別の話です。手法などについて知りたい場合は、僕のブログの他の記事をぜひ参考にしてご自身で研究していってください。
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この記事は誰におすすめ
- 個別銘柄を買ってみたいけど不安な人。
- 短期トレードに挑戦してみたい人。
- どの銘柄を買ったらいいかわからない人。
この記事の内容
【株を始めるならETFから】特徴や理由を理解しよう。
ETFのおすすめだけ知っても、どうすることもできません。まずはETFの特徴や「なんでETF?」という部分をしっかり理解しておきましょう。
ETFとは...
Exchange Traded Fundの略。上場投資信託のことを指します。投資信託のように、指数に連動するように運用されている商品ですが、いわゆる一般的な投資信託と違い、自分で証券会社のツールを使ったりなどして売買を行います。
ETFは株に限らず、RIETや商品市場(石油や金属類等々)など、幅広い銘柄があるのが特徴です。個別銘柄投資を行う上で成功する人と失敗する人の違いはどこにあるのか。その一つに“マクロを意識しているのかどうか”というものがあります。
たとえばなにか大きな悪材料があって、株式市場からお金が逃げいているような時期に株を買っても、株価は上がっていきづらいです。お金が逃げているということは、買う人が少ない→株価は上がっていかないわけですからね。
なので、ETFで株やその他の銘柄の価格を追いかけておくのは、世界全体のお金の流れを追いかけることにつながり、結果的に利益を得るにおいをかぎ分けられるようになるわけです。
ETFをおすすめする理由。
- 少額から投資を始められる。
- 投資信託よりも運用管理費用が安い。
- マクロを意識するようになる。
少額から投資を始められる。
最低単元が低いものが多いので、少額から購入することができる点は、ETFの大きなメリットといえるでしょう。国内株は通常100株単位での購入となるのですが、ETFは1株単位や10株単位のものが多いので、手軽に始めやすいです。
投資信託よりも運用管理費用が安い。
ETFは信託手数料が非上場の投資信託(いわゆる一般的に投資信託といわれているもの)よりも安く設定されているものが多いです。売買手数料に関しても、ETFは個別銘柄と同じ扱いなので投資信託よりも安く、ネット証券の格安の値段で取引できます。
マクロを意識するようになる。
すでに解説したとおり、個別株を購入する場合でも、マーケット全体の動きを把握するのはとても重要です。ETFは一つ一つの銘柄がそれぞれ指数と連動しているため、自然とマクロを意識することになります。
今、一体どこにお金が流れているのか、買い時や売り時を判断できるようになるためにも、さまざまな商品のETFの動きを追いかけることは自分の成長につながります。
株式投資はどのETFがおすすめ?
ETFはめちゃくちゃたくさんあります。その中でも、ひとまずこれを選んでおけばという基本的なものを紹介します。
基本の4つ。
- 1570:NEXT FUNDS 日経平均レバレッジ・インデックス連動型上場投信(愛称:NF日経レバETF)
- 1306:NEXT FUNDS TOPIX連動型上場投信(愛称:NF TOPIX ETF)
- 1571:NEXT FUNDS 日経平均インバース・インデックス連動型上場投信(愛称:NF日経インバETF)
- 1357:NEXT FUNDS 日経平均ダブルインバース・インデックス連動型上場投信(愛称:NF日経ダブルインバETF)
楽天証券の人におすすめ。
- 1458:楽天ETF-日経レバレッジ指数連動型(愛称:楽天225ダブルブル)
- 1459:楽天ETF-日経ダブルインバース指数連動型(愛称:楽天225ダブルベア)
新興市場と連動したETF。
- 2516:東証マザーズETF
基本の4つの違いを理解することが大事。
NF TOPIX ETF(1306)に関しては、TOPIX指数と連動するものなので、わかりやすいですが、他の3つは違いを理解して使い分けることで、自分の可能性を広げることができます。
NF日経レバETF(1570)・NF日経インバETF(1571)・NF日経ダブルインバETF(1357)の3つは、日経平均との連動の仕方に違いがあります。通常の日経平均の動きを+1として考えた場合、NF日経レバETF(1570)は+2、NF日経インバETF(1571)は-1、NF日経ダブルインバETF(1357)は-2で相関していきます。
要するに、日経平均が動くと、NF日経レバETF(1570)は日経平均の約2倍動きますし、NF日経インバETF(1571)は日経平均とは反対へ、NF日経ダブルインバETF(1357)は約2倍反対へ動きます。
なので、たとえば日経平均が下げている時にNF日経インバETFを買えば、普段は空売りをしない人でも下降相場で利益をとっていくことが可能となります。
一つ選ぶならまずはコレ。
「あまり同時に複数の銘柄を観る余裕はまだない」という人に一つ勧めるとすれば、NF日経レバETF(1570)です。理由は大きく2つ。
- 取引量が断トツ。
- 1株単位で取引が可能。
数あるETFの中でもNF日経レバETF(1570)は取引されている量(売買出来高)が断トツです。売買出来高が少ない銘柄は買いたい人が少ない表れなので、株価が下げたときに買い手がいない、というリスクになるため避けるべきです。
それこそETFの売買出来高は低いものから高いものまでピンキリですので、断トツで高いNF日経レバETF(1570)なら「買い手がいない」という懸念はありません。
ただ、売買出来高だけで選んでしまうと、中には株価が全然動かない銘柄もあるため、利益をしっかりとっていきたいなら値動きも観るようにしてください。
短期トレーダー(空売り)の練習もできる。
NF日経インバETF(1571)やNF日経ダブルインバETF(1357)は実際の相場が下げている時こそ値を上げる、という特徴をもっているため、下降相場でも買いで利益を出すことが可能です。
将来的にスイングトレードやデイトレをやりたいと考えている人は、まずはこの2銘柄を買いで利益を出していく練習をするのがおすすめです。
「なんで直接、空売りを練習しないの?」と思うかもしれませんが、信用売り(空売り)は誰でもできるわけではありません。信用売りを始めるためには信用取引口座を開設していなければならず、株や投資を始めたばかりの人は信用取引口座を開設することができないからです。
信用取引口座を開設できるまでは、株価暴落に備えてNF日経インバETF(1571)やNF日経ダブルインバETF(1357)で練習しておくといいでしょう。
楽天証券の人は売買手数料無料の楽天ETF。
楽天ETFの2種類は、楽天証券で取引すれば売買手数料が無料です。NF日経レバETFやNF日経ダブルインバETFと連動した動きをするのでその2つを取引したい人は、楽天証券なのであれば楽天ETFがおすすめです。
ETFに限らず、楽天証券はもともと株の取引手数料が安いので、証券会社選びで迷っている人は楽天証券にしておいて損はないかと思います。
相場に元気がないときは新興市場もあり。
新興市場は乱高下が激しく下手に手を出すと大ケガするリスクもあるので、やらないならやらないで全然いいと思います。
ただ、日経平均やTOPIXに動きがなくてつまらないなぁ、という時は新興市場にお金が流れがちなので、余裕がある人は東証マザーズETF(2516)を追いかけておくのもありです。
ただ、あまり長く持ちすぎるとやはりケガはしやすいと思うので、短めに切り上げるのがおすすめです。
ETFの銘柄検索を実際の画面で紹介。
では楽天証券のマーケットスピード2を使って、ETFを実際に検索してみようと思います。
ちなみに楽天証券のメインツールとなるマーケットスピード2の詳しい使い方についてはマーケットスピード2の使い方【株の初心者におすすめな理由】画像付を参照してください。
マーケットスピード2の使い方【株の初心者におすすめな理由】画像付
楽天証券の看板的ツールであるマーケットスピード2のおすすめの使い方を、実際の画像を元に解説します。高機能ツールであるマーケットスピード2を初心者が使いこなすための、銘柄選択~取引までの手順を画像付きで解説します。そのままマネしてOKです。
銘柄追加の【銘柄名・コード】のところでetfと入力してみました。
この時で約260ほどの銘柄が出てきました。すでに紹介したとおり、国内株以外にも海外のETFや金属などのコモディティ、不動産投資のREITなどもたくさん出てきます。
ぜひこの中から気になったものをピックアップして、チャートを観てみてください。
ETFを選ぶ上で見るポイント。
- ファンドの中身をチェック
- 運用手数料をチェック。
- 売買出来高をチェック。
ETFの投資先の概要や運用手数料に関しては、証券会社のページでチェックするといいでしょう。楽天証券の場合は、下記の画像のような感じです。
また、前述のとおり、ETFに限らず銘柄を選ぶ際の大きなポイントとなるのが、売買出来高です。
目安としては、しっかり安定したものを選ぶなら一日の売買出来高が100万以上のものに絞りましょう。
慣れてきて、「もう少し幅を広げたいな」という人は、80万、50万、30万と少しずつ範囲を広げていくといいと思います。30万だとかなり売買板はスカスカな感じも出てくるので、無理する必要はないと思います。
マクロをチェックするならCFDもあり!
海外株式の指数やコモディティ市場を日々チェックするならCFDもおすすめです。
CFDチャートは株式投資でも使うことがおすすめの理由
よくCMで流れているCFD、「自分は株しかやらないし関係ないかな?」って思ってませんか?CFDのチャートやツールは株式投資でも役立ちます。CFD口座を持つことによって得られる情報はとても多く、視野も広がるため、投資家は口座を持っていて損はないと思います。
マーケットスピード2の使い方【株の初心者におすすめな理由】画像付
楽天証券の看板的ツールであるマーケットスピード2のおすすめの使い方を、実際の画像を元に解説します。高機能ツールであるマーケットスピード2を初心者が使いこなすための、銘柄選択~取引までの手順を画像付きで解説します。そのままマネしてOKです。