FXと株、どっちから始めるべき?初心者向けにわかりやすく解説します。

Fx, FX会社レビュー, ,

こんにちは、投資家・トレーダーの祐です。

FXと株、始めるならどっちがいいかなぁ?

と、興味はあるけど、どちらも不安でなかなか始めることができない人もいらっしゃるかと思います。株もFXもそれぞれメリットを活かしつつ、リスクをケアすればこわくありません。初心者向けに解説します。

この記事は誰におすすめ

  • FXと株のどっちがいいか悩んでいる人。
  • FXも株もリスクがこわくてなかなか始められない人。
  • FXか株、どちらかしか興味がない人。

 この記事の内容

FXと株、それぞれの強みやリスクを把握すべし。

FXと株、それぞれの強みやリスクを把握すべし。
まずはFXも株も、特徴から観て比較していきましょう。

 FXの特徴

  • レバレッジが最大25倍(国内のFX業者の場合)※1
  • ポジションを保持しているとスワップポイントがもらえる。
  • ほぼ24時間取引できる。
  • 商品の選択肢(通貨ペア)が株に比べると少ない。

※1 最低限必要になる資金は、1lot1,000通貨の業者で約6,000円、1lot10,000通貨の業者で約60,000円程度。(米ドル/円の場合。23年11月時点)

 株の特徴

  • レバレッジは約3倍(信用取引の場合)※2
  • 現物を保有すれば配当金や株主優待がもらえる。
  • 取引時間は9時~15時。
  • 国内株だけでも約2,000銘柄ほどあるので自分の投資スタンスに合ったものを探しやすい。

※2 最低限必要になる資金は、株価1,000円で最低単元100株の場合、1,000×100=10万円の3割で、約3万円程度。現物取引の場合は、10万円がまるっと必要。

FXと株でレバレッジを比較。

レバレジッジはそのままの意味では「てこの原理」ですが、金融業界でレバレッジといった場合は、たとえば株の信用取引であれば、本来必要となる資金の30%だけを委託保証金として預けるだけで、約3.3倍の取引ができてしまうのです。30万円あれば、約100万円の取引ができます。

FXでは国内業者であれば最大で25倍までレバレッジをかけることができるので、より少額から始めることも可能です。レバレッジが大きくなればその分、増える時も減る時も金額は大きくなるので、しっかりリスクマネージメントしていく必要があります。

また、バリバリ稼いでいるFXトレーダーの中にはあえて海外の口座を選択する場合があります。これはなぜかというと、レバレッジを数百~数千倍かけれるというケタ違いの恩恵を受けるためです。スプレッドや納税方式に違いも出てくるので、始めのうちは気にせず国内業者にしておけばOKです。

FX→スワップポイント、株→配当金や株主優待。

不労所得を得るためには、長期投資で仕込んでいくことが必要です。株であれば配当金、FXではスワップポイントを得ることができます。株の配当金や株主優待は銘柄によって年に1度~数回といったものですが、FXの場合は毎日スワップポイントが発生します。

これだけ聴くとFXの方がいいように思えますが、スワップポイントは日々変動する上に、マイナスとなる場合もあるので、細かくチェックする必要があります。不労所得と聴くと株の配当金の方がイッメージ先行しがちですが、FXのスワップポイントで積み上げていくことも十分に可能です。

取引時間はやり方次第なのであまり影響しません。

FXの取引時間は各社のシステムメンテナンスの時間を除けばほぼ24時間です。ざっくりした流れは、

日中:日本のマーケット時間 → 午後:ヨーロッパのマーケット時間 → 夜~深夜:NYのマーケット時間

です。午後~夜にかけて売買が活況になっていく傾向にあります。会社員の人は帰宅したぐらいにちょうどピークが始まるイメージです。

株の場合は日中働いていると観れないというデメリットがありますが、今は注文を入れておいて自動売買も可能なのでカバーは可能です。

逆に、メンタルを安定させるためにあえて相場を観ずに自動売買をしている、という方法もあるので、マーケットを観れないことは決してデメリットだけではありません。

人それぞれですが、自分の生活スタイルや性格に合わせていけば、取引時間の差からの影響はあまり問題じゃないといえます。

FXと株の投資商品の量はかなり違います。

銘柄数でいえば、株の方が圧倒的に多いわけですが、もちろんその分、銘柄を絞る手間というのが発生してきます。商品の選択肢を広げるという意味では、「株」「FX」とわけてしまうのでばなく、お金の流れていくところに投資するのが理想といえます。

FXと株でどっちをやるにしても気をつけるべき点。

FXと株でどっちをやるにしても気をつけるべき点。
最低限ですが抑えるべき点をまとめてみました。

  • 運用する資産の量は多いほうが有利。
  • ニュースで判断するのは危険です。
  • 独学で勝てる...ってなぜ思ってしまったんだろう。
  • 【最重要課題】は“メンタルのケア”です。

運用する資産の量は多いほうが有利。

これはもちろんです。例えば株でいえば、1,000万円の投資で5%リターンがとれただけで50万ですが(適正に銘柄を選択すれば一日で5%動きます)、100万円で50万のリターンを出すにはそれ相応の時間と手間がかかります。

もちろんFXも同様です。レバレッジをかけ過ぎずに安全に資産運用したいなら、資金は多い方が有利です。 “資産運用”する前の“資産作り”から投資は始まっていることを意識しましょう。

ニュースで判断するのは危険です。

投資がうまくいかない人の陥りがちなワナです。

  • テレビでアナリストが「〇〇銘柄は買いだ。」「円安方向に動く。」「日経平均は〇〇円までいきます。」と言ってた。
  • 新聞で〇〇銘柄の特集が組まれていた。
  • 会社で〇〇さんが「〇〇銘柄は今買いだね。」「〇〇に投資したら利益とれたよ。と話していた。

 今この時点から、これらの情報を売買の判断材料にすることはやめるべき。

ニュースを観ること自体は悪いことではないです。日々新しい情報を取り入れた上で自分なりに今後の時代の先行きを考えるのはビジネスの基本です。自分なりに考えて見通した上での投資であれば素晴らしいことだと思います。

ですがニュースで観たそのままの情報と、投資するかどうかの判断は必ず切り離して考えてください。ニュース材料に流されて損したところで誰も責任をとってくれません。判断したのは自分自身です。そして誰も補填はしてくれません。

そもそもプロの機関投資家の人たちと一般の人たちで同じスピード感で情報を得れるはずがありませんし、その材料で価格が上がるか下がるかを判断するのは、とても難しいことです。

なので、個人投資家がとれる対応としてできるのは、チャートに表れてから判断する、というものです。重要な経済指数や有名企業の決算発表があった際には、それがチャートに表れてから動くように心がけましょう。

独学で勝てる...ってなぜ思ってしまったんだろう。

「私FXなら勝てそう。」「絶対この株ハネると思うんだよね。」「誰も知らない自分だけの理論を発見したぞ。」

不思議とこう思ってしまうのがFXも株もこわいところ。要するにプロの存在を忘れてしまうんですね。パソコンでチャートを観ながらポチポチやれば勝てそう、みたいなイメージが先行しています。

ですが、実際はぜんぜん違います。金融の世界にも当然、証券会社に属したプロのトレーダーの方々がいますし、個人投資家の中にも桁違いの資産を運用している猛者たちがいらっしゃいます。そういった方々と同じ土俵にたっている、という意識を持つことから始めてください。

となると、結局こわくて投資を始めることができなくなってしまいそうですが、きちんと正しい知識を勉強して安全に運用していけば、こわいことはありません。“パソコンいじるだけで”“簡単に”と思ってる部分が問題というだけです。

私自身もこれに該当します。本を読んだだけで株のデイトレで食べていけるとなぜだか思ってしまい、大損してしまいました。黒字化できた今だからこそ笑い話にできますが、それはそれはつらい日々でした。
そんな経験から、投資でつらい経験をしている人を助けていけるよう今は活動しています。

【最重要課題】は“メンタルのケア”です。

どんな素晴らしいノウハウやパソコンがあったとしても、メンタルの整っていないと投資で成功することはできません。

目の前でグァングァン目まぐるしく動くチャートを平常心で観ていられますか?仕事中に相場が観れなくて不安におそわれたりしませんか

投資に限らず、スポーツであれば冷静さを失ったほうが負けるし、ビジネスにおいては金銭的・時間的余裕がない人は失敗する可能性が高まります。

 投資は失敗するとお金に直結することから、金銭的な余裕とこころの余裕、どちらも超重要です。

FXと株どっちを選ぶかはあなた次第だけれども。

FXと株どっちを選ぶかはあなた次第だけれども。
どっちを選ぶかの結論です。

始めるならどっちでもいい!

本末転倒にはなりますが、正直どっちからでも問題なしです。正しい知識を学んでいれば、チャート理論は共通ですし、しっかりリスクマネージメントすれば、どちらでも安全に運用していくことができます。

まずはとにかく始めること、そして継続していくことが大切なので、興味のある方からやっていきましょう。

理想はFXも株もどっちもやる!

です。どこにお金が流れているか、機会損失を防ぐためにも、両方やるのが一番です。国内の証券会社やFX会社は、どこも口座開設や口座維持手数料などは無料なので、まずは興味のある証券会社で口座開設してみてください。

タグ: ,