株取引で空売りとは?投資していて知らない人【伸びしろ見込めます】
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「株の取引で空売りとはよく聴くけど、実はまだあんまり理解してないんだよなぁ。なんだか難しそうだし、買いだけでも十分かな...?」
投資は必然的に現物取引でキャリアがスタートとするので、最初は“空売りってなに?”ってなるのが自然です。
この記事の内容
- 株取引で空売りとは?
- 株取引の空売りにおいて発生するリスクとは?
- 株取引で空売りを狙うポイントとは?
- 踏み上げリスクを回避するためにチェックするべき指標。
投資初心者が信用取引口座を開設できるようになるまで最低半年は経験が必要になります。その間にチャートで勉強しておいて、口座の開設ができると同時に空売りがスタートできるよう準備しておきましょう。
株取引で空売りとは?
空売りとは信用取引の種類の一つであり、高値の銘柄を借りて売却し、安値で買い戻すことでキャピタルゲインを得ることができます。
要するに株価が上昇すると利益が出る買いの反対で、株価が下降すれば利益になる、というだけです。これだけ理解すれば空売りはスタートできます。
空売りのメリットを解説していきます。もっと実践的な話がいい人は次章へどうぞ。
- 下降相場で仕掛けられる。
- 下降相場は勢いが違う。
- 信用取引なので資金の量が約3分の1で済む。
下降相場で仕掛けられる。
なんといっても空売りの一番の強みです。買いしかできない人は、相場が上がり続ける必要があります。
上がった株価は必ず下がります!
上がり続けるということはありません。株価は上昇と下降を繰り返すものです。買いしかできないのと、空売りもできるのとでは、チャンスの回数が単純に倍違ってくるのがわかりますね。
下降相場は勢いが違う。
投資家心理の違いにより、勢いの強さが変わってきます。
個人投資家はそのほとんどが“買い”といわれていて、相場が上昇するかどうかをじっくり頭を悩ませながら投資していくのでジワジワ上昇していきます。
反対に下降となると、大勢の“買い”のポジションを保持している投資家たちが一斉に投げ売りをしてくるので、下降相場は上昇相場に比べ急傾斜になりがちです。だからこそ、空売りは買いに比べ利益が出やすいのです。
信用取引なので資金の量が約3分の1で済む。
現物取引と比べ少ない資金でトレードできるので、その分他の銘柄に回すことができます。多少株価の高い銘柄も扱えるので、戦略の幅が大きく広がります。
株取引の空売りにおいて発生するリスクとは?
一般的によくいわれているリスクを並べてみます。
- 上昇した場合、青天井なので大損する可能性も。
- 逆日歩が発生する。
- 買いと売りの両方ができる分、トレンドをつかまえられないと手数ばかり多くなり無駄撃ちが増える。
上昇した場合、青天井なので大損する可能性も。
株価が下落する場合は安くても0円までしかいきませんが、上昇は無限大ということです。
はっきり言ってリスクとよべない...
なぜなら0円とか無限大とかいう前にロスカットするからです。投資の基本ができてる人なら当たり前ですよね?なので僕は全くリスクと思ってません。
逆日歩が発生する。
逆日歩とある銘柄の空売り勢が買い勢を上回ってしまった時にだけ発生する手数料のようなものです。やっかいなのはいつ発生し、それがいくらになるのかが発生するまでわからないところ。
ほとんどは1株当たり0.05円という銘柄が多く、利益に比べたら全然気にならない程度で済むのですが、稀に高額になることがあるので注意するに越したことはありません。僕も実際のトレードでは0.05円の場合は迷いなく空売りを仕掛けます。
買いと売りの両方ができる分、トレンドをつかまえられないと手数ばかり多くなり無駄撃ちが増える。
投資の初心者で、まだトレンドの把握もままならない状態から買いと売りの両方でチャンスを探っていくと起きがちです。
僕も最初の頃に経験があり、結果大損しました。損が出たときに「やっぱり買いなのか。」「やっぱり売りなのか。」とどっちつかずになり、無駄に手数ばかりが増えて損が積み重なっていきます。
失敗しないためにもトレンドを把握する力を磨いていきましょう。
株取引で空売りを狙うポイントとは?
ムダうちが増えないよう、下降トレンドの条件を確認しておきましょう。
- 下降相場の条件。
- 高値での空売りは危険。
下降相場の条件。
非常に簡単でありシンプルです。
株価が下向きの75日移動平均線の下にいること。
75日移動平均線が上向きだったり75日移動平均線の上に株価があるようでは下降相場入りしていません。75日移動平均線が下向きであり、株価がその下にいれば下降相場です。空売りがとてもキマリやすいです。
高値での空売りは危険。
「上昇基調の上がり切った銘柄を空売り」とつい狙いたくなりますが、リスクが高いので控えましょう。上昇基調であるため、多数派のロング(買い)勢が少しでも押し目があれば買うぞと狙っています。
もし空売りを仕掛けても、ロスカットに合った挙句、それもロング勢の利益に貢献してしまっているだけとなります。結局のところ、株価が下向きの75日移動平均線の下にいるかを徹底すればいいことになりいます。
踏み上げリスクを回避するためにチェックするべき指標。
- 空売り比率を毎日チェック。
- 信用残をチェック。
- 逆日歩が発生しているあどうか。
空売り比率を毎日チェック。
前までは、空売り比率は40を超えれば高くてすぐに買戻しが入りました。ここ数年は40を超えるのは普通で、50を超えると買い戻されて踏みあげられる、といった印象です。
空売り比率は日本の株式市場が閉まった後の夕方に発表されるため、取引時間中はわからないので50に近づいてきてる場合はそろそろ空売りは逃げたほうがいいかな?と思ってもいいかもです。
信用残をチェック。
テクニカルチャートの週足で信用残が観れるソフトがあります。売りが買いを上回っているときは売り勢の買戻しによる踏み上げが発生しやすいので注意しましょう。
逆日歩が発生しているあどうか。
逆日歩が発生している場合も同様です。売り勢が上回っているからこそ発生しているので、買い戻されることを覚えておいてください。
まとめ:空売りとは絶対知っていなきゃ損。
空売りの強みや特徴まとめ。
- チャンスが倍になり、下降トレンドは利益が出しやすい。
- 株価が下向きの75日移動平均線の下にいることが下降トレンドの条件。
- 思わぬ逆日歩に注意。
- 買戻しによる踏み上げリスクに気を付ける。
空売りをマスターしてぜひ最強のトレーダーを目指しましょう。
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