長期投資で失敗するのはなぜ?【諦めず原因を追及して再出発しよう】

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「長期投資で失敗してしまった、一体なにをどうしたら...?家族にも言えないし、これからの生活も考えなきゃ。」

株で損した時の気持ちは痛いほどわかります。人にも言えず、これからの生活を考えると人生を投げ出したくなります。

僕も大損したことがあるのでよくわかります。でもそこから諦めずに研究を続けていき、赤字 → 黒字化達成することができました。これからの時代の生き方を考えると、投資から逃げるという選択肢は捨てるべきです。

なぜなら個人で稼がねばいけない時代に投資は不可欠だからです。失敗を受け入れたらとことん原因を追及して再出発しましょう。

 この記事の内容

  • 長期投資で失敗するのはなぜ?
  • 投資で失敗しないための方法と対策。
  • 投資で失敗するか成功するかはビジネスと同じ。

長期投資で失敗するのはなぜ?

長期投資で失敗するのはなぜ?
原因を深堀りすることから始めましょう。

間違ったやり方で続けていってもずっと損が続くだけです。失敗を受け入れたならその原因を追及していきましょう。

 考えられる原因。

  • 株主優待目当てで知識なしで投資した。
  • 投資スタイルが曖昧。
  • 生活に影響の出るお金で投資している。
  • “いつまで”“いくらまで”が曖昧。
  • プロの投資家がいることを理解していない。

株主優待目当てで知識なしで投資した。

当てはまる人が多いのではないでしょうか?桐谷さんがきっかけで一躍注目を浴びている株主優待。

雑誌でもよく特集されていますね。投資を全くやっていない人からするとついつい気になってしまいます。

ですが一番危険なのは、何も学ばずに株主優待だけで銘柄を選んで、後先考えずいきなり投資してしまうこと。それでは企業の思うつぼです。

株主優待というのはあくまで投資してくれた株主への還元策です。ついでにもらえるぐらいに思っておいてください。

長期投資の本来の筋は、将来の成長を見込んで投資し、後に成長とともに株価が上昇することでキャピタルゲインやインカムゲイン(配当金)を得ることです。

本筋がごっそり抜けたまま株主優待欲しさに株を購入したところで上昇する根拠は何もないのがわかりますね。

投資スタイルが曖昧。

長期投資なのに短期的な利益を求めていないでしょうか?個別の悪いニュースでその銘柄が下げてしまっている場合は別として、相場全体が下げているような状況は必ず起こります。

株価は上昇と下降を繰り返していくものなので当然です。保持している銘柄が今マイナスだったとして、長い目で見ればまた上昇していく可能性は十分にあります。

長期投資の場合は短期的な上げ下げで一喜一憂しないことが大切です。

生活に影響の出るお金で投資している。

株への投資は生活に影響のない余剰資産で行うべきです。もちろん万が一株価で全額溶かしたとしても生活に影響が出ない、という意味もあります。

もう一つ大きなポイントは、メンタルに影響を及ぼす点です。生活のかかったお金、絶対に失いたくないという気持ちに余裕のない状態で投資に臨むとうまくいきません。

これは投資に限らずスポーツやビジネスなどに共通して言えることです。僕が最初の頃に大損してしまった一番の要因は「絶対に失いたくない!」という心の余裕のなさ、メンタルの不安定さでした。自分の投資行動の中でメンタルには問題はなかったでしょうか?ぜひ振り返ってみてください。

“いつまで”“いくらまで”が曖昧。

要するに定期的なポートフォリオの見直しです。○○円までいったらポジションを減らす、利確する、別々の業種に分散投資する、などを定期的に改善することによって、リスクの減らし方はたくさんあります。

そもそも長期投資は「何年後かわからないが必要になったときに増えていたらいいな。」という人がほとんどですが、必要になったときに必ず相場が上昇している、という絶対条件が必要です。

そのためにも、ただ放っておけば○○年後には増えている、ではなくこまめなポジション管理が必要です。

プロの投資家がいることを忘れている。

プロの投資家・トレーダーやヘッジファウンドが戦っている中に素人の自分が入っていく、というのを意外にも自覚していない人が多いです。

僕も当てはまっていました。いきなり素人がプロに紛れて勝てるはずがないのにすぐ結果がでると思ってしまうんです。

 マーケット市場で大事なのはプロの投資家の流れについていくこと。

そのタイミングが肝心です。遅すぎると高値掴みでプロが利益確定して終わりです。いかにしてプロのお金の流れを読むかが重要です。

投資で失敗しないための方法と対策。

投資で失敗しないための方法と対策。
原因がわかれば対策ができます。ひとつずつクリアしていきましょう。

  • 買いも売りもチャートから判断します。
  • 損切りの習慣をつけること。
  • 全ての判断はメンタル次第。
  • 分散投資でリスク回避。
  • 短期~スイングトレードも検討してください。

買いも売りもチャートから判断します。

株価チャートを観れるようになることが投資の基本です。今が上昇トレンドなのか?下降トレンドなのか?買い時・売り時はチャートを観なければ判断できません。

もし株主優待や配当金で銘柄を選んだ場合でも、チャートを観て本当に適正価格なのか冷静に判断できれば損せずに済みます。

チャートは基本中の基本であり、投資するかどうか判断する第一歩であり決め手です。チャートを正しく学ぶことからスタートしましょう。

損切りの習慣をつけること。

同じく基本中の基本です。長期投資といっても、個別で悪材料となるニュースが出た場合などは損切りはするべきです。

損切りの判断も結局はチャートから判断するので、やはりチャートは超重要ですね。

全ての判断はメンタル次第。

以下のような経験はあるでしょうか?

  • 売買のクリックをするときにドキドキする。
  • ポジションを保持していると、夜に不安が襲ってくる。
  • 負けが続くとイライラする。

現在の自分が当てはまる、という人はいったん投資をお休みするべきです。続けても損が積みあがります。

ちなみに僕は赤字が続いていた時は全てが当てはまってました。“ノウハウだけでは投資では勝てない”“足りないのは適正な判断をするメンタル”ということに気づいたとき、黒字転換できたという経緯があります。

メンタルが安定していないと、まともにポジションを保持することもできません。失敗を避ける大きな要素であることは間違いありません。

分散投資でリスク回避。

1つの銘柄に1回でガツンと投資して失敗した人は、分散投資を活用していきましょう。

  • 別々の業種に振り分ける。
  • ドルコスト平均法で何回かにわけて購入する。

これだけでもかなりリスクは分散します。一回一回の勝敗よりもトータルで利益化することを意識すれば、いずれうまく回りだします。

短期~スイングトレードも検討してください。

長期投資は何年も資産が拘束される分、機会損失が大きいのがデメリットです。元から超お金持ちで何年も待てるような人向きだと僕は思っています。

短期~スイングトレードであれば信用取引の恩恵を受けれるので、少ない資金でリターンが大きい、かつ空売りも狙えるようになるのでおすすめです。

長期投資でマイナスが出てても、スイングの空売りで利益が出せれば長期投資の保持も続けられます。使い分けれたら最強です。

投資で失敗するか成功するかはビジネスと同じ。

投資で失敗するか成功するかはビジネスと同じ。
投資・トレードは自営業ビジネスと同じです。

 自分一人の会社を経営しているのと同じ。

全てを判断するのは自分であり、失敗は損益に直結します。未来を見据えて判断を下し、不採算の部署は切り捨てることもあります。要するに損切りですね。

投資を経験すると経営者視点で考えられるようになり、仕事の仕方も変わります。逆に言えば、ビジネスをうまくやる感覚で投資を続けていけば、ある瞬間に結果が出始めます。

失敗を受け入れて、諦めずに改善を繰り返していくことがすべてにつながってくるのでしょうね。

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