株主優待で生活するのは超人技。現実的に取り入れた投資スタンス紹介

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 「株主優待で生活ってよく聴くけど憧れるよね。実際にいくらぐらい資産があれば実現するのかなぁ。どんな知識があればいんだろう?」

誰もが憧れますね。僕は不労所得っていう表現があまり好きではないのですが(得るまでの経験やノウハウは決して不労ではないので)、どんな知識が必要か、現実的に取り入れるレベルでお話します。

 この記事の内容

  • 株主優待で生活するのは超人技。
  • 株主優待で投資する際の注意点と必要なことは?
  • 株主優待を受けるためには長期投資の知識も必要です。
  • 株主優待も生活に取り入れた投資スタンスを考えよう。

株主優待で生活するのは超人技。

株主優待で生活するのは超人技。
“楽して生活してる”って思いがち。でも道のりは楽ではないでしょう。

経験やノウハウが違います。

株主優待や配当金だけで生活しいると聴くと「楽して生活できててうらやましいなぁ。」って思うかもしれません。でも全然楽してないと思います。

僕は長期投資はほとんどしませんが、赤字 → 黒字化した経験があるのでその苦労がわかります。そもそも長期投資はリスクの種類が違います

コロナショック後のバブルやリーマンショックのような数年で回復する程度の暴落なら耐えれるかもしれません。しかし、バブル崩壊後の消えた20年のような低迷がいつまた来るかなんてわからないですからね。

配当金や株主優待は業績によって増減もあります。下降トレンド時に保持するか逃げるかの判断は難しいですね。

僕のようなスイングトレーダーであれば株主優待・配当金は最初から全く狙っていないので迷いなく利確、からの空売りなど狙っていくところです。投資スタンスによって手法や考えなければいけないことは変わってきます。それぞれ個々のルール作りが鍵を握ってきます。

資金量が圧倒的に違います。

あくまで例えばでざっくりとお話ししますが、

ソフトバンク(9434)-1株42.5円の配当金(2020年3月期)を年2回受け取り、年間で400万円を受け取ることを考えると必要な資金はざっと7千万円弱(税金は考慮していません。)

となります。配当金を目的にする場合、信用取引ではなく現物として7千万円が必要です。

もちろん1銘柄だけで、というリスクの高いことはしてはいけないのと、1株当たり100円を超えてくるような銘柄もあるのでそこまでの金額が必要ないかもしれません。あくまでも目安です。

ただ、それにしてもいきなりポンっと何千万円~億単位なんてなかなか投資できる人は少ないと思います。

株主優待で投資する際の注意点と必要なことは?

株主優待で投資する際の注意点と必要なことは?
株主優待や配当金ばかりを追って痛い目にあう前に注意すべきことを観ていきましょう。

高値掴みは厳禁。

株主優待目当てで失敗する人の多くが抜けている点。

 そもそも投資の知識がないのにいきなり始めてしまいがち。

株式市場はプロが当たり前に駆け引きをしてしのぎを削っている世界です。「株主優待目当てでちょっとやってみよ!」は火傷では済まない場合もあります。

まずはしっかりと投資そのものについての勉強から入りましょう。

株価が割安か、買い時かの判断はどうやって行う?

株価チャートを勉強することから始めましょう。チャートを観ることができるようになれば、欲しい株価が現在割安なのか、割高なのか、買い時なのかなどがわかるようになります。

 全てチャート上に織り込まれています。

投資系の雑誌でよく、株主優待や配当金に関する特集が多くありますが、それをそのまま鵜呑みにしてすぐ買ってみる、などは絶対にやめましょう

雑誌は情報のスピードが全然タイムリーではないです。必ずチャートで確認するようにしましょう。

権利確定日前後の空売り狙いは高リスク!

空売りがわからない人はとばしても大丈夫です。(でも空売りは絶対覚えたほうがいいですよ!)

株主優待銘柄は権利確定日の翌営業日に下落するという特徴があります。その損益をカバーするために「空売りすればいんじゃないの?」という発想をしがちですね。

それが落とし穴なので要注意です。そう考える人が多いからこそ逆日歩が発生し、株主優待以上に損をするケースも少なくないようです。逆日歩は実際に発生してみるまでいくらになるかわからないですからね。

「一般信用取引による空売りなら逆日歩はつかないのでは?」確かにそうです。しかし銘柄や取引き量に限りがあるので、気になった銘柄は自分の利用している証券会社で一般信用の対象か調べてみるといいかと思います。

株主優待を受けるためには長期投資の知識も必要です。

株主優待を受けるためには長期投資の知識も必要です。
短期~スイングであればチャート理論だけでも利益化できます。

長期投資は当然、企業が将来的に成長していくことが前提です。

財務状況やファンダメンタルズ指標を観ることができる知識が必要。

配当利回りのみならずできれば業績や指標は一通り観れたほうが理想です。経営が傾いていないか、長期的に持続・拡大が可能かどうかは投資の判断材料として必要です。

ちなみに僕はトレードする上では全くそこらへんは観てません。ただ今後は長期投資も増やしたいと考えているのでぜひ勉強したいと思ってます。

常に最新の情報を取り入れて未来のニーズとマッチしているか。

企業のサービスやコンテンツが時代のニーズとマッチしているかは常々意識した方がいいでしょう。

 時代の変化についていけない企業は長続きしません。

いかに配当利回りがよくても投資は控えたほうがいいかもしれません。

株主優待も生活に取り入れた投資スタンスを考えよう。

株主優待も生活に取り入れた投資スタンスを考えよう。
自分に合った投資スタンスを考えてみましょう。

ここまでの流れをまとめると、株主優待はそれ自体がメインではないことがわかります。

 要するに、中核は企業への投資を考えること、株主優待はそのおまけですね。

銘柄探しの切り口として、株主優待から探してみる。

利益が出せる人と損をする人の差は、この記事を読んでくださった人ならわかるはずです。

株主優待から探してみて候補の銘柄が見つかったら、投資するべきかどうかをチャートやファンダメンタルズ指標から研究してみましょう。

チャートを学んだのならスイングトレードも検討してみましょう。

せっかくチャートの知識を学んだなら長期投資しかしないのはもったいないです。ぜひスイングトレードも取り入れていきましょう。うまくなればリターンは配当金より全然大きくなります

僕が長期投資メインにしない一番の理由はリターンの大きさです。長期投資によるキャピタルゲイン・インカムゲインを合わせて考えても、スイングのほうがはるかに大きいです。投資資金が少なければなおさらだと思います。

自分なりのバランスを考えて分散投資。

株主優待目当ての欲しい銘柄が欲しい時に買い時とは限りません。(価格で妥協して無理して株に投資するのは絶対おすすめしません!)

であれば、買いと判断できるまで待つ間にスイングをやってみるのはありだと思います。色々な投資スタンスを試しながら自分なりのポートフォリオを作っていって、株主優待も生活に取り入れていきたいものですね。

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