SBI証券の使い方のコツから口座開設までを現役トレーダーが解説!
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こんにちは、投資家・トレーダーの祐です。
SBI証券の人気の理由を知りたい。
どの証券会社を選んだらいいかわからない。
という人向け。SBI証券のメリット・デメリットを詳しく解説するとともに、実際に使ってみての感触や感想も紹介します。
証券会社・FX会社の紹介記事のときに必ず言っていることなのですが、作ろうかで時間かけて迷うよりも、まずは作ってツールなどを使ってみてから迷うほうが圧倒的に有意義です。
「そんなにたくさん口座を作って大丈夫?」という疑問を持ってしまった人は、証券・FX会社を比較できるまとめ記事【現役トレーダーの感想付き】を参照してください。結論、まったく問題ありません。
証券・FX会社を比較できるまとめ記事【現役トレーダーの感想付き】
「証券会社・FX会社を比較して気に入ったところだけ口座開設したい!」←という投資・トレードの初心者向け。各証券会社のメリット・デメリットや、現役トレーダーが実際にツールを使ってみた感想も添えた記事をまとめました。口座開設する上で参考にして下さい。
とはいえ、証券会社を使いこなすコツはそれぞれの証券会社のメリットだけを選んで使っていくことです。なのでやはりいきなり口座開設を申し込む前に、メリット・デメリットを把握しておきましょう。
SBI証券はざっくり言ってしまうと、やはり人気なだけあり他社と比べても強みが多いです。短期トレーダーにも長期投資家にも使いやすく、そして定番からニッチな商品まで幅が広いので、ネット証券口座開設数No.1は納得がいきます。では、具体的にSBi証券の強みはどこにあるのか掘り下げて観ていきましょう。
» SBI証券
この記事は誰におすすめ
- SBI証券の強みを知りたい人。
- SBI証券を実際に使ってみた感想を知りたい人。
- どこの証券会社に口座開設するか迷っている人。
- SBI証券の口座開設方法を知りたい人。
この記事の内容
- SBI証券の口座開設する前に強みを知っておく。
- SBI証券に口座開設して実際に利用している感想。
- SBI証券の口座開設の流れを紹介。
※この記事はプロモーションを含みます。
SBI証券の口座開設する前に強みを知っておく。
米国株を中心とした海外株が豊富。
海外株式といえば、なところがあるSBI証券。個別株やETFの取引きが可能ですし、人気のロボアドバイザーWealthNaviもそろえているので、選択の幅がとにかく広いです。
米国株のインデックス投資といえばの代名詞のようなSBI・バンガード・S&P500インデックス・ファンドや世界の株式に分散投資するeMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)に投資したいなら迷わずSBI証券となります。
秘密は格安の為替コスト。
海外株に投資する場合に重要なのが、円貨決済と外貨決済の選択です。円貨決済は楽ですが為替コストが高くなってしまうので、できれば外貨決済をしたいところ。
そこで必ずセットで申し込むべきなのが住信SBIネット銀行です。なぜなら米国株の取り引きを考えている場合、住信SBIネット銀行であれば円→米ドルへの交換時の為替コスト(手数料)が4銭と他社と比較して断トツの安さであるからです。そして住信SBIネット銀行からSBI証券への送金は無料であるため、これを使わない手はありません。
もし住信SBIネット銀行も一緒に口座開設をする場合はスマプロランクを意識するとATM手数料や振込手数料が無料になるのでお得です。楽天証券を利用している人は楽天銀行との連携であるハッピープログラムをイメージしていただければわかりやすいと思います。SBIハイブリッド預金や外貨預金(普通・定期)の月末残高があればよいのですが、詳しくは住信SBIネット銀行のサイトをご覧ください。
Tポイントでポイント投資。
SBI証券であればTポイントを利用して投資信託を購入することができます。ポイント投資は初心者におすすめです。なぜなら投資・トレードはメンタルコントロールが勝敗の鍵を握るので、実際のお金で始めると失敗する人が多いわけです。まずはポイント投資で感覚をつかみましょう。
「失敗してポイントが減るぐらいなら何か買ったほうがよくない?」
と思うかもしれませんが、投資の経験を積めるのはめちゃくちゃ大きいですよ。お金もポイントも“消費してなくなる” → “資産として増やしていく”思考を持つと人生が変わります。ポイントこそもったいぶらずに投資に回しましょう。
SBI証券の看板であるHYPER SBI。
「板注文画面でのドラッグ&ドロップによる注文方法はネット証券で初めて導入された」とも紹介されていますが、ツールといえばHYPER SBIを思い浮かべる人も多いとおもいます。それぐらい長く幅広い人に愛用されているツールと言えます。
特徴としては画面は多少アナログな感じはありますが、機能はオールインワンといった感じです。チャートのテクニカルも豊富ですし、ニュースの豊富さもおすすめポイントとされています。
本来は有料のツールではあるのですが、無料にするための条件がいくつもあり達成しやすいです。信用取引口座を開設するだけで条件達成となるので、投資経験がある人はたとえ現物取引で長期投資しかしないとしても信用取引口座を開設しておきましょう。
夜間取引したい人のためのSBI PTS。
日中に相場が観れない、でもリアルタイムに取引をしたいという人はSBI PTSの利用により23:59まで取引が可能です。しかも16:30~23:59のナイトタイムセッションは取引手数料が無料です。夜間取引を考えている人は最適な証券会社といえます。
SBI証券に口座開設して実際に利用している感想。
HYPER SBIの良いところとイマイチなところ。
まずの最大のセールスポイントの一つである板注文に関してです。通常の誰でも利用できる板注文と、全板(20本)・全板(32本)という有料のものがあります。
新規も返済も共通していえるのは、リアルタイムで板に直接注文できる人は確実に全板の利用がおすすめです。本数が多いのももちろんですが、歩み値や保有ポジションのデータなども観やすく、画面構成はとてもいいと思います。
ただ、全板は逆指値注文の機能が用意されていません。これはおそらく、当然板を観ながら注文するんだからいらないでしょ?ということなんだと思います。なので、損切りの返済注文やマーケット時間外に注文を入れておきたいという人は、逆指値機能がある通常の板注文を利用するべきでしょう。
通常の板注文の画面です。全板と比べると本数は少ないですが、機能としてはじゅうぶんです。逆指値を利用したい人は通常のものを利用しましょう。
全板機能は有料とはなっていますが、HYPER SBIと同様に無料になる条件があり、無料条件達成はむずかしくありません。例えば信用取引口座を利用している人はそれだけで無料になるので、HYPER SBIの無料条件を達成するために信用取引口座を申し込んでいる人は全板も無料で利用できます。
チャートはNEWチャート一択。
チャートは個別チャート・相対チャート・NEWチャートの3種類から選ぶことができます。が、確実にNEWチャートの一択でしょう。自分なりのカスタマイズができて細かいところまで設定が可能なのはNEWチャートのみです。
NEWチャートの実際の画面です。配色はカスタマイズしています。
チャートを反転させる機能は他社ツールで備わっていることはあまりないので、戦略を確認する上でありがたいです。ただ、設定の一つ一つが直感的に操作できずわかりづらいところもあるので、初めて利用する人は操作ガイドを観ながらさわるのをおすすめします。
画面を反転させることができるのはなかなかない機能です。戦略の確認に役立ちます。
相対チャートは別々の銘柄のチャートを重ねて分析するためのものですが、メインで使用するものではありません。単体でしっかり分析するのであれば個別チャートかNEWチャートのどちらかとなりますが、個別チャートはチャートとテクニカルの縦幅を変更できなかったり、なぜだかMACDとヒストグラムが別々に扱われているのでそれで画面の幅をとってしまったり、ボリンジャーバンドが1つのシグマしか表示できなかったりと、当たり前のことが備わっていない部分があるのでおすすめしません。
よって、チャートはNEWチャートの一択となります。
NEWチャートではない通常の個別チャートです。こちらも配色はカスタマイズしています。
HYPER SBIチャートで一つ問題に思うのは分足で30分足がないところ。別に30分足は使いません!という人であれば良いのですが、分足を観る人であれば困る人もいると思います。その場合は他の証券会社のツールを利用する必要があります。
ニュースやマーケット情報が使いやすい。
ニュースはセールスポイントの一つでもあるのは確かで、取り扱うジャンルが幅広く、画面構成も観やすいです。主にランキングを取り扱うマーケット情報に関しても、マーケットサマリーは幅広いジャンルをまとめていて観やすいです。業種別ランキングも備わっています。
画面構成はこだわりだすとかなりおもしろい!
モニター1枚あれば、チャート・板・ランキング・ニュースなどを自分の好きなように構成できます。一つ一つの情報量やつくりが高品質なので、実際に使ってみることをおすすめします!
また、別途“プレミアムニュース”という有料機能に関しては利用していないのでなんともいえませんが、かなり気になってはいます。ただ、個人投資家・トレーダーがニュースで取り引きを判断してしまうのはそれなりにリスクをともなうので注意が必要です。情報の取り扱いのリスクに関しては株の情報収集すると初心者が陥りがちなリスクとは?【大損回避せよ】をご覧ください。
株の情報収集すると初心者が陥りがちなリスクとは?【大損回避せよ】
「株の情報収集をしたいけど、どうやって集めていこうかな?おすすめの本やサイトが知りたい!」←株の投資し始めの初心者なら誰しもそう思うでしょう。情報の収集はもちろんですが、正しい情報の使い方をしないと大損のリスクもあるのでセットで紹介します。
デメリットや個人的におすすめしないところ。
デメリットを把握しておくことも大事ですので、まとめておきます。
取り引き手数料はぶっちゃけ微妙。
「業界屈指の格安手数料」といっていますがぶっちゃけ微妙、というというか人によると思います。1注文ごとに換算されるスタンダードプランと1日ごとに換算されるアクティブプランの2種類が用意されていて、スタンダードプランに関しては他証券会社と同列といえます。考えるべきはアクティブプランです。
現物取引のアクティブプランは
- 100万円まで → 0円
- 200万円まで → 1,162円 (税込1,278円)
- 以降100万円増加ごとに → 400円 (税込440円)増加
信用取引のアクティブプランは
- 100万円まで → 0円
- 200万円まで → 877円 (税込964円)
- 以降100万円増加ごとに → 400円 (税込440円)増加
判定の刻み方が少ないので一日の合計ではあるのですが一回一回の取引をきっちり計算しながら枠いっぱいまでの金額に調整しないと、少し損した気になります。大きな利益がとれるのであれば手数料など少しの経費に過ぎないのですが、でもやっぱり気になりますよね。
この手数料体系が得になるのは、一回の取引が小さく、回数が多い人向けといえるかもしれません。スイングトレーダーやデイトレーダーなど信用取引の人はその戦略だと大口優遇を受けれなくなってしまいます。大口優遇に判定されると信用取引手数料が無料になるのでぜひ条件を達成したいところ。
そしてその大口優遇に関しても、達成したとしても無料になるのは翌営業日のみ、というのは他社と比較するとかなりイマイチです。例えば楽天証券であれば大口優遇を達成すると3ヶ月間も適用されるので、取引を休みたいときなども安心です。なのでたとえHYPER SBIの板注文が気に入ったとしても、手数料が自分の取引量にマッチしているかどうかはじゅうぶんに検討してみたほうがいいと思われます。
IPOは要注意。
SBI証券は断トツのIPO取り扱い銘柄数ということなのですが、SBI証券のデメリットというわけではなくそもそも論として、IPOは非常にギャンブル性の高い投資方法となるので注意してください。期待度の高い銘柄だと話題にもなったりしますが、爆上げ→爆下げリスクを考えるととてもおすすめはできません。
国外の例にはなりますが、BTSの事務所が上場したときは初日に爆上げ→爆下げでそのあと数日も下げ続け、世界的にニュースになりました。日本でも全然当たり前に起こることなので、儲かることばかり考えてケガをしないようにしてください。投資・トレードはオフェンスよりもディフェンスが大事です。
単元未満株はお試し用。でも練習にはなりません。
本来であれば銘柄ごとに設定されている株数でなければ買うことができないところ、それを下回った株数でも買えることから資金が少ない人でも株が始められるのが単元未満株。配当金もっもらえるということですが、購入価格は注文入力のタイミングによって「前場始値」「後場始値」「後場終値」になってしまい、いくらで購入できるかわかりません。単元未満株投資はなんとなくな部分が多いのですが、自分の手法・戦略にこだわりを持つことはとても大事です。
株に興味を持つきっかけにはなればと思いますが、本質的にはあまり投資・トレードの練習にはなりにくいので注意してください。
SBI証券の口座開設の流れを紹介。
指定の本人確認書類がそろっていればスマホで完結できます。まずは申込のサイトに行きます。
» SBI証券
- 1.口座開設申込
- 2.本人確認書類の提出
- 3.初期設定
- 4.完了通知の受取
口座開設申込はネットと郵送で選べますが、ネットを選択すれば最短翌営業日から取引開始できます。その場合は、スマホのカメラでの提出書類の撮影に加え、ご自身の顔の撮影もしくは銀行照会が必要です。
「なんだかめんどくさそうだなぁ」
と思った人。めんどうな手続きはその場で一気に終わらせましょう。郵送にしてしまうと日にちが空いてしまう分、手続きがどんどんめんどうになるので、スマホの取り扱いが苦手とかでなければネット一択です。どの証券会社を選んでも手続きはありますし、大して変わりません。パパっと済ませてしまいましょう。
詳しい申し込み方法は公式ページが一番わかりやすいので、参照してみてください。
» SBI証券の口座開設の流れ
まとめ:口座開設しない理由は見当たらない。
強いて言うなら申込の手続きに時間をとられるぐらいかと思いますが、どこの証券会社だろうと手続きはほぼ変わりません。まずはTポイント投資、そしてHYPER SBIを使ってみてください。
» SBI証券
証券・FX会社を比較できるまとめ記事【現役トレーダーの感想付き】
「証券会社・FX会社を比較して気に入ったところだけ口座開設したい!」←という投資・トレードの初心者向け。各証券会社のメリット・デメリットや、現役トレーダーが実際にツールを使ってみた感想も添えた記事をまとめました。口座開設する上で参考にして下さい。
スイングトレードの有料級のコツを公開【これから始める初心者向け】
スイングトレードを始めるにあたりテクニカルトレードの基本から勉強したい人向け。土台となる考え方から実際のトレード環境構築、テクニカル指標の使い方まで、スイングトレードのコツを無料で公開しています。大損・失敗したくない人はぜひご覧ください。