株で失敗しないためのアンガーマネジメント術【勝てていない人必見】

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「また株で失敗した!もうどーしたらいいの!!?どんどんお金も減っていってるし!何をどうしたらいいのか全然わからないよ!!!」

株で悩みをかかえてストレスが溜まっている人はたくさんいます。僕もデイトレで大損していた最初の頃、ほんとにこんな気持ちでした。

でもその頃に今流行りのアンガーマネジメントをいち早く勉強したことでメンタルが改善し、黒字化を達成することができました。そのコツを人気の本も交えて紹介します。

  • 株で失敗した時の怒りの根本を分析する。
  • 株で失敗を減らしていくアンガーマネジメント術。

株で失敗した時の怒りの根本を分析する。

株で失敗した時の怒りの根本を分析する。
怒りの根本を理解することでコントロールするきっかけをつかみます。

怒りや不安はポジティブ感情と表裏一体。

怒り不安などのネガティブな感情は、期待喜びなどのポジティブな感情比例した分だけ一緒になって襲ってきます。10期待したら10不安になる、100期待したら100不安になるのです。

買った株の銘柄に上昇を期待すればするほど“損するかもしれない”という不安にかられ、余計な行動をしはじめます。例えば早く利確してしまったり、損切りを遂行しなかったりといったルールから外れた行動をとってしまいます。

逆を考えたらわかりやすいですね。スポーツで応援しているときなど、「もうダメかもしれない。無理かもしれない。」と不安が強いほど、勝ったときの喜びは大きいですね

医学的に説明すると、怒りで興奮するとアドレナリンが分泌され、上がった血糖値を下げるために今度はインスリンが分泌されることからメンタルが不安定になるのです。

身近なほどに大きくなる怒り。

自分の遠い存在のものには大して怒りは強くなりません。ところが、自分の身近にある存在のものほど怒りは強くなります。

例えば、なにか予定があって出かけようと思っていた休みに雨が降ったとき、どれだけの怒りがありますか?空に向かって怒り叫んだりはしませんよね。「仕方ないな。」程度にしか思いません。

ですが身近な存在の場合はどうでしょう?子供が言うことを聞かなかったりすると大声で怒ったりしますね?職場でミスがあったりすると上司が怒っていたりということもあります。

ではなぜ近しい存在だと怒ってしまうのか。それは身近な存在のものは「絶対に自分のいうことを聴くはず!」と思っていて受け入れることができないからなんです。

 遠い → 受け入れられる。近い → 受け入れられない。

天気のような遠い存在はどうすることもできないことを受け入れられているんです。でも身近な存在が自分の思い通りにいかないと受け入れられないんです。

では株価に対してはどうでしょうか?買った株が下げて損してしまい怒る。ということは、自分が負けたことを受け入れたくないんです。思い通りになるはず、と思ってしまっているんです。これこそがそもそもの間違いなんです、株価は自分のいうことを聴くはず、というのが。

「べき」という思い込み。

「この作業は○○なようにやるべき。」「お客様には○○するべき。」といった固定概念があるからこその怒りも多いです。いわゆる頭の硬くなっている状態です。前提が絶対的になってしまっていてクリエイティブな行動がとれなかったり人の意見を聴き入れることができない状態です。

株に対しての固定概念はどうでしょう。「買った株は上がるべき。」「投資は儲かるべき。」「自分はFXをやるべき。」無意識のうちに固定概念を持ってしまっている可能性があります。どんな思い込みをもってしまっているか考えてみましょう。

株で失敗を減らしていくアンガーマネジメント術。

株で失敗を減らしていくアンガーマネジメント術。
ここまでで原因を理解しただけでもかなり改善できます。

ではさらにどんなことをすればコントロールできるようになるか観ていきましょう。

瞑想で不安をコントロール。

瞑想で“現在”に集中することで“過去の不満”“未来の不安”から解放されます。“現在”に集中することで“さっきの損”への怒りや不満、“保持している銘柄が明日下がるかもしれない”という不安から解放されてください。気持ちをフラットにすることで期待や不安をコントロールできます。

注意点として、不安を0に抑えこもうとするとうつになりかねないので気をつけてください。ポジティブ感情とネガティブ感情のそれぞれをコントロールしてメンタルを安定させることに集中しましょう。

トレードノートにプラスα

トレード日記はきちんとつけているでしょうか?日記にたった一つだけ項目を増やすだけで怒りがコントロールでき、成績が改善します。個人差はあると思いますが一応記入すべき項目を載せておきます。

  • ポジションをとった日時と価格。
  • ポジションをとった理由。
  • その時の感情。
  • ポジションを手仕舞った日時と価格。
  • 手仕舞った理由。
  • その時の感情。

大事なのは、感情を記録しておくことです。できるだけ具体的に記録してください。そうすれば自分がどんな思考でどんな行動をとったときに怒りが湧いてくるのかがわかります。

僕の場合だと、初めはデイトレでトレードのキャリアをスタートさせましたが、感情のコントロールが難しいことがわかったため、メインをスイングに切り替えて、結果として黒字化することができました。

ちなみにトレード日記を負けた取引しかつけない人もいますが、勝った取引もつけることをおすすめします。なぜなら自分の成功体験を観ることで自信と余裕が生まれるので、怒りが減るとともに自己肯定感が高まりパフォーマンスが上がります。

成功体験がなくて自信がない、もしくはなにかうしろめたいことがあるような人は防衛感情をもちやすいので、怒りを持ちやすくなります。「自分のことを馬鹿にしやがって!」といったように自分で自分を下にみてしまうとうつになりかねません。成功体験もちゃんと認識して自信をもってください。

自分の怒るツボを把握することはめちゃくちゃ大事です。トレードノートは必ず作りましょう。

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