夢の配当金生活で失敗してしまう原因4つ、改善するポイント5つ

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こんにちは、投資家・トレーダーの祐です。

「配当金生活って憧れるけど。失敗したらヤダなぁ...

もしくは、現状損失が出てるようでなんとなく実感がない、という人向け。
配当金生活を目指して失敗しかけている人の原因と、失敗しないためのポイントについて解説します。

不労所得は一見ハードルが高そうですが、誰でも始めることはできます。その額がほんのわずかだったとしても全然気持ちは変わりますし、ガラリと人生が変わります。

ですが、しっかり注意点をおさえておかないと、大事な資産が減ってしまうし、せっかくの投資へのモチベーションが台無しです。そうならないためにも、幸せで明るくまぶしい配当金生活を目指して、失敗しないポイントをおさえてえいきましょう。

この記事は誰におすすめ

  • これから配当金投資を始める人。
  • 配当金投資で失敗しかけている人。
  • 配当金投資とインデックス投資で迷ってる人。

 この記事の内容

今回、初心者向けの入口の話であり、概要的な内容となってます。「もっと具体的に買い方を知りたい!」という人は、まずは安全にポイント投資で始めることができるネオモバがおすすめです。SBIネオモバイル証券の特徴や口座開設方法を現役トレーダーが解説をご覧ください。

夢の配当金生活で失敗してしまう原因4つ。

夢の配当金生活で失敗してしまう原因4つ。
せっかく配当金生活を目指して投資を始めてみたけれど、「なんだか損してる気がする。」とか、実際に損失が出てしまった人もいます。その原因を知っておくことで、自分の投資に同じことが起きないようにしておきましょう。

すぐに結果を求めてしまう。

配当金生活を目指して失敗してしまう人によくあるのが、短期的に大きな成果を求めてしまうといった失敗です。配当金生活に良いイメージばかりが先行してしまっていて、

実際の配当金の額にがっかりしてしまう → 無茶な投資に走る

といったような流れで失敗していきます。配当金投資はうまくいって3%~5%ぐらいの利回りなので、配当金で生活することを考えると、元手はざっくり計算して1億円必要になる計算です。決して短期的に積み上げていける額ではないことを、しっかりと認識しておきましょう。

配当利回りしか見ていない。

「配当金の高いものを選ぶには、配当利回りランキングだ!」といって、配当利回りの高さだけを重視すると、最終的に損失につながる原因になります。

配当利回りが上昇する理由として、単純に株価が下って割安になっている場合の他にも、業績が悪化しているパターンなどもありえます。なので、銘柄を絞る入口として配当利回りのランキングを利用したなら、そのあとの分析をしっかりと行っていく必要があります。

投資信託の特別分配金に注意!

投資信託の場合は、分配金の内容に注意を払っておく必要があります。分配金には、2種類あります。

  • 普通分配金 → 運用によって得られた利益(元本を上回った額。)
  • 特別分配金 → 元本から戻していく。(利益ではない。)

運用によって得られる利益は、当然ながら運用する額が下がれば下がるほど減っていきます。ということは、特別分配金の場合、どんどんマイナスになっていくわけで、かつそこから信託手数料もとられていきます。

現在、分配型の投資信託で資産運用していて証券会社に任せっきり、という人は、一度確認してみることをおすすめします。(もっと詳しく知りたい人は、1000万分の投資信託で月3万分配のワナ【僕がお勧めしない理由】をご覧ください。)

インデックス投資と混同している。

投資初心者の人にありがちなのが、インデックス投資とゴッチャになってしまっていること。

「インデックス投資につっこんでおけば安心っていうよね!」

といって、配当金投資するはずがいつの間にかキャピタルゲインを求めてしまっていたり、配当金のでない投資信託やETFを買ってしまうことで、うまくいかなくなるということもあります。

インデックス投資は日経平均やNYダウ、S&P500に採用されている銘柄を幅広く投資することで、それぞれの指数に連動して値が動いていく商品です。

市場が拡大し続ける限り、どんどん価格も上がっていく、たとえばS&P500が過去30年ずっと右肩上がりだったからこそ、S&P500に連動した商品を買っておけば何十倍にもなった、という話です。

一方で高配当投資していく場合の商品選びは、基本は個別株,初心者であればETFとなるわけですが、指数連動とは銘柄の顔ぶれは変わってきます。

S&P500の指数で考えた場合、S&P500の株高を支えているのはGAFAMなわけですが、たとえばAMAZONは無配当ですし、Appleも配当利回りはめちゃくちゃ低いです。

こういったように、成長株と高配当株は顔ぶれが違ってくるため、自分がどんな投資をしたいのかを見失わないことや、なにを買えば自分のしたい投資ができるのかを、しっかり調べておく必要があります。

配当金生活で失敗しないためのポイント5つ。

配当金生活で失敗しないためのポイント5つ。
失敗する行動をしないようにしつつ、逆にどう行動することを意識して銘柄を選んだり資産を形成していくか、ベースとなる考え方を紹介します。

景気や業種・企業業績の分析が定期的に必要。

失敗しない配当金生活を目指すのにもっとも大事なことは、保持している銘柄の配当金が減配・もしくは無配当、最悪の場合には倒産といったことにならないよう、定期的に業種や企業業績を確認して、時にはポジションを調整していくことが必要になります。

前述のとおり、配当利回りでしぼったあとに、健全に運営されているかをしっかりと見ていく必要があります。そのためには、簿記や証券分析の知識が必要ですし、会社四季報を読めるようになることも必要です。

ただ、たとえ簿記の知識がなくても、今は財務諸表をわかりやすく解説してくれている本もたくさん出ているので、それらを読んでいって力をつけていけば問題ないです。

高配当狙うなら選ぶはバリュー株。

失敗しない配当金生活を目指すなら、ねらうはグロース株ではなくバリュー株です。「グロース株のほうが大儲けできそうじゃない?」という人は、自分がどんな投資をしたいのか再確認してください。

キャピタルゲインをねらっていくならもちろん問題ないですが、高配当株をねらうのなら、冷静に考えてみましょう。もちろん、配当金がもらえる上に、最終的に差益もえることができればバンバンザイです。

だからこそ高配当かつ経営が安定していて割安の銘柄を探していきます。グロース株は経営が安定しないので、配当金がもらえるとはいえ減配・無配のリスクもあります。

「次のGAFAMを探すぞ!」という人は、自分がなにを優先していきたいのかを定期的に整理して、考え方がブレないようにしてください。

とにかく再投資に回す。

せっかくもらった配当金なので「なにに使おう!ウキウキ!」という気持ちはわかりますが、将来的に大きな額を目指すのであれば、再投資に回すようにしましょう。

運用する元手資金が増えていけば、配当金も増えていく、いわゆる雪だるま式の状態を作れます。目指すゴールは人それぞれですが、不労所得生活を目指すなら、迷わず再投資に回しましょう。

副業で元手資金を増やす。

そもそも配当金や不動産などによる不労所得生活をしている富裕層は、最初から株や不動産だけで地位を築いたわけではありません。株であろうが不動産であろうが、大きな不労所得を得るには大きな元本が必要です。

そう、富裕層たちは、そもそも独自の事業などで大きな資金を作ったのちに、株や不動産に資金を投入しています。

なので、現状は給与所得しかない、とい人は、株への投資や高配当株について勉強することももちろんいいことではありますが、それよりもまずは元手資金を増やすことを考えることから始めましょう。

副業については起業(副業)に必要なもの「知識」「行動」「マインド」のまとめです。で個人事業主になるまでの流れを解説しているので参照してみてください。

自分の性格と投資スタンスを寄せていく。

配当金生活を目指した投資で失敗したくないのであれば、まずはどんな投資をしていきたいのか、投資スタンスを明確にすること、そのためには自分の性格・生活スタイルを知ることが必要になります。

短期的な差益をねらって投資・トレードしていきたいのか、長期でのんびり運用していきたいのか。どれぐらい損失を出しても問題ないのか、それは“性格”と“生活”のどちらのことなのか、自分のことをしっかりと把握する必要があります。

「10万円は損失を出しても問題なし!」というのが、生活的には問題なくても、感情がついてきてない場合、運用はうまくいきません。変なところで手放してしまって思わぬ損失をかぶってしまいかねません。

逆に、感情は座っているが、資金に問題がある場合は本末転倒です。長期投資はギャンブルとは真逆の立ち位置であるため、そういう人の場合はお金について学ぶことや、元手資金を作ることを優先して学んでいくことをおすすめします。

自分の性格に合った投資スタンスを選ぶのか、それとも理想の投資スタンスがとれるよう、感情のコントロールを学んだり、大きな資金を作る努力をするのか。自分の強みと弱みをどちらに寄せて解決するのかはその人次第となるわけです。

高配当とインデックス投資、どっちがおすすめ?

高配当とインデックス投資、どっちがおすすめ?
前述のとおり、目的や生活スタイル・投資スタイルによって変わってきます。

 インデックス投資のメリット・デメリット。

  • メリット
    ・相場によっては資金が何倍にも膨れ上がる。
    ・資産が大きくなっていくことに喜びを感じる人向け。
    ・企業分析など不要。買ったら基本は放置。
  • デメリット
    ・売り時(出口の設定)がむずかしい。
    ・お金が必要になったときに相場が下がっている可能性も。

 高配当株投資のメリット・デメリット。

  • メリット
    ・額が大きくなれば不労所得生活が可能。
    ・少しずつ定期的に入るお金に喜びを感じる人向け。
    ・企業業績が傾かない限りは半永久的に売る必要なし。
  • デメリット
    ・自分で企業分析を行う必要あり。
    ・元手が大きくならないと利益も少額。

基本的にはどちらも長期投資になるので、短期的な株価の下げや多少の暴落ぐらいでは影響を受けません。そして、どちらも過去30年の運用成績が良いのは日本株よりも米国株です。

日本株は30年かけてやっとバブルの水準に戻った、というだけで、30年も右方上がりで高配当なのは米国株ですからね。もし、いきなり実際のお金で始めるのが不安だ、という人は、ポイントで始めることができる証券会社を選んでみてください。

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