株のデイトレで勝てない人の駆け込み寺【赤字脱却の対策はコレ!】
Stock, 株式投資,トレードのコツ, デイトレ, メンタル, 損失,リスク対策
こんにちは、投資家・トレーダーの祐です。
「株のデイトレで勝てない!これじゃあ大損だぁ。もう逃げ出したい!」
という、デイトレで勝てないことから損失が積み重なって困っている人向け。
株のデイトレで勝てない原因、そしてそこから脱却するための対策について解説していきます。
“株で勝てない”=“お金がなくなる”ということなので、この記事を読んでくださっている人は、すでにかなりメンタルがやられていることとお察しします。
私も実際に初心者の頃、「デイトレで食べていけるんじゃね?」と本を数冊読んだだけで株をやり始めて、勝てないどころか結果的に大損。そこから苦労と努力の末に黒字化できました。
黒字化に向けて必要になってくるのは、概念的には下記のようなイメージです。
- 失敗する行動を認識して減らす。
- 成功する行動を認識して増やす。
- 定期的にやり方を見直す。
当たり前のような話ですが、逆に言えば株も他のビジネスやスポーツなどと同様に対処していけば結果は改善していくということです。一つ一つしっかりと受け入れて、改善をしていくことをおすすめします。
この記事は誰におすすめ
- 株のデイトレで勝てない人。
- 株で損失が続いている人。
- これから株を始める人。
この記事の内容
株のデイトレで勝てない原因は?
まずはデイトレで勝てない原因を自覚し、受け入れていくことから始めましょう。
「デイトレはなんだか勝てそう。」は本当にそう?
株を始めるにあたってデイトレからスタートする人は、「デイトレならすぐに損切りできるからリスクも少なそうだよね?」といって始める人が多いのではないかと思います。
少しやってみると、トータルでは損失が出ているにも関わらず、たまに大きく勝てる取引があることから、「取り返せるのでは?」と錯覚してしまいがちです。
でも実際は勝てない現実があります。それはそもそも、「デイトレはなんだか勝てそう」という根底が間違っているのです。株の投資・トレードを大きくわけると主に3種類となります。
- 長期投資
- スイングトレード(短期~中期)
- デイトレード(超短期)
実はこの中で、もっとも難易度が高いのがデイトレです。目の前で動く分足を追いながら、繰返し決断を迫られることから、デイトレはなかなかにメンタルがやられまし、プロのトレーダーでもデイトレをやる人は多くないです。
かつ、もっと言えば、デイトレが難しいかどうか以前の話として、投資・トレードで勝つこと自体が大変なことだというのを理解してください。
プロの投資家・トレーダーが高機能PCや一般人が知りえない情報を使って取引しているところに入っていくわけなので、簡単なはずないことはイメージがつくと思います。
「個人投資家は9割以上が負け組」とも言われているとこから、まずはデイトレに限らず、投資やトレードで利益を上げていくのは簡単ではないということを理解することから始めましょう。
森を見ず木ばかり見ている。
株のデイトレで勝てない人の原因で多いのが、直近の動きに振り回されてわけがわからなくなってしまうパターンです。
損失が出てしまった時に、「やっぱり売りか!」「いや、ここは買いだ!」など方向感がつかめておらず、むやみやたらと取り返そうとしてしまうのです。
そうなってしまう要因としては、トレンドをつかむことがイマイチできていないことや、感情が制御できていないことがあげられます。
デイトレに限らず株で勝てていない人はこれにはまってしまっている可能性が高いので、思い当たる節がないか振り返ってみてください。
感情のコントロールができていない。
株で勝てない人の一番の根本原因がここにあります。デイトレは特にといってもいいかもしれません。
「デイトレはリスクが少なそう」と思ってる人は、日をまたいで株を持ち越すことに恐怖感をもっていることから、すでにその時点で感情に負けてしまっている可能性もあります。
感情を切り離して、機械的に取引ができるか、トレードのルールを守れるかが成績に直結してくるので、感情のコントロールは株を取引する上で確実に必要です。
これも冒頭の“何事にも共通”の部分であり、スポーツであろうがビジネスであろうが、感情のコントロールを失ったほうが失敗することはいうまでもありません。
「株は簡単なわけでは決してないし、難しいと思い過ぎるのもダメ!一つ一つ学んでいくことが大事なんだ!」
「株のデイトレで勝てない」から脱却するための対策。
まずは中長期のトレンドをつかむこと。
株のデイトレで勝てない大きな原因の1つである、直近の動きに振り回されてしまうことを防ぐためには、まずは中長期のトレンドをつかめるようになりましょう。
現在の相場が上昇トレンドなのか、それとも下降トレンドなのか、というトレンドを把握した上で初めて、そもそも今が買いと売りのどちらなのかを判断することが可能になります。
トレンドとは反対の向きに売買しても、もちろん利益は取りにくいですし、損失が出やすいです。であれば、たとえデイトレだとしても、しっかりとトレンドを把握した上で、買いと売りのどちらなのかを判断できるようになりましょう。
資金管理の徹底。
ビジネスとしての投資・トレードと、ギャンブルとしての投資・トレードを分ける要素がまさに、“資金管理”です。資金を守りながらどれぐらいのリスクを負って、どれぐらいの利益を取りに行くのか適正に判断していく必要があります。
個人投資家が負けてしまう主な原因としては、利益幅が小さく損失幅が大きい取引を繰り返してしまうことがいえます。また、分散投資がうまくできていないともいえます。
特にデイトレは取引の回数が多い上に、銘柄を分けての取引もなかなか難しいものがあります。例えば利益確定と損切りの幅を同じに設定した場合、勝率が5割以下であれば赤字確定です。なので、利確と損切り、勝率のバランスがとても重要なのがわかると思います。
現状、デイトレで勝てていない初心者が取り入れやすいルールを1つ紹介すると、一日ごとにトータルの損失の限度額を決めておくのがお勧めです。
「損失額がマ限度額に達してしまったらもうその日は取引しない」などのルールを決めることで、命とも言える資金を守っていきます。ここではルールを守るということが必要になってきます。そのためには感情のコントロールを学んでいく必要があります。
やらない期間に慣れること。
株のデイトレで勝てない人は、「取り返したい」と言う気持ちや焦りから、どんどん取引を繰り返してしまいます。
「動いたときに取り逃したくない」「次こそ動くのではないか」と言う気持ちが湧いてきてしまい、ポジションをとっていないと落ち着かない、歯止めが効かない状態になってしまっているわけです。
例えば「次こそは」を繰り返して、5回の取引で50,000円を損した人が、6回目で取り返せるはずがないのは冷静に考えればわかります。ですが感情のコントロールができていない人は、どんどん取引を繰り返してしまい、損失は積み重なっていきます。
ここでもやはり、資金管理のところで紹介した方法が役に立ちます。“損失の限度額に達したらその日は休む”を徹底し、クールダウンしながら取引を振り返る、研究に時間を使うようにしましょう。
その時のポイントとしては、感情を振り返ることも忘れずに行いましょう。それによって感情のコントロールがしやすくなります。
「株のデイトレで勝てない」から脱却するには、取引をしている時もしていない時も平常心でいられるよう、努力していくことが必要になります。
株のデイトレで勝てない人は何を鍛えていくべき?
日々何を意識していくべきか、これだけは抑えたい、いやむしろこれが全てとも言える3つを紹介します。
感情のコントロール。
ここまで読んでくださった人は、株で勝てないことと感情のコントロールがいかに影響しているか、お分かりいただけてるかと思います。
株を保有することへの怖さからデイトレをやっていたり、株で勝てない怒りでどんどん損失が積み上がっていってしまう点は、感情からもろに影響を受けています。
まずは感情のコントロールを学んだ上で、株への恐怖や怒りを拭い去りましょう。そして気持ちをリセットした上で改めて、長期投資・スイングトレード・デイトレのどれを選ぶのか検討してみましょう。
再度お伝えしますが、デイトレは難易度が高いです。あまりお勧めはしません。
積極的に管理しつつ大きな利益を得たいのであればスイングトレード、年率数%で構わないのでとにかく手間をかけたくない、10年単位でのんびりと保持していきたい人は長期投資、と言うのが無難な選択です。
自分のメンタルに合った取引をすると同時に、自分のメンタルのコントロール術も習得していく、と言う努力を日々していきましょう。
ルールの強化。
株で勝てない人はまずは感情のコントロールを学ぶこと。それは結果的に、トレードルールを徹底して守る、と言うことにつながってきます。
例えばある取引で損失が出たときに、その原因は単純に銘柄選択ミスか、それともルールを守らなかったからなのか、このどちらかによって全く意味は変わってきます。
単純な銘柄選択ミスであれば、利確と損切り、勝率のバランスが正しければ、自然と利益は出てきます。
もしルールを守らなかったことが原因で損失が出ているのであれば、それは感情のコントロールができていない証拠であるため、利確と損切りのバランスはいずれ狂いだします。
だんだんと“利益幅は小さい”“損切り幅が大きい”取引に変わっていってしまうのです。デイトレに限らず株で正しく利益を出していきたければ、トレードルールを守ること、そのためには感情のコントロールをしていく事がとても重要です。
チャートやテクニカルについての研究。
株のスイングトレードやデイトレで勝ちたいのであれば、株価チャートやテクニカル指標について詳しく学んでいく事は確実に必要です。加えてもし長期投資をしたいのであれば、ファンダメンタルズについて学ぶことも必要になってきます。
そして、チャート理論やファンダメンタルズのどちらを学ぶにしても、正しい知識が必要です。本を数冊読んだ位では厳しいのが事実です。積極的にセミナーに参加するようにしましょう。できれば有料セミナーがお勧めです。
というのも、本当に利益の出る情報など、なかなか無料で手に入るものではありません。お金をかけたくないからといって独学で投資やトレードをして損失が出るのであれば、最初から学費と思って有料のセミナーに行ったほうが、正直早いです。
株の有料セミナーは大抵のものが数十万円してしまいますが、独学でトレードした場合、それぐらいの損失は案外早く出てしまいますし、数十万円で生涯役に立つ知識が得られるのであれば安いと思えます。
私は、トータルで100万円ほどセミナー代をかけてきましたが、セミナーで学んだノウハウの領域まで独学でたどり着けたかどうかと問われると、間違いなく不可能であると答えます。
もちろんどこの業界にも、独学で成功した人はほんの一握りだけ存在します。ですが、ほとんどの人は先生や先輩から学ぶことで成長し、一人前になります。
なぜか株やFXとなると、個人で稼げると思われがち。だからこそ個人投資家の9割は負けている、という結果になってしまうわけですね。なので、本当に心のそこから利益を行きたいと思っているのであれば、正しい知識を学んでいってください。
まとめ:正しい知識とメンタル。
デイトレは難易度が高く、精神的疲労が多い、なのにリターンは少ない、そもそもメリットが少ないのが特徴です。数少ないメリットの一つとしては、相場の急変があってもすぐに逃げることができる、というのがあります。
ですが、それはスイングトレードや長期投資の場合でも、逆指値注文をしておけば良い話なので、突出したメリットと言うわけではありません。むしろ感情のコントロールができてない人は、買って売っての繰り返しで損失が積み重なっていくだけです。
株のデイトレで勝てないと言う人は、
- 感情のコントロールについて学ぶ。
- 投資トレードスタンスについて検討し直す。
- ビジネスとしての資金管理を意識する。
- チャート理論について正しい知識を学ぶ。
以上のことを意識して成長していくことで、いずれ黒字化していくことと思います。スイングトレードについて学びたい人はぜひスイングトレードの有料級のコツを公開【これから始める初心者向け】の記事も参考にしてください。
スイングトレードの有料級のコツを公開【これから始める初心者向け】
スイングトレードを始めるにあたりテクニカルトレードの基本から勉強したい人向け。土台となる考え方から実際のトレード環境構築、テクニカル指標の使い方まで、スイングトレードのコツを無料で公開しています。大損・失敗したくない人はぜひご覧ください。
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