株の損切りのルール作りから実行のコツまでを現役トレーダーが解説!
Stock, 株式投資,トレードのコツ, チャート,テクニカル, 基本,手法, 損失,リスク対策
こんにちは、投資家・トレーダーの祐です。
「買った株はいくらで損切りすればいいんだろう?損切りしなければ上昇に転じたりすることもあるんじゃない?」
株を買ってみたものの、損切りをすべきかどうか、いくらで損切りすべきかどうかを悩んでいませんか?損切りは投資・トレードにおいてもっとも重要な要素の一つです。いうなれば、運用資金を守るための命綱ようなもの。正しく損切りできるかどうかが長く相場の世界で生き残るコツとなります。
マーケットで生き残りながら利益を上げ続けていくには、損切りする力は絶対に必要です。大事なのでもう一度言います。
損切りする力は絶対に必要です。
初心者の人は必読の内容です。あとで後悔しても遅いので、ぜひ参考にして頂けたらと思います。
この記事は誰におすすめ
- 株をいくらで損切りしたらいいかわからない。
- 買った株をうまく損切りできない。
- 株を損切りすべきかどうかがわからない。
この記事の内容
買った株を損切りすべきかどうか。
冒頭でお話したとおり、損切りは資金を守るための生命線であり命綱です。
損切りしたことで利益を取り逃すのではないか?
そう考える人も多いと思います。買った株が下がったから損切り、でもそのあと戻ったり上昇に転じたら余計に損したつもりになりますね。そもそも損切りに対して「損切りした後にどうなるか?」という概念を持つことが間違いなのです。
大事なのは“後”ではなく“前”。
そもそもトレンドの読み方やポジションをとるタイミングを間違えたからこそ株価が逆に動いてしまっていて、結果として損切りラインに抵触したわけですから、そこで仕切るのが自然な流れとなります。
その後に上昇に転じてもそれは“偶然”であり“マグレ”に他なりません。通常の考え方はそのまま反対に動き続ける、だから早めに切る=損切りなのです。下記は買い戦略の場合。
- ○ 買った銘柄の株価が下落し始める → 損切り → そのまま下落し続ける。
- ✖︎ 買った銘柄の株価が下落し始める → 何もしない → そのまま下落し続けて損益がふくらむ。
こう考えることが基本です。損切りの後に価格が戻ることは想定から外してしまいましょう。
損切りする必要がない戦略もあります。
投資スタンスの選び方によっては、損切りという概念がない人もいます。主にはほぼ生涯売る予定のないぐらいに超長期投資の人が該当します。
- 老後まで売る気のない超長期投資(NISAも!)
- インカムゲイン(配当金)で利益を得るのが目的の人。
- ドルコスト平均法など、つみたてで買い増しをしていく人。
例外があるとすれば、なにか突発的な倒産や上場廃止になるような悪材料が出たら手放すことも考えられますが、基本的には売る予定がないので損切りという概念自体がありません。
この部分だけを観ると「初心者は長期でじっくり。」がよくオススメされているのが納得できそうですが、損切りをしなくて済むから長期投資やつみたてで運用する、という考え方は控えましょう。
そのマインドは、将来の塩漬け株を生み出しかねません。なぜその銘柄にしたのかを明確にし、10年後、20年後、はたまた30年後までの間に大暴落があったらどうするかを決めておくこと。
投資信託やETFであれば最後まで売らない覚悟が必要ですし、個別銘柄投資で企業に致命的な問題が発生した際にどうるすか、事前にルールを決めておけば、慌てることなく行動できるでしょう。
株の損切りはいくら?ロスカットポイント設定3選。
ここからは、主に短期トレード向けのロスカットの方法の例を紹介します。
移動平均線を抜けたら損切り。
移動平均線は全ての投資家・トレーダー、特にプロの機関投資家やヘッジファウンドが意識しています。買った株が移動平均線でバウンドせずに下に抜けていくようなら危険です。
迷わず損切りをしましょう。再び上に抜けていくようならそこでポジションを取りなおせばいいだけの話です。
買ったローソク足の安値で損切り。
非常にシンプルでとても分かりやすい損切りラインとなります。買いの場合、エントリーしたローソク足の安値を損切りラインとします。
安値を割っていけば売りは加速していく可能性があるので、きっちり損切りしておくべきでしょう。
他にもロスカットの方法はあります。私がすべてを詰め込んだ教材である、【稼ぐ力を今、手遅れになる前に!】スイングトレード本気のノウハウで解説しています。無料部分だけでもぜひ読んでみてください。
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「株やFXで大損した!」「これから投資を始めたいけど不安...」という投資初心者向けに、まぐれではなく、素人でもきちんと正しい知識・手法で利益をとることができるようになる、高額セミナー級のノウハウを一つにまとめました。投資トレードにおいて大切な、知識とメンタルの両面からアプローチしていきます。
自分のメンタルに合わせた価格の決め方を。
損切りラインを決めるにあたっての最終的なポイントは、自分のメンタルが耐えれるかどうかということになります。投資・トレードはメンタルを安定して保つことができないと続けることはむずかしくなり、一番に影響してくるのはポジションを保持している時となります。
「利確?」「損切り?」「まだ保持する?」
と考えること自体がストレスとなってしまうことから、精神的に耐えることがむずかしい損切り価格もの定をすることは避けましょう。損切りしたところで「まったく気にはなりません。」といえるぐらいに気持ちに余裕を持てる価格設定を意識してください。
株を損切りするためのコツ3選。
逆指値注文を使っていこう。
損切りの価格が決まったら、あとは自動に任せてしまいましょう。逆指値注文を入れておけば、損切りラインに抵触したらかってに損切りしてくれます。
大事なのは、絶対に損切りラインを動かさないことです。投資・トレードにおいて損切りラインを動かすことは大罪に値します。【株の損切りラインを動かしてしまう大罪】犯さないようにする心理学もぜひ読んでみてください。
【株の損切りラインを動かしてしまう大罪】犯さないようにする心理学
「株で損切りするラインはどの辺がいんだろう?もしかしたら価格が戻ることもあるよね?」←損切りを設定したあと、複雑に考えすぎて土壇場で動かすようなことがあると取り返しのつかない後悔をすることにもなりかねません。投資のにおいての命綱を学びましょう。
日中は相場を観れても観ない。
「どうゆうこと?」と思うかもしれません。日中に相場を観る時間があってもあえて観ない。これ、実はめちゃくちゃ有効な戦略なんです。なぜなら相場を観ているとメンタルが揺らいでしまい、
「やっぱりもう利確しちゃおうかな?」
「損切りするのやめておこうかな?」
と余計な思考をめぐらせて、ルールと反れた行動をとってしまうからです。相場を観る時間をある程度決めておき、それ以外の時間は観ないようにしましょう。逆指値注文を入れたら、適度に相場は観ない、セットでぜひ取り入れてみてください。
メンタルコントロールについて学ぶ。
損切りラインの設定のところでも触れましたが、投資・トレードはメンタルを適正に保てるかどうかが結果に思いっきり影響します。損切りの価格の決め方もそうですし、相場をあえて観ないこともやはりメンタルを考慮しています。
株をやる上でメンタルを適正に保つコツの一つとして、勝率についてお話したとおり、投資・トレードは絶対に負けるということを受け入れることが超大事です。何事もそうですが、失敗は当たり前、損切りも当たり前と思って慣れていってください。
注意すべきは、ただ損切りに慣れるだけではなく、損切りになってしまった原因はきちんと把握して改善につなげましょう。価値のある損切りを意識してください。損切りを受け入れることに関しては株で失敗しないためのアンガーマネジメント術【勝てていない人必見】 が参考になります。
株で失敗しないためのアンガーマネジメント術【勝てていない人必見】
「また株で失敗した!ムカつくー!!!もうどーしたらいいの!!?」←負けが続いてイライラしてしまってませんか?株への投資でパフォーマンスを上げたければメンタルを安定させることがとても重要です。怒りをコントロールすることで成果につなげましょう!
まとめ:株で損切りするコツ。
株の損切りラインの設定。
- 買ったローソク足の安値。
- 移動平均線を抜けたら。
株を損切りするためのコツ。
- 損切りは逆指値注文に任せよう。
- 日中は相場を観れなくても、大して問題ではない。
- ルールの徹底のためにはメンタルコントロールについて学ぶこと。
「損切り?べつに普通だよ!服についたホコリを払うようなものだよ!」
と思えるぐらいになれるメンタルと、そもそもの元本の大きさが理想です。そのためには、ルールの作り方以上に、ルールを守る力を鍛えていってください。
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