株の空売りをやらないのはなぜ?を排除し来たる下降相場に備えよう!
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「株の空売り?会社勤めだからチャートなんて観てられないし、リスクとかあるんでしょ?別にプロになりたいわけじゃないし。」
空売りって聴いたことあるけどなんか自分には関係ないかな?って思っている人が多いのが現実。でもそれはとても大きな機会損失であり、ほとんどの個人投資家は買いしかしていないのが現状です。差益だけを追求する投機とは違い、投資は企業の将来を考えてお金を預けるわけなので、ある意味正しいといえば正しいかもしれません。でもここで問題が一つ。
ほとんどの個人投資家は負け組。
これが現実です。理由は明白で、下降相場を【逃げる or 逃げない】の2択でしか捉えていないからです。これは大幅な機会損失です。下降相場の過ごし方の3つ目の選択肢として【収益化】を選べるようになれば利益を得る機会が単純に倍増するわけですから、すぐにでも空売りについて学んでいきましょう。
この記事の内容
- 株の空売りをやらないのはなぜ?
- 株の空売りで失敗しないための3つのリスクを把握。
- 株で空売りの3つのコツを覚えれば万能型の投資家・トレーダー。
株の空売りをやらないのはなぜ?
個人投資家が空売りを敬遠してしまう原因を知ることができれば対応ができます。
短期トレードをやる時間がない、手間がかかる。
空売りを敬遠する一番の原因と言えるかもしれません。空売りは買いによる投資行動とは違い、スイング(短期)トレードとなり、こまめなポジション管理が必要となります。
会社勤めの人などは、「日中に相場を見る時間などない」という人がほとんどなので、スイングトレードはできないと思いがちです。でも実は会社勤めでも短期トレードは可能ですし、僕も実際に勤めながら利益をば出せています。
そのカラクリはとてもシンプルで、指値注文や逆指値注文を活用した自動売買に任せてしまえばいいというだけの話です。僕の場合、ポジション取りは仕事の休憩の14〜15時、ポジション管理(利確・損切りの設定の修正)は出社前の9時(9:30出社なので)、とトレード時間を決めていて、それ以外は一切相場を観ません。デイトレーダーでもない限り、画面を観続けてトレードするのは無駄にポジションを触ってしまう原因となるのでおすすめできません。ポジション取りに関しても、実際は14〜15時の1時間をまるまる使うのではありません。毎日相場を観ていく中で目をつけている銘柄が売買ポイントに来ていたら注文を入れるというだけなので、実際は10〜15分ぐらいなものです。
あとは仕事が終わってから新しい銘柄を探すのもいいですし、僕のように朝時間がとれるという人はより最新の情報が得られる朝の方が良いでしょう。そのほうが、深夜に米国市場でおおきな動きがあったときにも対応できますし。
空売りってプロがやるものでは?
もしかしたら空売りは個人投資家ではなくプロしかやらないものと考えている人もいるかもしれません。なぜなら空売りは信用取引口座をもっていることが前提であり、信用取引口座は初めて証券会社に口座を開設する人には審査がおりないからです。投資経験が最低でも半年間は必要なので、信用取引口座が開設できるまでは買い戦略のみとなります。
「なんだかめんどくさいなぁ。」「信用取引ってなんだか失敗したらこわそう。」と思うかもしれませんが、買い戦略に関しても約3分の1の資金で株を買うことができるようになることから、口座開設してこらもう半年間以上は経っているという人は選択肢の1つとしてすぐにでも信用取引口座開設の申し込みをしましょう。
買い戦略よりも利益は↓、リスクは↑?
なにに重きを置くかにもよりますが、理論上は相場が動いたときに買い戦略のほうが利益が高く、リスクは低いと言われています。なぜなら株価は下落し続けてもMinは0までですが、上昇し続けると青天井なことから買いのほうが有利といえるからです。
ただ、投資スパンを考えた確率論でいえば、数年先に何倍にも膨れ上がっている可能性を当てるよりも、数日~数週間の動きを予測するほうが確率が高いのは確かです。なので、一概に買いのほうが有利だ、いや、空売りのほうが強い、といえるわけではありません。大事なのは投資スタンスや相場の状況に合った戦略を柔軟にとれることでしょう。
株の空売りで失敗しないための3つのリスクを把握。
青天井リスクを簡単に排除する方法。
ここまで読んでくださった人ならもうおわかりかもしれませんが、反対売買の逆指値注文を入れておけばそれでおしまいです。なにもこわいことはありません。
例えば5000円で空売りしたとして、株価が5100円に到達したら損切りする設定をしておけばよいだけです。この時のテクニックを1つ紹介します。それは、株価が5100円に到達したときにいくらで買い戻しするかというところです。
5000円で空売りし、株価が5100円になったら損切りの買い戻しをするといった場合、少しでも損を抑えたいばかりに買戻し金額も5100円にしてしまうと大きな痛手を食らう可能性があります。なぜなら大口の注文が入った場合に価格がとんでしまい、自分の注文が遂行されず損が膨れ上がる可能性が出てくるからです。それを防ぐための方法として、株価が5100円に到達したときの買戻し金額は5105円や5110円など余裕をもたせて設定してください。大損をくらいたくなければ5円10円をケチるのはやめましょう。
逆日歩はそこまで気にしなくても。
逆日歩とは簡単にいえば、空売りが買いを上回り過ぎて株が不足してしまうことから発生する手数料のようなものです。逆日歩が発生している銘柄に関しては空売りをする時点で確認すれば済みます。
問題は空売りをする時点でまだ逆日歩が発生していない場合です。逆日歩はいつ発生するかも問題ですが、もっとこわいのはいくら発生するかがわからない点です。でもこればかりは心配してたら始まらないですし、逆日歩は発生したとしてもほとんどの銘柄が1株当たり0.05円しかとられませんから、気にする必要のない額です。
実際、空売りをしようとした銘柄で0.05円の逆日歩が発生していたとしても、僕は迷いなく空売りを仕掛けます。利益のほうが圧倒的に大きいですからね。
トレンドがつかめない人は危険です。
買いと売りの両方を知ってしまうと、下手な人の場合どっちつかずになってしまい「上がったから買いだ!」「いや、やっぱり売りだ!」と戦略が定まらず損が積みあがっていきます。僕が過去に大損した原因もこれでした。まだセミナーでプロから学ぶ前だったので、トレンドをとらえるということができずどんどん損していきました。今考えれば愚かだったと思いますが、当時はそれもわからずただただ一生懸命損をしていったのを思い出します。
株で空売りの3つのコツを覚えれば万能型の投資家・トレーダー。
買いと売りをうまく使い分けれたら上昇相場も下降相場もチャンスと思える万能タイプの投資家・トレーダーになることができます。
木を観ず森を観よ。
トレンドがつかめない人がもっとも重要視すべきことです。例え数日~数週間で手仕舞いをするスイングトレーダーでも、中~長期的な目線でのトレンドの把握が必要です。
上昇トレンドなら買い、下降トレンドなら売り、この当たり前のことを当たり前にできないからこそほとんどの投資家は負けているわけです。下降相場なのに昨日今日で上げたから買い、もしくはその逆で上昇相場なのに少し下げたからっ空売りするなど、大きなお金の流れに逆らっても自分の思っていた方向とは逆に相場は動いていきます。
相場からしたら本来いくべき方向、でも一時的な調整につられてあなたが逆にいくと思ってしまっただけです。短~中期投資・トレードでうまくいかない人のほとんどの原因はここにあります。すでに損をしている経験のある人はぜひチャートを観て振り返ってみてください。
空売り比率をチェック。
日経平均の空売り比率を毎日チェックすることもとても重要です。僕のおすすめのサイトを紹介します。
⋙ 空売り比率 日経平均比較チャート
空売り比率と日経平均を1つのチャートでのせてくれているのでとてもわかりやすいです。空売り比率を知ることで何がわかるかというと、売りポジションの清算=買戻しによる踏み上げを警戒することができます。空売り比率が上がっているのに株価がそこまで下がっていない場合、買戻しの踏み上げにより株価が高値を抜けてくる可能性もあります。
空売り比率の高さの目安ですが、数年前までは40%まで上がると高いといわれていましたが、最近では40を超えるのは当たり前で50%付近まで上がってやっと解消されるといったイメージです(もちろん時期にもよります。ぜひご自身で数字を追ってみてください。)
上級者はリスクヘッジとしての保有もあり。
投資・トレードでバリバリ稼げている上級者は買いポジションを保有している一方で、空売りポジションをもつことでのリスクヘッジも行っています。上昇相場・下降相場のその時々で強い業種・弱い業種、もっといえば1つの業種の中でも強い銘柄・弱い銘柄がそれぞれ必ずあります。
最初はむずかしいとは思いますが、業種を意識してお金の流れを観ていけば買いで持つべき業種・銘柄と空売りで持つべき業種・銘柄が少しずつわかってくることでしょう。
下降相場は空売り、底を打ったら買い。
それぞれを存分にとっていけば大きな資産形成は全然夢ではなく手の届くところにあります。安値でしっかり買うことで配当金による不労所得を得て、下降相場は空売りでがっつり利益を出す、最強の投資家・トレーダーを目指しませんか?行動するかしないかの違いだけで、人生が激変します。
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