デイトレで日足はどこを見るべき?【初心者でもわかる見方・使い方】

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こんにちは、投資家・トレーダーの祐です。

デイトレって日足は観る必要があるの?

という、株やFXでデイトレ挑戦中の人や、デイトレ始めたいと思っている人向け。
デイトレにおける日足の使い方、日足を使うことの重要性について解説します。

日足の流れをつかむことデイトレの勝敗を左右します。現状デイトレで損失が出てしまっている人は、日足の分析から始めてみてはいかがでしょうか。

この記事は誰におすすめ

  • デイトレで成果が出ていない人。
  • デイトレで日足を気にしたことがない人。
  • これからデイトレを始める人。

 この記事の内容

デイトレで日足を使う【トレンド編】

デイトレで日足を使う【トレンド編】
まずはトレンド単位で日足を見ていきます。

デイトレで損失が出てしまっている人の問題点として、トレンドをつかまえられず、「買いだ!」「いや、やっぱり売りだ!」とどっちつかずの状態で手数だけ増えてしまい、損失がどんどん積み上がっていくことがあります。

もし思いあたる節がある人は、まずは日足でトレンドをとらえる練習をしてください。

戦略の基本は日足から。

買いか売りか、FXでいえばBidかAskか、という判断のベース材料となるのは、日足のトレンドです。

買い売り
上昇トレンド順張り逆張り
下降トレンド逆張り順張り

デイトレもスイングも、王道は順張り。

ベースとなるスタンダードな戦略は順張りとなります。上昇トレンド中であれば買い下降トレンド中であれば売り、といった選択が適正です。

株はより多くの人が買えば上昇トレンドとなり、株価の上昇を見た個人投資家たちは、少しでも押し目があれば買おうと思っています。なので、利益確定の売りが出て、日足で押し目ができれば、また買われます。

買われる → 利益確定の押し目 → また買われる

この流れを理解していれば、分足単位でも考え方は同じです。基本的には多くの投資家は買いを狙っているわけですから、順張りの買いがデイトレにおいてもメイン戦略となります。

反対に、下降相場でも同様のことがいえます。“空売り勢”と“買い勢のロスカット”によって株価は下げており、空売り勢の利益確定のための買い戻しや買い勢の拾い買いにより、一時的に株価は戻る、そこでまた買い勢のロスカットが入る、といった流れがあります。

売られる → 利確の買いや拾い買い → また売られる

この流れの場合、日足でも分足でも、メイン戦略は売りです。

逆張りはNG?

「逆張りはリスクが高いからダメなの?」という疑問もあるかもしれません。安全に運用していきたいなら、メインは順張りというのがスタンダードです。が、逆張り戦略はここぞという時に威力を発揮します。とはいえ、注意点はあります。

  • リスクが高いことを認識する。
  • 逆張りしていることを自覚する。

当たり前のことのようですが、これらを自覚しているかどうかで大きな違いがあります。なぜなら、リスクの大きさと取り方が変わってくるからです。

「逆張りしている」という意識がないと、不用意にリスクをとってしまい、大きな損失をかぶってしまう可能性もあります。そして、逆張りのリスクを回避するためのコツも紹介しておきます。

  • 損切り(ロスカット)はきっちり。
  • 利確は順張りよりも早めに。

ロスカットを守ることに関しては、逆張りに限らずの話となりますが、本来のトレンドに戻ってしまった場合の損失が大きくなってしまうため、順張りに比べて逆張りはより一層、気を配っておく必要があります。

利確に関しても逆張りを狙っていくタイミングは、上昇トレンドであれば押し目、下降トレンドであれば空売りの買い戻しによる一時的な株価の戻りに過ぎないため、上昇・下降どちらのトレンドにせよ順張りよりも期間は短めです。

なのでポジションを引っ張りすぎると、株価は元のトレンドに戻ろうとしてしまうため、逆張りの際は短めに手じまうことを意識して取引してください。

  逆張りが効果的なのはどっち?

逆張りは上昇トレンドと下降トレンドのどちらがより有効か、という話ですが、結論、逆張りが有効なのは下降トレンドです。なぜなら、すでに解説したとおり、ほとんどの個人投資家は、買い目線で相場を見ているからです。

  • 上昇トレンド:押し目があったら欲しい。
  • 下降トレンド:割安になったら欲しい。

なので、下降トレンド中の逆張りの買いはタイミングさえ合えば有効であり、反対に、上昇トレンド中の空売りリスクが大きいといえます。

そもそも逆張りは、「さすがにそろそろ下げるじゃない?」とか、「そろそろ下げ止まりするんじゃない?」といった、根拠よりも感情による勝手な推測に左右されてポジション取りし、結果としてやはり本来のトレンドに戻ることで損失してしまうことが多いです。

なので、いかに感情に流されずにチャートなどの事実と根拠で取引するか、といったことも意識するといいでしょう。

一番NGなのは?

デイトレもスイングも共通している、一番失敗につながりやすい要因は、持ち合っている銘柄に手を出してしまうことです。トレンドが出ていないものに手を出しても、いわゆる“ゼロサムゲーム”になってしまいがちです。

高値と安値のパーテーションで売買を繰り返す「レンジ間取引」を狙う手法もありますが、初心者は避けたほうが無難です。それよりも、はっきりとトレンドが出ているものをねらっていくほうが、ストレスも少なく、失敗のリスクも防げます。

日足のまとめ。

  • 基本は順張り。
  • 逆張りは下降トレンドの方が有効。
  • 持ち合いには手を出さない。
  • 感情で逆張りしない。

デイトレで日足を使う【ローソク足編】

デイトレで日足を使う【ローソク足編】
トレンド単位で大きな流れをつかんだら、次はローソク足単位まで目線をおとしていきます。ここからはデイトレにおいての、具体的に仕掛けるタイミングの話です。

日足と移動平均線を使う。

これはまさにスイングトレードの手法です。デイトレでなぜこの、日足と移動平均線の重なったところを狙うのか。それは、多くの投資家やトレーダー(特にプロ)がこのタイミングを狙っているからです。

上昇トレンド中の75日移動平均線と重なるところは、多くの人が買いを狙っているポイントであるからこそ、買い戦略の方が精度は高まります。

日足の株価チャート

日足と前日の終値・高値・安値を使う。

これもデイトレの定番のタイミングです。上昇相場中の銘柄で、前日の終値や高値を超えていくところを買いで狙う、もしくは下降相場中の銘柄の前日の終値か安値を超えるところを売りでねらっていく、というものです。

日足の株価チャート

どちらも共通していること。

それは、買い・売りのどちらにおいても、その方向性が明確な点です。基本的には順張りで狙っていくことが基本です。日足と移動平均線の重なりを狙おうが、前日の日足を超えるところをねらおうが、軸は順張りなのです。

そして、逆張りになってしまうようなら、順張りができる銘柄(もしくは通貨ペア)を探していけばいいというだけの話です。無理してリスクを負って逆張り戦略をとる必要はありません。

買いと売りが両方できる環境というのは、強みである一方で、それがリスクとなることを、デイトレで負け越している人なら理解できるはずです。

なのでまずは、大きなトレンドからトップダウンしていくことで、ながれをとらえていけるように相場を見ていってください。

トレンド単位 → 日足単位 → 分足単位

日足だけでも分足だけでもダメ!だからデイトレは難しい。

日足だけでも分足だけでもダメ!だからデイトレは難しい。
デイトレの分足テクニックは、実にたくさんの手法があります。日足を理解した上で、分足を使っていかなければいけません。

スイングの上にデイトレあり。

ここまでの解説をお読みいただけていればおわかりかと思いますが、デイトレでの戦略の選び方やポジション取りをするポイントは、スイングトレードとほとんど同じです。

ですが違う点は、デイトレの場合、さらにこの上に分足の知識やノウハウも使っていく必要があります。

デイトレはスイングトレードに比べて、考えることもやることも多い。だから、デイトレは一番難易度が高いんです。

株もFXも未経験の人が、いきなり「デイトレできそう。」といって始めてしまった人は、一度立ち止まってもらって、順番に勉強していっていただくことをおすすめいたします。

メンタルコントロールの鍛錬が大事。

投資・トレードにおいてもっとも大事なのが、ポジションを保持・管理していく上で、しっかりと自分のメンタルをケアしていくことです。

長期投資やスイングトレードにおいて必要なことはもちろん、デイトレはより一層の注意を払う必要があります。

一日の中で何度も取引を繰り返していくデイトレは、他の投資・トレードスタンスと比べて、チャートを見る回数・売買の判断をする回数が多くなり、その都度、揺れ動く感情との戦いになります。

いかに感情を切り離しての判断・行動ができるか、それが結果的に適正なポジションの保持へとつながります。

現状で損失が出ている人は“利益が小さく、損失が大きい”状態にたってしまっているわけですから、“利益を伸ばし、損失は最小限にする”状態にもっていけるよう、デイトレ中は感情のコントロールをこころがけてください。

株のデイトレで、やりやすいおすすめは?

結論、マザーズなどの新興市場銘柄です。デイトレの銘柄選びは、1日の出来高が多いものが適しています。新興市場はそれでいうと、出来高は東証一部に比べ、圧倒的に少ないです。

一方で、その中でも上昇率ランキング・出来高ランキングの両方に顔を連ねる旬で人気の銘柄が、一日に1つか2つはほぼ確実にあります。

そういった新興市場で爆上げ中の人気銘柄は、個人投資家が寄ってたかって買いに走っているので、買いの一方向でねらっていくのにちょうどよく、成果も出やすいです。

その代わり、売りが出始めたときは一斉にみんなが逃げていくので、引き際に注意してください。

まとめ:デイトレの前にスイングを。

まずはスイングトレードを勉強し、日足でトレンドを読み解けるようになりましょう。日足でしっかりとチャートを見ることができるなら、デイトレでもチャート理論やテクニカル指標の使い方は通用します。

デイトレでも 日足 → 分足 の順番にローソク足を見ていく習慣をつけるようにしてください。

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