CFDチャートは株式投資でも使うことがおすすめの理由
Stock, 株式投資,トレードのコツ, チャート,テクニカル, ツール
こんにちは、投資家・トレーダー・フリーランスエンジニアの祐です。
「株やFXはやるけど、CFDのことはよくわからないなぁ。必要なの?」
という人、多いかと思います。
CFDについて知ることは、実は株式投資をしている人であれば、メリットがたくさんあります。
というのも、CFDで扱う指数や商品は株価にも少なからず影響するとともに、それらの情報を得るためのツールがとても優秀です。株しかやらない、FXしかやらないという人も、CFDの口座は持っておいて損はないです。
というわけで今回は、CFDのツールやチャートを実際に使用した画像を見ながら、CFDでできること、株式投資にどうやって活かしていくかという点について解説していきます。
この記事は誰におすすめ
- 株に投資している人。
- 米国株や商品先物市場に興味がある人。
- CFDが気になっている人。
この記事の内容
※この記事はプロモーションを含みます。
CFDのチャートはなぜ必要?
株への投資やFXトレードをしていく上で、なぜCFDのチャートもあったほうがいいのか、CFDのチャートの便利な点と、そもそもCFDってどんなもの?というところも含めて紹介していきます。
CFDとは?
「FXは知ってるけどCFDってなんだか怪しくない?」
と思っている人。FXがおわかりなら簡単な話です。
CFDとはContract For Differenceの略語であり、「差金決済取引」のことをいいます。
FXがそうなように、現物を保有することなく、株価指数や商品市場などの値動きに連動した派生商品を取引することで、実際には売買した価格の差益だけが行き来します。下の表をご覧ください。
投資対象 | CFD |
為替 | FX |
商品 | 商品CFD |
株価指数 | 株価指数CFD |
表をご覧いただければわかるとおり、FXはCFDの商品の一つなんです。
FXであれば米ドル/円やユーロ/円などの通貨ぺアが取引の対象となりますが、それが日経平均やS&P500の指数であれば株価指数CFD、金や石油などの指数に連動しているものは商品CFDのカテゴリーになります。
要するにFXは通貨だけにしぼったものであり、それ以外にも様々な投資対象がある、それがCFDなら取引可能、ということなのです。
CFDで取り扱う商品はなにがある?
今回はGMOクリック証券 CFD を例にして紹介します。
株価指数CFD | 商品CFD | バラエティCFD | 株式CFD | |
参照原資産 | 日経225先物やS&P500先物等の指数に連動した株価指数先物、ETF(株価指数連動型) | 金や原油等の指数に連動した商品CFD | ハイレバレッジ型ETF、ETN REIT型ETF その他指数先物 | AmazonやApple等の海外個別株 |
取扱銘柄数 | 32銘柄 | 15銘柄 | 16銘柄 | 約90銘柄(23年11月時点) |
レバレッジ | 10倍 | 20倍 | 5倍 | 5倍 |
株価指数CFD銘柄には、日経225先物や米国市場のNYダウ・S&P500はもちろん、香港、イギリスやドイツの先物指数に連動した商品や、世界各国の株価指数連動型ETFがそろっています。この辺りは分散投資先の一つによさそうですよね。
商品CFDには、金・銀・石油やコーンなどいわゆる商品先物市場に連動した銘柄があります。
バラエティCFDは、REIT型ETFや、指数の2~3倍で値が動くハイレバレッジ型ETFなどがあります。
株式CFDについてはAmazonやApple、P&Gやテスラなどの米国株式を、5倍のレバレッジで取引することができます。
GMO CFDの銘柄一覧
FXはCFDのひとつ、だから取引も似ている。
証券会社にもよりますが、このあと紹介する3社はすべて取引手数料が無料です。が、基本的にFXと同じ原理ですので、スプレッドが発生します。
また、FXでいうスワップポイントにあたる、調整額というものがCFDの場合にも発生します。(3種類の調整額)※他サイトへリンクします。
レバレッジをかけて取引することもふまえれば、ほんとにFXもCFDも違いは銘柄だけ、といったイメージです。
CFDのチャートはなぜ必要?
CFDがどんなものかご理解いただけたなら、いよいよ本題です。
「別にCFDを取引するつもりはないけど?」
そうです。今回は、“CFDを取引してみよう!”という紹介や解説ではありません。CFDのツールやチャートを、株の投資やトレードにも取り入れていこう、という話です。
CFDのなにをとりいれていくのか、それをわかっていただくために、CFDの取扱銘柄の紹介をしていたのです。
CFDはすでに紹介したとおり、日経平均先物や米国市場の3指数(NYダウ、ナスダック、S&P500)、金や石油など、様々な銘柄があり、CFD口座を持っていれば、それらのチャートを観ることができるのです。
たとえ「日本株の個別株しか投資(トレード)しないよ!」という場合でも、それらの値動きを把握しておく必要があります。なぜなら、人やお金が集まるからこそ価格は上がり、株価の上げ下げを読むには、お金の流れを把握しなければならないからです。
投資したいタイミングで株式市場にお金は流れているのか、世界で一番規模の大きい米国市場にお金は入っているか。
もちろん例外はありますが、基本的には日本時間の夜~深夜に米国市場が動いて、翌朝にその影響を受けて日本株はスタートする、というがスタンダードな値動きです。
そして、夜の米国市場の時間には日経平均先物もしっかり動いています。なので、米国株式市場の動きというのは、日本株しか取引きしない人でも全然他人事ではないんです。
「有事の金」に気づける可能性も。
たとえば昔からいわれる投資格言で、「有事の金」といわれたりします。世界的に起きなニュースがあったとき(○○ショックのような)、株価は下がり金は上昇することが多いからです。
そんな値動きにも、CFDを日々チェックしていればもしかしたら気づけることもあるかもしれません。それは金に限らず、石油やコーン、小麦などにもいえることです。
CFDを日々チェックして思考をめぐらせることが、自分の投資やトレードに少なからず影響してくるはずです。
CFDでおすすめのチャートやツール。
CFDのチャートや情報ツールが使いやすい3社を紹介します。今回はツールにフォーカスして紹介していきますので、各社のサービスについてはあえてふれません。気になる人はぜひリンクをのぞいてみてください。
DMM CFD
DMM CFDは先ほど紹介したGMOクリック証券CFDほどの銘柄数はなく、シンプルで最低限必要な7銘柄のみ。ですが、チャートが見やすく、カスタマイズもしやすいのでおすすめです。
DMM CFDの取扱銘柄はGMO CFDと比較してしまうと少な目ですが、ツールではCFD銘柄の他にも、FXの通貨ペアを観ることも可能です。
DMM CFDで用意されているツールはPC版で3種類、そしてスマホ版が用意されています。中でも一番使いやすかったPC版の「プレミアチャート」を紹介します。
実際に私が普段、実際に使用しているプレミアチャートの画像です。
日経平均先物や米国指数、金、石油、ドル円を選んでいます。他の通貨ペアを選ぶこともできます。この1画面だけで、一通りの値動きをチャート上で確認することができます。
画像だと見にくいと思いますが、ちょうどこの時は、日経平均が爆上げ後の暴落気味になっています。NY指数はすでに下降トレンド気味だったので、NY指数を把握していれば日本の爆上げの際、焦って高値つかみせずに済んだ人もいるかもしれません。
DMM CFD
DMM CFDを利用しないのは損。【特徴や口座開設手順まで紹介】
DMM CFDを使いこなすとマーケット全体に詳しくなり、自分の投資に関する知識レベルが一気に上昇します。「CFDってなに?」というところからDMM CFDで実際に何ができるのかまで紹介します。口座開設は無料なので使わない手はないと思います。
GMOクリック証券 CFD
ツールに関しては、GMOクリック証券 CFDの定番の高機能ツールである「はっちゅう君」のCFD版や、「プラチナチャート」を利用することができます。今回は「プラチナチャート」の画面を紹介します。
GMOクリック証券のCFDは米国株の個別株も表示できるのがメリットです。試しに右側にアマゾンを表示してみました。
GMOクリック証券のプラチナチャートは、DMM CFDとは違った見易さがありますね。モニターを使わずにノートPC1画面で見る場合は、プラチナチャートの場合は3つが限界かなぁという印象です。
ですが、DMM CFDのプレミアチャートはマルチ画面の型が決まってしまっているので、画面の数や配置はあまり自由はききません。本当に好きにカスタマイズしたい場合は、GMOクリック証券のプラチナチャートのほうがおすすめです。
また、GMOクリック証券のメリットともいえるのが、株やFX、CFDまで一貫して「はっちゅう君」が用意されている点です。例えば株でツールを使い慣れてしまえば、FXやCFDでも使用感は似ています。
GMOクリック証券 CFD
GMOクリック証券CFDの口座開設方法や“他社より◎”なポイント
今後の伸びしろが期待されているCFDですが、GMOクリック証券は他社にはない強みがあります。「そもそもCFDってなに?怪しくないの?」という人もまだまだ多いので、CFDを利用すべき理由や口座開設方法までサクッとまとめます。
OANDA Japan CFD
OANDA Japanの最大のメリットは、MT4・MT5が利用できる点です。すでにFXでMT4やMT5を利用している人であれば、うれしい限りかと思います。OANDA Japanで情報収集に使用するべきツールはOANDAラボです。
世界7ヵ国に拠点をかまえるOANDAだからこそ収集することのできる、各国の株価指数や通貨の動き、強弱、ヒートマップなど、純粋に勉強になる話が盛沢山です。
お金や経済の勉強にもなるので、OANDAラボを利用するためだけに口座を開設するのも全然ありだと思います。
OANDA Japan(CFD)
【はじめてのMT5】初心者向けに使い方や手順を解説。
人気の高機能ツールであるMT5の使い方や設定手順を、初心者向けに画像付きで解説します。FXのイメージが強いMT5ですが、実は株やビットコインなども観ることができるので、使いこなせると格段に可能性が広がります。
CFDチャートをどんどん役立てていこう!
CFDチャートはその銘柄がゆえに、株式投資にかならず役立ちます。個別銘柄に投資するだけでも、世界中のお金の流れは知っておいたほうがいいでしょう。
どれだけ優良銘柄を見つけても、世界的に株価が下降トレンドに入りかけていたら、買い時は今ではないかもしれません。もしくは、暴落のにおいを嗅ぎつけることができるなら、逃げることもできます。少しでもお金の流れに敏感になるために、CFDチャートはどんどん活用していってください。
DMM CFDを利用しないのは損。【特徴や口座開設手順まで紹介】
DMM CFDを使いこなすとマーケット全体に詳しくなり、自分の投資に関する知識レベルが一気に上昇します。「CFDってなに?」というところからDMM CFDで実際に何ができるのかまで紹介します。口座開設は無料なので使わない手はないと思います。
GMOクリック証券CFDの口座開設方法や“他社より◎”なポイント
今後の伸びしろが期待されているCFDですが、GMOクリック証券は他社にはない強みがあります。「そもそもCFDってなに?怪しくないの?」という人もまだまだ多いので、CFDを利用すべき理由や口座開設方法までサクッとまとめます。
株で最強のツールを紹介。料金やメリット・デメリットもわかります。
利益を出し続けている現役トレーダーが、数ある証券会社のツールを試した中から、実際に何年も利用し続けている最強を惜しみなく紹介します。初心者が参考にできる環境設定の記事も紹介しているので、本当に有料級です。
タグ: チャート,テクニカル, ツール