【株やるのに分散投資してないんですか?】分散の仕方は色々あります

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「株やってるけど分散投資って気にしたことなかったなぁ。なんだか聴いたことぐらいはあるけど?」

いやいやそれはヤバイです。手遅れになる前に手をうちましょう。すでに失敗経験のある人もこれからまた一緒に学びを積み上げていきましょう。

【株やるのに分散投資してないんですか?】

【株やるのに分散投資してないんですか?】
まだ全然間に合います。いったんそのリスクを確認してポジションを整理しましょう。

 下記が該当する人は注意です。

  • ここがチャンスとばかりに一つの銘柄にレバレッジ限界までつぎこんだ。
  • 「半導体ならよく動くし伸びていきそうだね。」と業種を極端に絞りすぎる。
  • リターンを追求して新興国の債券や株ばかり購入している。

持続的に成功していくには攻め以上に守りが大切です。守りがうまくなると自然と利益も増えていき、段々と自分の戦略が明確になってきます。

ここから分散の仕方を紹介していきます。

“いつ”を分散できる投資は強い!

“いつ”を分散できる投資は強い!
タイミングを分散すると利益・損益ともに改善できる場合もあります。

ドルコスト平均法で長期的に損益を回避。

どれだけ最初のポジション取りが自信満々だったとしても、相場に100%はありません。価格が下落することももちろんあります。

そこで使える手法がドルコスト平均法です。最初に一括で仕込むのではなく、価格が下がってしまったら多めに買い増し、価格が上昇したら少なめに買い増しするなどして、相対的な購入額を下げていく方法です。

注意すべき点は、長期投資の弱みとして、自分が現金化したいタイミングで必ず価格が上昇していることが大前提となります。

長期投資や価格が下がった時の買い増しなどの代表例としてバフェットが誰でも思い浮かぶとは思います。ですが大口投資家と一般投資家では同じ戦略をとることはむずかしいということを理解しておきましょう。

そもそも大口投資家は、現金化する必要がないぐらいお金にも気持ちにも余裕があり、先を見据える情報収集力があってのものです。

なので、それができない人は長期に固執せずコツコツとこまめに資金を回転させることも意識しましょう。

スイングでは最初のポジション取りは半分でにおさえたほうが◎

確定的に高値を抜けてきた時に残り半分を投資して追撃がベスト。そうすれば期待とは逆行してロスカットにあった場合でもマイナスを半分に抑えられます。応用すればこの技は利確にも使えます。

「少し下がってきたので利確しようかなぁ?でももっと伸びる気がするんだよなぁ?」

そんな時は半分だけポジションを残し、半分だけ利確しましょう。そのあと状況を観て残りも利確するか、高音抜けでまた入り直すかを検討していきます。

余力があればメンタルの安定にもつながります。

お金に余裕があるかどうかはメンタルを安定させることに直結します。気持ち的に不安になってしまうぐらいの取引量では、適正な保持ができず成果が出ずらくなってしまうので注意しましょう。

同時にたくさんの銘柄を保持しても管理が大変です。少し余裕を持てるぐらいを意識してみましょう。

“どの”株や商品に投資するにも分散は大事なリスク回避。

“どの”株や商品に投資するにも分散は大事なリスク回避。
銘柄、業種、国など様々な商品があります。過度な偏りは危険です。

  • 勝負と思っても業種の偏りには用心を。
  • 安定株と成長株はバランスよく。
  • 投資信託の場合はリスク型はNG。
  • 両建てをおすすめしない理由。

勝負と思っても業種の偏りには用心を。

投資・トレードする上で、業種を意識することは非常に大切です。どの業種にお金が入ってきているか、どの業種からお金が抜かれているかを意識すると株式市場のお金の流れを読むことができ、それが成果へとつながっていきます。

だからといって、「電気機器がよく動くから攻めの姿勢で全額を電気機器に投資しよう!」みたいなことはやめましょう。

しつこいようですが相場に100%はないです。世界中でこれから起こることに絶対なんてありません。ビジネスとしての投資をこころがけてリスクヘッジを学んでいきましょう。

安定株と成長株はバランスよく。

業種の話の延長ですが、テンバーガーを狙って成長株ばかりに投資するのも危険です。

たまに人気の飲食チェーンが上場したりすると大人気で価格が荒れますが、かなりギャンブル性が高いです。新興銘柄は一過性の高騰も多くスピードも速いので、火傷注意です。

僕はほとんどやらないですね、予測しづらい動きが多いので。大型の安定株が割安まで下がったときは仕込むチャンスです。長期狙いで配当金も視野にいれて買ってみるのもありですね。

投資信託の場合はリスク型はNG。

投資信託は新興国の商品の配分などが増えるリスク型より、日経平均に連動したインデックス型のほうが最終的に利益が出やすいと言われてます。

実際に僕も試しに投資信託でハイリスク・ハイリターン型のものを買ってみましたが損失出ましたね。そこからほんとに自力でトレードしよう、ってなりました。

インデックス型などのリスクの少ない安定タイプを選びつつ、タイミングの分散投資をするためにも、積み立てできるものを選ぶようにしましょう。

株の初心者に両建てをおすすめしない理由。

両建てとは買建てと売建てを同時に行い、トレンドが発生したら反対の建玉を先に決済してリスクヘッジ型の手法です。

初心者にはおすすめしない理由として、そもそものトレンドの方向感を読めているかどうかが曖昧になりがちだからです。あくまでもトレンドの方向はきちんと把握し、その上でリスクヘッジとして反対方向も仕込むのであれば問題ありません。

ただ単に両方仕込んでおいて動いたほうについていこう、というのは全く意味が違ってくるので気を付けましょう。

“どれぐらいのスパンで”投資するか、手法や戦略を分散。

“どれぐらいのスパンで”投資するか、手法や戦略を分散。
ここまで分散できるといろんな利益の出し方がわかってきます。

  • 長期投資はコツコツと。
  • スイングで利益をしっかりとっていこう。
  • デイトレでお小遣い稼ぎ。

長期投資はコツコツと。

長期投資は配当金・株主優待を狙うにしろ、成長株でテンバーガーを狙うにしろ、なかなか結果が出るものではありません。

前者に関しては、とにかく高値掴みしないよう価格が下がるまで我慢すること。後者に関してはそもそも一般の人が企業や業界の将来を見据えて仕込んでおくのはかなり厳しいと思います。

「テレビや新聞で毎日ニュース観てるから大丈夫!」と思っている人には残念なお知らせです。一般の人にニュースが届くころにはほぼ材料出尽くしといわれています。高値掴みしたのち、プロが売って逃げて終了です。テンバーガーを狙うよりもスイングで利益取っていくほうがよっぽど堅実だと僕は思います。

スイングで利益をしっかり資産を増やしていこう。

よっぽど超お金持ちの長期投資家でない限り、個人投資家が戦える戦場はスイングでしょう。長期投資で年単位で待つ間に同じ資金で何回まわせることか

 何より長期投資の人にはない強みが空売りです。

日経平均のチャート
コロナショックの時のチャートを覚えていますか?

個人投資家のほとんどが“買い”と言われて投げ売りしている中で、空売りができればどれだけ利益が出るか想像してみてください。空売りで取りつつ下がりきったところで長期投資のために仕込む。これを狙えるようになりましょう。

デイトレでお小遣い稼ぎ。

デイトレはあくまでお小遣い稼ぎにとどめてください。絶対にのめりこまないこと。デイトレはみんながイメージするよか何倍も難しいです

はまってしまうとひたすら損が積み重なっていきます。2連敗したらパソコンを閉じる、など最初にルールを決めて取り組んでください。

バランスよく投資・トレードを行い利益を確保できるのであれば、少し損失が出ても他で利益が出ているので気持ちに余裕がでてきます。

そこまでくればあとは少しずつ資金を増やしていけばスムーズにサイクルが回りだすでしょう。投資やトレードが楽しくなってくるはすです。利益を出したチャートを観ながら一杯やってください。

分散投資の資金管理とルール作り。

分散投資の資金管理とルール作り。
実際に取引するときの注意点です。

月でのマイナス額を設定。

そうならないよう資金管理はしっかりやりましょう。

 一番避けなければいけないのは相場から退場させられること。

マイナスに上限を設け、達してしまったらその月はお休みする、などが効果的です。

範囲の広げ過ぎは注意。

なにを思ってどう行動したかなどの一つ一つの投資判断を把握することが、手法やルールを改善していくのに必要です。幅を広げ過ぎて自分でわけがわからなくなるような事態は避けましょう。

こころに余裕をもって、的確に分散投資していけたらいいですね。

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