スイングトレード日記をつける超重要ポイントを現役トレーダーが解説

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こんにちは、投資家・トレーダーの祐です。

トレード日記ってどうやってつけるの?何を書いたらいい?

という初心者向けに、トレード日記の書き方のコツや、あまり紹介されないけどめちゃくちゃ重要なポイントを惜しみなく解説します。

スイングトレード・デイトレ・長期投資のどれにも使えますし、株に限らずFXや仮想通貨でも共通の書き方です。日記をつけるのをめんどくさがって、でも成果が出ていない、という人は考えを改めましょう。

投資・トレードで利益を出していくというのは、原因を抽出しては対応していく、ある意味でのビジネスに近い作業です。仮説を立てては結果を振り返り、原因をあぶりだして改善、というサイクルの繰返しです。

簡単に利益を出し続けられるものではありません。なので、めんどくさがらずにきちんとトレード日記は記帳していきましょう。

この記事は誰におすすめ

  • トレード日記をつけていない。
  • トレードの成果があがらない。
  • トレード日記のつけ方がわからない。

 この記事の内容

スイングトレードで日記をつける時のポイント。

スイングトレードで日記をつける時のポイント。
トレード日記の項目を紹介します。

ポジション取りの記録の内容。

  • ポジションを取った日時。
  • ポジションを取った価格。
  • ポジションを取った理由。
  • ポジションを取った時の感情。

一つ目の重要なポイントは、ポジションを取った時の理由です。自分のトレードルールにしっかりのっとっているかを確認するために必要です。どういった理論にのっとって、どういったシグナルをつかんでポジションを取ったのか詳しく買いておきましょう。それにより、ルールを無視した根拠のない買いや売りを浮き彫りにすることができます。

二つ目に重要なポイントが、ポジションを取った時の感情です。トレード日記の付け方を紹介している解説はよくある中で、感情について書かれているものはあまりないでしょう。ですが、これが一番大事といっても過言ではありません。

投資・トレードはメンタルコントロールが成果に直結します。安定したメンタルなしに安定した成績は出せません。そして、トレードを行う上でメンタルを安定させるコツの一つが、取引したときの感情を把握することなのです。感情を詳しく書き込むことで、俯瞰して第三者目線で自分を観ることができるので、冷静に自己分析することが可能となります。

たとえば「心臓がバクバクしていた。」「欲しいところで買えず焦っている。」「損切りしたあとで取り返したくてイライラしている。」「手汗をかいている。」など。平常心をもって取引できるようになるために、自分を客観的に観ていく、そのために感情や状況を詳しく書き留めていってください。

手仕舞いしたときの記録の内容。

基本的にポジション取りの時と同じです。

  • ポジションを手仕舞いした日時。
  • ポジションを手仕舞いした価格。
  • ポジションを手仕舞いした理由。
  • ポジションを手仕舞いした時の感情。

ポジションを手仕舞いした理由は利確・損切りのどちらの際もとても重要です。利確はプロでもむずかしいといわれていますし、利確を判断するシグナルにも様々なものがあります。自分がどんな理由で利確をしたのかを記録していくことで、利確の精度を高めていくことが可能となります。

損切りに関しては、シンプルに自分の損切りルールを守れたか、守れなかったかを明確にすることができます。損切りしない、もしくは損切りラインをずらしてしまうという致命的な行動をとらないよう、自分で自分を監視する意味でも、きちんと理由を記録しておきましょう。

利確はプロでも悩むところですから、感情はとてもブレやすいです。「早いかなぁ、もったいないかなぁ。」「やっぱりあの時利確しておけば。悔しい。」「ポジション取りがもっとはやければ。」など。

損切りの場合は「またお金が減ってしまってへこむ。」「損切りが続いてイライラする。」など。手仕舞いの感情は悔しい気持ちなど、マイナス面が強いです。ルールにのっとって機械的に取引を終わらせられるのを目指しましょう。

スイングトレードで損切りした時の日記の仕分け。

スイングトレードで損切りした時の日記の仕分け。
「仕分け?どういうこと?」とお思いでしょう。

実はこれが、さらに自分のルール徹底やメンタル強化を高めるコツとなります。

損切りの原因を探るのが大事。

トレードをしていく中で日々、日記をつけていくと損切りも当然出てくることと思います。ポジションを手仕舞いした理由を日記に記していくわけですが、ここでさらにもう一つルールを強化するポイントを紹介します。それは、損切りとなった取引を“ルールに従った取引”“ルールを無視した取引”に仕分けることです。

ルールに従ったうえで損切りとなる場合は、突発的な材料によって相場が急変したことなどが原因であったりで仕方ないこともあります。問題はルールを無視した場合の取引です。ポジションを取り損ねた焦りや負けている悔しさなど感情の波が押し寄せていると、ルールから外れた取引をしてしまいがち。ですがこれがなくならないとトレードはまず黒字化できません。

損切りした時の仕分けをすることで、ルールを守らない取引を自覚・把握し、不要な損切りを出してしまっている取引を0にすることを目指してください。

トレード日記をつけるのは“感情をコントロールする”ということ。

トレード日記をつけるのは感情をコントロールするということ。
これがむずかしいから、みんな損失ばかりなんです。「個人投資家は9割が負け組」と言われてしまうんです。そしてこれはなにも、投資やトレードに限ったことではありません。

ビジネスやスポーツ、習い事などすべてにおいて共通の話です。でも、このメンタルの部分について教えてくれるところっていうのがなかなかありません。体育会系の部活の根性論がこれにあたるのかどうかはわかりませんが。笑

 自分自身でなんとかするしかない。

結局のところ感情の部分は、人に言われて改善するようなものではないのです。逆に言えば、人に言って改善させよう、というのも無理なのです。

株価はいうことを聞かない子供によく似ています。晴れてほしい日の雨にもよく似ています。要するに、自分の思い通りにいくはずなど、最初からないのです。

なのに株価が思ったように動かなくて感情をぶつけてしまうのであれば、それは心のどこかで株価に期待してしまってるんです。

「思い通りにいってほしい!」と。

当然ながら、株価はあなたの期待・希望など知る由もなく動きます。そしてそれは頭ではわかってるはずなんです。でも、感情が邪魔してしますわけです。

その邪魔してくる感情をあぶりだすために、トレード日記は最適です。

スイングトレード日記の記帳から卒業するまで。

スイングトレード日記の記帳から卒業するまで。
トレード の日記をつけるうえでのゴール設定です。

トレード日記の運用で目指すべき姿は2つ。

  • 常に平常心で取引することが可能。
  • ルールを無視した取引がない。

“ルール”“メンタル”は投資・トレードで勝ち続けるための2大テーマであり、必ず必要です。もし日記をつけたことがない、という人はすぐにでも作ってみてください。

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