【株の損切りラインを動かしてしまう大罪】犯さないようにする心理学
Stock, 株式投資,トレードのコツ, メンタル, 損失,リスク対策
「株で損切りするラインはどの辺がいんだろう?もしかしたら価格が戻ることもあるし柔軟に考えていくとむずかしいよね?」
損切りは投資・トレードにおいて生命線です。損切りを正しく学ばないと二度と相場の世界に戻ってこれなくなることも十分起こりえます。
この記事の内容
- 株の損切りラインを動かしてしまう大罪。
- 一度決めた株の損切りラインをガッチリ固定するテクニックまとめ。
投資で成功したい、人生を豊かにしたいとほんとに思うなら損切りは絶対です。僕も大損をした経験ベースで話していくので、多少であれリスクは軽減していけると思います。
株の損切りラインを動かしてしまう大罪。
損切りの価格を設定したあと、ちゃんと注文を遂行できていますか?
買った株が損切り価格まで下げたときに、「いや、戻るかもしれない」と、反対売買せずに保持を続けてしまった経験も一度はあるのではないでしょうか?
そのあと株価はどうなったでしょうか?一度の判断ミスがもしかしたら大きな後悔を呼んでいたかもしれません。損切りをしなければ!でもできない!といった行動の原因を深堀りしてみましょう。
頭ではわかっているのに行動できない。
「損切りは基本だ!」
「○○円で絶対損切りしよう!」
基本から勉強してトレードを始める人はちゃんとわかっている人が多いと思います。そして最初はちゃんと自分の作った損切りルールを守れていたはず。
なのにどこかで歯車が狂いだし、いつからか守らずにポジションを保持することがちらほら出始めてきます。それは一体いつなのか、なぜなのか?
自分では気づいているはず。そう、負けることが多くなってきてからではないでしょうか。損益により自分のお金が減っていくことで、「これ以上損することはできない。」「この前、損切りした後に結局は価格が戻ったから、それに賭けてみよう。」と自分のルールから外れた行動をし始めます。
そうして行き当たりばったりの損切りを回避したとしても、状況が悪化することは目に観えています。大損を回避するための命綱を切ってしまったのですから、当然と言えば当然です。
根本的な原因としては自己コントロール能力の弱さにあります。感情と行動を切り分けることができず、その場の欲求による行動を抑えることができません。
例えるなら、お昼ごはんは野菜サラダとラーメンどちらを食べますか?と言われて、健康を考えたらサラダを食べるべきなのにラーメンを選んでしまうのと同じです。冷静な頭よりも目の前の欲求で決断を下してしまうからこそ損切りができなくなるのです。
一度良い思いをすると期待してしまう。
買った株が下げてしまい損切りした後、また株価が上昇し始めて悔しい思いをすることってよくありますよね。僕もすっごいわかります。でもそれはそれ。そんなときもあります。損切りをしたのだから正しいことをしたんです。
損切りしたあとたまたま上昇し始めただけ。なのに「損切りが間違っていた。」「きっとまた上がってくれるはず。」と思ってしまうとルールがどんどん崩壊していきます。そしてそれがいつしか日常になってしまうのです。
一度決めた株の損切りラインをガッチリ固定するテクニック。
損切りの心理学を攻略するコツをつかむとトレードの上達は格段に早くなります。
自己コントロール能力の向上。
感情と行動を切り離すには自己コントロール能力の向上が必要です。一番いいのは瞑想ですね。相場を観る前に瞑想と取り入れると冷静に判断ができるようになるかと思います。
そして、戦略を練るところでしっかり思考をめぐらせたなら、行動に移すときは思考を停止するのもコツです。頭の中を空っぽにして反対売買を施行しましょう。
自己コントロール能力は他にも、喫煙しないことや不規則な食生活をしないなど健康に気を使うことで改善がはかれます。特に喫煙はあまりにメリットがないですから、人生成功したかったらすぐにでもやめるべきですね。
自動売買にして相場を観ない。
逆指値注文を常に設定しておけば勝手に損切り注文は遂行されます。なのでたとえ日中に相場が観れたとしても観ない、という戦略がとれます。意外に思えるかもしれませんが、普通に使われている戦略です。
僕もこの戦略をとっています。目の前で価格が動く様を観ているとついついポジションをさわってしまい、「利益が伸びる前にうっかり利確してしまう。」というのをしてしまいがちの人にはおすすめです。
負ける“数”よりも“額”を意識する。
投資の世界はプロのトレーダーでさえ勝率はそこまで高くありません。勝率が5割を切っても普通です。そんな中でどうやって利益を出していくのかというと、トータルで 損益 < 利益 になっていればいいという話です。負ける回数が多い中で一つ一つの損益を小さくして、数少ない利益を伸ばせばいいというだけ。
- 負けた回数は気にせず、しっかり損切りすること。
- 勝つときはしっかり利益を伸ばすこと。
この2つを意識して利益を捻出できたら、コツはバッチリつかめています。あとは額を大きくしていくだけです。
生活費を使わない。なくなってもいいと腹をくくる。
負けたときに心の余裕がなくならないよう、生活費を使って投資・トレードをするのは絶対に控えてください。余裕がなければ利益が伸ばせず目の前の小さな利益で利確してしまい、株価が逆にいったときは損切りもできなくなってしまいます。
そうならないためにもトレードに使うお金は心から“失ってもいい”と腹をくくってください。
まとめ:メンタルが安定すれば投資は成功する。
メンタルが安定していれば思考停止で損切りを遂行することができ、次のチャンスにそなえることができます。
僕がそうだったように、損切りが当たり前にできるようになればポジション取りや利確でもルールをブレずに守れることから、投資・トレードの成績は急速に好転することと思います。
株の損切りのルール作りから実行のコツまでを現役トレーダーが解説!
「損切りはいくらでするべき?損切りせずに保持しておいたほうが戻ることもあるんじゃない?」←株の初心者の悩みどころです。損切りは投資・トレードにおいてもっとも重要といっても過言ではありません。初心者向けのルール作りや実行方法までをサクッと解説します。
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