就職で選ぶべき業種はなに?【時代の変化に対応できるスキルを持て】
「どの業種に就職すべきかわからないよぉ。どんな仕事が一番安定しているんだろう?特にやりたいこともないし。」
多くの就活生が悩んでしまう業種ですが、コロナ問題が解決しない状況ではより一層悩みは深まるばかり
。それでも一度冷静になってみて、仕事だけにとどまらず、人生において何を大事にすべきなのかを整理し、それを時代にフィットさせれば答えは観えてくるはずです。
この記事の内容
- 就職すべき業種がわからない人がまずやること。
- どんな業種に就職しようと成果はかわらない?
- 就職で選ぶべき業種はなに?
決してやりたいことがない自分を責める必要はありません。やりたいことを迷わず仕事にしても、今後消える業種だったとしたらそれこそ問題です。むしろ冷静に業種を選択できるチャンスがあるわけで、自分を見つめなおすこともできます。
就職すべき業種がわからない人がまずやること。
そんな人がまず考えるべきなのは価値観を整理することです。親の意見でも友達の意見でもないあなたの価値観を再認識するべきです。
あなたが仕事に求める“安定”の意味はなんですか?
- 「仕事に安定を求める。」
- 「結婚する相手には安定を求める。」
- 「安定して稼ぎたい。」
みんな当たり前のようにいいますが、自分が思う“安定”とはなんなのか、まず深堀りしてみてください。収入が大きいことが安定なのか、仕事に就き続けられるのが安定なのか、年収が低くても倒産しない大企業に勤めていたら安定なのか。
そして10年後・20年後に自分が結婚していて時代も変わっていて、という中でその安定は続いていますか?なおかつ幸せな家庭、幸せな日々を送れていますか?
“安定”という言葉は実にぼんやりとしていて、それでいて安心してしまうワードなので危険もあります。自分は“安定”に対して何を大事にしたいか常に明確にしておくのがいいでしょう。
人間の仕事に対する幸福度も知っておこう。
結論から言ってしまうと年収だけで業種を選ぶのは全くおすすめしません。年収による幸福度の上昇は一定の水準で頭打ちになることが研究結果からわかっているからです。年収よりも幸福度に影響があるものとしての代表が2つあります。
まず1つが時間です。自由な時間があるかどうかがとても重要で、年収が上がることよりも家と職場が近くなることのほうが幸福度が上がることがわかっています。
通勤時間は睡眠時間に直結していることから、職場が遠いところにあり睡眠時間が減ると、人間関係がうまくいかなくなったり肥満になりやすくなったり頭が回らなくなって仕事でも失敗するなどデメリットばかりです。近年ワークライフバランスという言葉があるように、時間を大切にできる業種を選ぶことが重要です。
仕事と幸福度が相関するもう1つの要素は良好な人間関係です。仲のいい友人が職場にいるというだけで幸福度は格段にあがることがわかっています。
例えば土木関連などの圧倒的男性中心の業種は言葉遣いが悪かったり理不尽な怒られ方をしたりというのがあったりするので合わない人もいると思います。自分にとって良好な人間関係を築くことが難しそうな業界はやめておきましょう。
どんな業種に就職しようと成果はかわらない?
向き不向きはやってみないとわからない。
一見当たり前のことを言っているようですね。実は就職した後にどれだけ成果を出せるかどうかと以前までの経験の有無は相関しないというデータがあります。
同業種のバイト経験のある・なしとかインターンに行った経験の有無は気にしなくていい、ということです。経験が活かされない原因としては、自分の持っているノウハウやマインドに依存してしまって、新しい環境に馴染みにくいという点があげられす。
ということは要するに、「仕事が自分に合わなかったらどうしよう。」「長くつづかなかったらいやだなぁ。」と不安になるだけ無駄ということです。
業種選びで経験や仕事の好き嫌いよりも大事なことは?
それは自己成長です。仕事においてどれだけ自分の成長を感じることができるかが、仕事の満足度を高めてくれます。つまり、大切なのはどの業種に就職するかではなく、就職したあとの仕事の仕方をいかに工夫して充実させることができるかどうかなのです。
自分の時間を生きていられるかどうか。
イヤイヤ仕事をしたり言われたことだけこなすような仕事の仕方は、会社や上司など他人の時間を生きてしまっていることに気付いてください。
あなたの人生はあなたの時間です。
自分の時間を生きていると思えるような仕事の仕方を意識してください。今過ごしている時間が自分の時間か他人の時間かを区別できるようになると、成長スピードは格段に上がるはずです。
就職で選ぶべき業種はなに?
結論を先に言ってしまうとIT業界なんですが、その理由について解説していきます。
ITはいろんな“安定”を網羅している。
エンジニアはスキルが必要な職種ゆえに常に人材不足なため、一度実務経験を積んでしまえば仕事がなくなるということはないでしょう。
転職もしやすく、今後のAIやIoTの社会においてニーズがなくなることは考えにくく、スキルと営業力次第で年収も上げやすいです。
フリーランスや起業も視野に入れるべし。
実務を数年経験したらフリーランスがおすすめです。年収が一気に上がるうえ、自分の時間がめちゃくちゃ増えます。
その代わり、フリーランスは実力主義であるため、企業に勤める数年の間にできるだけスキルを高めておくことと、営業力もカギを握ってくるので勉強しておくことをお勧めします。むしろ営業力の方が大事かもわかりません、一生使えるスキルなのでぜひ養っておくといいです。
スキルも営業力もついたなら法人として起業も視野に入れるべきでしょう。なるべく若いうちに経験しておくほうが、失敗してもダメージは少ないですし仕事に対する考え方もかわるのでメリットは大きいです。
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他の人気の業種はダメなの?
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「プログラミングに興味がある。」「IT業界に入るメリットは?」←現役エンジニアがお応えします。加えて、プログラミングを学ばない先のリスクについても解説します。なぜ今がプログラミングを学ぶチャンスなのか?日本で生きていく上で知っておくべき事実です。