金投資の人気絶頂!基礎から理解して簡単に始める方法まで解説します

Finance, お金の基本,

投資するのが人気だね。でもどうやって投資するのか全然イメージがわかない。メリットリスクも知りたい!」

金投資の人気がコロナショック後に高まっています。でも金に投資といってもイメージが湧かない人は多いのではないでしょうか?

金投資が人気の背景を追い、どうやって投資するのか、投資の目的は?というところまでまとめて解説します。

 この記事の内容

  • 金投資の人気絶頂!その背景。
  • 金投資のコツやリスクは?
  • 金に投資する方法は?

金投資の人気絶頂!その背景。

金投資の人気絶頂!その背景。
金の高騰が連日ニュースになっています。

パンデミック下で年齢別に異なる投資対象。

新型コロナウイルスによる不安定な経済の流れの中で個人投資家は代替資産に興味があり、その中でも年長者を買い、若い世代ビットコインを買っているとブルームバーグが報じました。JPモルガン・チェースの分析を引用したもので、この調査では他にも、ミレニアル世代テクノロジー株を中心に株に投資をしていて、年長者株を売って債権を買っているということも判明しました。

債権を買っていることからもわかるように年長者にとってはいわゆる「有事の金」というわけです。逆にミレニアル世代に関しては、コロナショックの影響でお金に対する関心が高まっていることもスイスの金融機関UBSの調査でわかっていることから、株を積極的に買っていく行動につながっているのではないでしょうか。

「有事の金」は古い?

金はドルや株が下落した時の安全資産として買われることから、金とドル・株価は逆相関するのが過去の定説でした。株価が上がれば金の価格は下がり、金が上がれば株価は下がる。ドルも同じことが言えたわけです。

ただ近年この逆相関どおりには動かず、株高・金高というのがめずらしくない状態です。現にコロナショック後も株は上昇が続き、金も高騰している状態です。

金高・株高の背景。

ブルームバーグが報じたことからもわかるように、株高・金高が起こる理由としてはまず、買っている層の違いが観てとれます。パンデミック時に個人投資家の数が急激に増え、しかも年齢別に投資対象が株と金にわかれていることが大きな原因の一つでしょう。

各国の金融緩和政策により現金が余っていることも原因の一つといえるでしょう。コロナショック後に個人投資家が下から買いあげて、株高によりさらに余った資金での投資先ということで金が買われているわけです。なぜ金が買われるかといえば、やはりコロナ第2波を懸念しての「有事の金」という位置づけが根強いのでしょう。

金投資のコツやリスクは?

金投資のコツやリスクは?
金は株とは違い特殊な面が多いです。

特徴を把握し、目的をはっきりさせておかないと損するリスクもあるので注意が必要です。

主軸にはならない、あくまでリスクヘッジ。

株や不動産のような資産は利益を生み出すものですが、はそれ自体で+αの利益を出せるものではありません。むしろ金は保持しているだけで手数料がかなりかかるわけで、プラスにならないどころかマイナスになってしまいます。インカムゲインがあるわけではなく、キャピタルゲインを狙うにもリスクが高いわけですね。

もっといえば、実は金自体に価値があるわけではなく、希少性があるというだけで人間が「価値がある」と思い込んでいるだけであり、その本質部分は仮想通貨とあまり変わりません。ではなぜ有事の金なのかといえば、世界中のどこにいてもその「仮想の価値」を発揮して換金できるため、株価やドルが下落する局面で買われるわけです。

決して金はスイングトレードなど短期的な利益を追及する対象ではないので気を付けてください。僕もスイングトレーダーなので言ってしまえば、スイングをわざわざ金でやるメリットはないです。全然畑が違います。

リスクヘッジが先に織り込まれている場合も。

現にコロナショック後の株高・金の高騰がそれを表しています。「株が下がる時に買う」ではなく「株を買いつつ不安だから金も買う」とプロの機関投資家が先に仕込むわけです。そして実際に下降相場が到来し、個人投資家が高値掴みしだしたところでプロが逃げる、というのが近年の逆相関しない原因です。大損しないためにはチャートをしっかり観て判断できるかどうかが問われます。

リスクヘッジではなく分散投資という考え方も必要です。

逆相関ではなく同じような動きをするのであれば、分散投資という考え方も可能です。に分散することも大事ですし、一括ではなく積立て式で分割して購入することもリスク分散になります。価格が下がっても買い増すことで損するリスクをおさえられるドルコスト平均法を活用するといいでしょう。

金に投資する方法は?

金に投資する方法は?
金は投資の方法がたくさんあります。

ご自身の目的に合ったものを選べるかどうかも大事です。

  • 地金
  • 純金積立
  • 投資信託・ETF
  • 先物・CFD

地金はいわゆる金

いわゆる金の延べ棒です。地金商、金属メーカー、商社などで購入できます。現物を保有できるというメリットはありますが、家に置いておくのはかなり心配ですね。銀行の貸金庫に預けるなど追加のコストも加味して検討した方がよさそうです。

「延べ棒はさすがにちょっと」という人には金貨がおすすめです。デパートや宝飾店で買うことができます。家族へのプレゼントであれば価格などきにする必要もないですし、代々受け継いていけば金額以上の付加価値が生まれます。

堅実に純金積立。

定額もしくは定量での積立による購入方法であり、ドルコスト平均法によって購入単価をおさえることができます。もちろん金の現物を保有できるわけですが、万一に販売会社・保管会社が倒産した場合に金の現物を受け取れないというケースもありえる点に注意です。さらにデメリットとしては、手数料が高くつく点にも注意が必要です。

扱いやすい投資信託・ETF。

現物の購入に比べほとんど株と変わりなく、証券会社で管理できることから株に馴れている人であれば始めるにはぴったりかもしれません。株でも同様なように、ETFよりも投資信託のほうが手数料は高めで、ETFの場合は営業時間中であれば自分の好きなタイミングで売買ができます。

ETF・投資信託共通のデメリットとしては一部をのぞいて基本的に金の現物を保有するわけではない点があげられます。ETFの一つで通称「金の果実」と呼ばれている純金上場信託 (現物国内保管型) (1540)は、万が一の時に金現物と交換できるというメリットがあり人気となっています。

レバレッジをかけて先物・CFD。

上述のとおり、金はあまり短期投資には向かないとは思いますが、「ぜひやってみたい」「やる価値がある」という人にはレバレッジをかけて取引ができる先物・CFDがおすすめです。実際に金を主軸にスイングトレードで稼いでいる人もいますし、先物・CFDであれば売り建てができるので、金が高騰している今、おもしろいかもしれません。

CFDに関してはDMM CFDを利用しないのは損。【特徴や口座開設手順まで紹介】の記事で紹介しているのでぜひご覧ください。

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