FXの第一歩、決済方法をマスターしよう!【なぜ必要?】

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こんにちは、投資家・トレーダーの祐です。

FXを始めてみたけど、いまいち利益は出ないし、損失のほうが大きいなぁ...

という初心者向け。FXや株で収益化していくには

【損失を最小限にし、利益を最大化する】

これにつきますね。そのためにやることは2つ。

  • きっちりロスカットする。
  • 利益が伸びるまで保持する。

シンプルですよね。でもこれがなかなかできない!だから損してる人が多いんです。富を築いていくには、この課題をクリアしていかなきゃなりません。そのための方法の一つとして、決済手段を使い分けていく方法があります。

FXで登場する一つ一つの注文・決済方法を、「なんかよくわからないから」といってストリーミング(成行)注文ばかりにしてしまうのはよくありません。

本質を理解した上でストリーミング注文を選択しているのであれば問題ありませんが、あまりわかっていないのであれば、ちゃんと理解して勝率を高める戦術をとってけるようにしていきましょう。

今回はチャートツールはみんなのFX、取引ツールはみんなのFXとDMM FXを比較するために使用していきます。

この記事は誰におすすめ

  • FXで成行注文しかしていない人。
  • 成行以外の注文の使い道がわからない人。
  • FXを始めたばかりの人。

 この記事の内容

※この記事はプロモーションを含みます。

FXの決済方法、きほんの「き」を知る。

FXの決済方法、きほんの「き」を知る。
ポジション決済の基本を紹介します。これを使いこなしていくだけでも十分に損失の軽減や利益を伸ばしていくことは可能なので、きちんと理解できるまで何度も読み返してみることをおすすめします。

きほんの「き」【逆指値注文】

損切りを最小限におさえる、基本にして強力な武器となるのが逆指値注文です。買いポジションを持っている状態で、○○円まで下がってしまったらロスカット注文を執行。もしくは売りポジションを持っている状態で○○円まで上がってしまったらロスカット注文を執行、といったように使っていきます。

きほんの「き」【逆指値注文】
出典:みんなのFX

FXのみならず株においても基本となる決済方法であり、時間的もしくは精神的に自分自身でのロスカット注文ができない場合に使用すると効果的です。また、応用的な使い方としては、利益が伸びた際に、利益を確保するために逆指値注文を入れておくこともできます。

110円でAskして、111円まで円安が進んだ時に110円50銭で逆指値の決済注文を入れておけば、利益確定することができます。そうやって少しずつ利益確定の価格をずらして伸ばしてく方法を、トレール注文とかトレーリングストップとか呼んだりします。

立派な戦略の一つですが、ポジションを切った後にさらに反転して価格が伸びていってしまうこともあるので、現在の値段からある程度幅をもたせて価格を設定することも必要です。自分のメンタル的に納得がいくバランスをとることが重要となります。

逆指値注文の進化版【OCO注文】

OCOは“One Cancels the Other”の略で、同時に2つの注文を入れておき、一方が約定したら、もう一方は自動的にキャンセルされる、といった注文方法です。

お察しが速い人ならもうわっているかもしれません。そう、これは利益確定と損切りの両決済注文を入れておけることを意味します。

逆指値注文の進化版【OCO注文】
出典:みんなのFX

108円でAskで入り、113円になったら利益確定の決済、105円になったらロスカットの決済といったような感じです。OCO注文もやはり、時間的・精神的に自身で決済注文ができない人は積極的に使っていきましょう。

ロスカットルールを守れない人はもちろん、「利益が伸びる前にこわくなってすぐ決済してしまう」という人は、ポジションを保持する練習が必要であり、OCO注文はその練習にピッタリです。

実際のOCO注文の入力画面を観てみましょう。

OCO注文の入力画面
画面は左側が「みんなのFX」、右側が「DMM FX」です。注文を2つ入力できるようになっています。

たとえば赤枠は指値を選択して利益確定の注文、青枠には逆指値のロスカット注文を入れておく、といったように設定していきます。

逆指値注文とOCO注文、どっちがおすすめ?

はっきりとどちらがおすすめ、というのはありません。どちらを選択するか、決め手は2つです。

  • 感情のコントロールができるかとうか。
  • 時間的制限があるかどうか。

“利益を伸ばすことができるかどうか”をもっと具体的にいうと、利益が伸びるまで待てるかどうか、価格の上げ下げが繰り返されることに耐えられるかどうか、ということを表しています。

目の前で動く価格に感情がすぐに揺さぶられてしまう人は、ポジションを保持していくことがむずかしくなるので、OCO注文で利益を確定してしまうことがおすすめです。

ですがFXは強いトレンドが発生したときの勢いがすごいので、OCO注文だと大幅な利益の取り逃しの可能性もあります。

感情がぶれずにしっかりと保持できる人は、ロスカットの逆指値注文だけ入れておき、利確は自分で執行するほうが取り逃しを減らすことができます。そして、そうなれるように初心者の人は保持する練習を意識していったほうがいいでしょう。

単純に相場やチャートを観る時間がない人は、「小さな利益でも取りたい」「大きな利益じゃなきゃいらない」かで決めるのもいいかと思います。

でも基本的には利益を伸ばすことがトータルの収益につながっていきますので、大きな利益をねらいつつ、トレーリングストップの逆指値注文をこまめに調整していくのが最善策といえるでしょう。

FXの新規注文~決済までを自動化する方法と注意点。

FXの新規注文~決済までを自動化する方法と注意点。
注文の価格が明確に決まっている人や時間的制限がある人は、これから紹介するIFD注文とIFO注文を活用していきましょう。

新規建と利確のセット【IFD(イフダン)注文】

IFD注文は新規注文を指値・逆指値で入れておき、それが約定すると利益確定の指値注文が発動します。

「○○円まで上がったら(下がったら)新規買いして、△△円まで上がったら利確の決済。」もしくは「○○円まで下がったら(上がったら)新規売りして、□□円まで下がったら利確の決済。」といったことが可能です。

新規建と利確のセット【IFD(イフダン)注文】
IFD注文で注意しなければいけない点は、ロスカットの設定がないことです。なのでもし、相場やチャートを観る時間に制限がある人は、次に紹介するIFO注文を利用するのがおすすめです。

取引画面を観てみましょう。

新規建と利確のセット【IFD(イフダン)注文】
赤枠のところに新規建て、青枠のところに利益確定の注文を入力していきます。

新規建と利確・損切りのセット【IFO(イフダン・オーシーオー)注文】

IFD注文OCO注文いいとこどりIFO注文です。仕組みとしては、IFD注文にロスカットの逆指値が加わっただけなので、むずかしく考える必要はありません。

新規注文を指値で入れておき、それが約定すると、利益確定の指値とロスカットの逆指の両方の決済注文が発動します。

新規建と利確・損切りのセット【IFO(イフダン・オーシーオー)注文】
IFD注文とIFO注文の選択については、正直なところIFO注文の一択です。相場を観る時間がない人は特に、ロスカットは意識したいところですので、IFD注文とIFO注文の違いをしっかりと理解した上で、IFO注文を使っていきましょう。

取引画面を紹介します。

IFO(イフダン・オーシーオー)注文
赤枠には新規建ての注文を、青枠には利確とロスカットの両決済注文を入力します。

IFD注文とIFO注文の注意点。

IFD注文・IFO注文で新規建てする際に、指値注文には注意が必要です。指値注文は「下がったら買い」「上がったら売り」といったように流れと逆に注文を入れていく行為なので、逆張りにならないように気をつけてください。わかりやすいように、いくつか順張り・逆張りの例を紹介します。

 ローソク足を追っていく順張り:〇

ローソク足を追っていく順張り:〇
上昇トレンドで、価格が下から上へ抜けていくところを順張りで取っていきます。

 ローソク足に逆らっていく順張り:〇

ローソク足に逆らっていく順張り:〇
矢印のところでBid(売り)を指値で張っていた場合は一見、逆張りに見えなくもないですが、下降トレンドの中での売りなので順張りになります。

 逆らっていく逆張り:×

逆らっていく逆張り:×
ここでBidを指値で張っておくのは、逆張りになってしまうので注意です。逆張りは損しやすいのであまりおすすめできません。初心者の内は順張りに集中しましょう。

決済方法以外にも。FX初心者向けワンポイントアドバイス。

決済方法以外にも。FX初心者向けワンポイントアドバイス。
注文・決済まわりでの初心者向けワンポイントアドバイスを載せておきます。

“ロスカット=損失を受け入れる”できてますか?

“ロスカット=損失を受け入れる”ことを心の底からできていますか?

これができていないと、トレードや投資で富を築いていくことはできません。これはビジネスにも共通ですね。初期費用をケチる人は物事を始めることさえできません。でも人生成功している人はみな、自己投資がうまいです。

そしてそれは、株やFXでも同じです。「○○円失ってでも△△円利益出したい!」と思えるかどうか。そして、トレードはほんとに○○円失うことになるので、それを心から覚悟できるかどうかです。

両建ての本質を理解していますか?

Ask(買い)とBid(売り)の両建がFXは簡単にできてしまいますが、基本的に初心者にはおすすめしません。両建は決して、価格が上がるか下がるかわからないからやっているわけではなく、細かい計算があって初めて成立します。

両建にもいろいろな手法がありますが、一番ベーシックな考え方はリスクヘッジのために行うものです。損失を軽減するために、多少利益が減少してでも反対のポジションも仕込んでおく、といったスタンスです。

ですが、反対のポジションを管理していくことは混乱すやすく、場合によっては両ポジションとも損失が出てしまい、マイナスが増えるだけになりかねません。最初の内はあまり難しいことは考えず、それよりもしっかりとトレンドを読むことに集中しましょう。

両建てのON・OFFの切り替えを実際の取引画面で確認してみましょう。

両建てのON・OFFの切り替え
みんなのFXの方はそのまま【両建】となっていますが、DMM FXの方は【FIFO】と表記されています。FIFOはFirst In First Outの略で、保有ポジションと反対の注文をした際、保有ポジションの決済から処理される=両建てがないことを意味しています。

なので、両建をOFFにしたい場合は、【FIFO】をONにしておきましょう。

途中で時間足を変えてはいけない。

トレードで一番やってはいけないこと。それはロスカットポイントを変えることです。これは利確ポイントをずらしていくトレール注文とは別の話です。

ロスカットポイントを取引の途中で広げることは、損失の拡大はもちろんのこと、“ロスカットができない証”でしかありません。

そしてそれを促進してしまう行為が、取引の途中で時間足を変更すること。時間足を変更すればロスカットポイントも変わるため、ロスカットをしない口実をつくれてしまいます。

それは絶対に避けなければいけません。ロスカットはこれからも長くトレードを続けていくための生命線です。改めて“心からロスカットを受け入れているか”自分に問いかけてみてください。

永遠に追及すべきこと。

それは【損切りの最小化、利益の最大化】です。そのための鉄則。

  • ロスカットは絶対にやること。
  • 利益が伸びるまで保持すること。

利確はプロでも一番むずかしい作業です。簡単ではありません。それを念頭に置いて日々、研究を続けていきましょう。

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