株を保有する期間のベストは?自身に合ったものを経験から導きます。

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「株を保有する期間は短期・中期・長期どれが一番利益が出るのかな?将来のために長期投資かなぁ...トレーダーみたいなのもかっこいいし自分にもできるかなぁ」

それぞれのスタンスの特徴から自身に合ったものを一緒に考えていきましょう。

 この記事の内容

  • 株を保有する期間を場合わけしてメリット・デメリットを解説。
  • 株で“自分に合った保有期間”を決める要素は?かなり重要です。
  • 保有期間に執着せずチャート分析で柔軟に判断すべき。
  • 株の保有期間は自分に合ったものを自分なりのバランスで行うが良し。

僕は失敗も経験した上で自分なりのポートフォリオのバランスを作りました。ぶっちゃけ利益さえ出ればポートフォリオなんて人それぞれです。正解はないので自由に作っていきましょう。

株を保有する期間を場合わけしてメリット・デメリットを解説。

株を保有する期間を場合わけしてメリット・デメリットを解説。
それぞれの特徴を把握することが第一歩です。

  • 長期投資で将来の資産作り。(半年~数年単位)
  • 一番利益を出しやすいのは中期投資。(数週間~数か月)
  • 短期トレードで日々の生活費を稼ごう。(数日~数週間)
  • デイトレはリスクは少なそうだけど落とし穴。(当日手仕舞い)

一つずつメリット・デメリットを解説します。

長期投資で将来の資産作り。(半年~数年単位)

投資でまず思い浮かべるのが長期投資という人は多いのではないでしょうか。老後のため、子供のため、テンバガーで一攫千金と思っている人もいるかもしれません。

長期投資のメリットといえば配当金や株主優待が受け取れるところですね。あとはのんびりとやれるのでメンタルを安定させやすいところです。

コロナショックやリーマンショックのような暴落があっても数年・数十年先を見据えているので特に気にしない人が多いです。逆に言えば気にしないような人じゃないと向かないので注意してください。

デメリットに関してリスト化してみます。

  • 数年先の株価なんて誰にも予測できない。お金が必要になったときに暴落している可能性も。
  • 途中で利確→下がったら入りなおしなどをしない人が多いので、機会損失が多すぎる。
  • 買いのみで空売りをしない戦略なのでやはり機会損失。
  • 複数の銘柄に投資する資金量がないと、欲しい銘柄が適正価格に下がってきたときに余力がない場合も。

基本的には景気や株価が上向いていることが前提なので、安いところで仕込めているかどうかがポイントです。

テンバーガーと言わずとも小型株のうちに投資して将来大きくなるような銘柄を探すには、常に新しい情報と先行きを見据えられて、かなり詳細までファンダメンタルを観れる知識やノウハウは必要でしょう。

こまめにポジションの管理をしないと機会損失も多く、暴落の時に逃げ遅れるリスクもあります。信用取引のレバレッジも利用しないと思うので、どちらかというと超お金持ちの人がじっくりやるのが向いてるかと思います。

一番利益を出しやすいのは中期投資。(数週間~数か月)

いわゆるスイングトレードです。個人投資家が安定した利益を出しつつ相場で生き残っていくにはスイングが一番適正だと思います。

一例をチャートで観てみましょう。

村田製作所のチャート
4か月間で大きく伸びてます。

十分な利益だと思いませんか?長期投資で何年も利確しないで保持する間に、スイングで利益をとっていければリターンは大きくなる可能性があります。かつ、空売りも仕掛けられるので暴落時にも利益が期待できます。

デメリットとしては配当金や株主優待が受け取れなかったり、チャート分析や理論の勉強がかなり必要となります。ただ、スイングのリターンを考えたら株主優待もらうために機会損失いするよりも欲しいものを買えばいいわけだし、勉強に関しても長期投資でもするべきです。

投資で失敗している人のほとんどが何も勉強せずにとりあえず買ってみてしまう点があげれます。デメリットと思わず大損してしまわう前にチャートの勉強はしておきましょう。

短期トレードで日々の生活費を稼ごう。(数日~数週間)

スイングに比べたら利益額は減り、人によっては損切りの回数も増えるかもしれません。その分、一番の強みは暴落時にすぐ逃げることができるところです。かなりこまめに利確や損切り、増資の管理が必要なので時間的・精神的余裕がある人なら強い武器となります。

デメリットに関しては、基本スイングと同じですが利確や損切りのポイントは細かくなる分、自分の中でのルール作りやルールを守る徹底ぶりが鍵を握ってきます。

デイトレはリスクは少なそうだけど落とし穴。(当日手仕舞い)

買ったり空売りしたその日に手仕舞いする手法です。

FXのデイトレをしている、もしくはやってみたいという人も多くいます。ですが儲かっている話よりも大損した話の方がよく聴きませんか?

デイトレはずっとパソコンにはりついてチャートを観ているので一番勝てそうなイメージが一見してしまいます。が、実際はめちゃめちゃ難しいのが現実です。プロの投資家や稼げている個人投資家でも、おそらくデイトレーダーは少ないと思います。

僕自身、デイトレで投資のキャリアをスタートさせましたが大損しました。「株を持ち越すのがこわくてデイトレが一番安心」「1円たりとも損したくない」といった心の余裕のなさから負けまくりました。今となってはスイングがメイン、デイトレは遊びでちょこっとやる程度です。

20代で30億円稼いだという神王リョウさんも以前YouTubeで「デイトレはやってみたけど精神的にもたないからやめた。」とおっしゃっていました。

株で“自分に合った保有期間”を決める要素は?かなり重要です。

株で“自分に合った保有期間”を決める要素は?かなり重要です。
無理をしないことが勝敗をわける大切なポイントです。

  • 生活スタイル
  • 運用する資金量
  • メンタル

生活スタイル

要するに相場やポジションの確認などを観る時間が一日のうちでどれぐらいあるかという話です。

相場が空いてる時間に一度でも観る時間があるのかないのか、もっとネタバレ的に深堀りすると9時台と14時台に観れるかどうかはポジションを取るにしても手仕舞うにしても大事です。

日中に全く観る時間がなくても今はたいていの証券会社のソフトで条件を設定して注文を入れておくことができるので活用してみてください。

運用する資金量

資金量によって銘柄も変わってきますし、損切りの許容範囲も変わってきます。

やはり資金量が多いほうが有利なのは事実です。1000万円で投資すれば数日で5%動いただけで利確すれば50万の利益ですが、100万円の資金で同じ利益を出そうとしたらそうもいきません。資金が少ない人ほど回転させる必要が出てきます。

メンタル

僕の赤字 → 黒字化した経験でお話させていただくと、これが一番重要だと思います。デイトレのところでもお話したとおり、メンタルの合うか合わないかが勝率に直結します。

 スポーツやゲームでも「冷静さを失うと負ける」とよく言いますよね。

投資の世界ではメンタルを安定させることがより難しいです。なぜなら“負け” = “お金が減る”だからです。

自分が一番メンタルが安定する投資スタンスをとるのがベストですし、メンタルを安定させる努力をするのも方法の一つです。株を買った夜に不安で眠れないとなれば長続きしませんからね。

保有期間に執着せずチャート分析で柔軟に判断すべき。

保有期間に執着せずチャート分析で柔軟に判断すべき。
結局一番大事なのはチャート分析です。

インプット → アウトプットで実験を繰り返して自分のルールを作っていくのが堅実な近道です。

しっかりインプット。

勉強は必須です。勉強なしで裕福な生活は舞い降りてきません。“本で独学”は株やFXの世界においては僕は厳しいと思います。

実際のところ僕は無理でした。独学で損益だすぐらいならそのお金でセミナー受けるべき、と過去の自分に言ってやりたいです。

少額からでもどんどん始めてみよう。

インプットした上でのアウトプットならどんどんやってみるべきだと思います。最初は少額から、黒字化できてるなら額を増やしていくだけです。仮説をたてて検証して、の繰返しです。

株の保有期間は自分に合ったものを自分なりのバランスで行うが良し。

株の保有期間は自分に合ったものを自分なりのバランスで行うが良し。
自由にストレスなく、が一番です。僕の例でいうと

  • メインは短期~スイング
  • 遊びでデイトレ
  • 本当につぶれなさそうな大企業だけ、最安値付近まで下がるのをねらって長期投資。(執着せず利確ちゃんとしてます。)

こんな感じです。デイトレと長期投資に重きをおくのは僕はリスク高めだと思います。

正解はないので自分に合ったスタンスでルールを作って日々改善していけば明るい未来は開けてくるでしょうね。

短期~スイングの場合は信用取引がメインになると思うので、株で信用取引を覚えればもっと武器が増えます。リスクも解説します。もよかったらご覧ください。

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