株で負ける原因、きちんと明確にできてますか?【負け組からの卒業】
Stock, 株式投資,トレードのコツ, メンタル, 損失,リスク対策
こんにちは、投資家・トレーダーの祐です。
「株をやってるけど負けるばかり。もうやめたほうがいいのかなぁ...」
株もFXも共通していえることとして、最初の内は負けが続いて損失が積みあがるとめちゃくちゃしんどいです。でもその期間をがんばってのりこえて研究し続けた向こう側に明るい未来が待っています。
私も最初のうちは 大損 → 収益化 できるようになるまでに、かなり苦労しました。高額セミナーに行ったり、メンタルについて勉強したりと、時間もお金もかかりました。
株で 赤字 → 黒字化 していくためには、まずは負ける原因をあぶりだして、一つ一つ解決していきましょう。株で負ける人が勝てるようになるには、かなりざっくり言ってしまうと次のような手順になります。
- ①ルールを作る。
- ②ルールを守る。
今回はこの①の部分、ルールを作るにあたって、株で負けてしまう原因を探っていく話です。
この記事は誰におすすめ
- 株で負けている人。
- もう株をやめるか迷っている人。
- これから株を始める人。
この記事の内容
最初に一つ質問です。
たとえば1万円の損失を9回繰り返した人が
「次で10万円取れれば大丈夫だし...」
といって10回目の取り引きをしようとしています。
あなたはこれに対してどう思いますか?なんて声をかけてあげますか?それともあなたは似たような経験がありますか?最後のまとめで解説します。
株で負ける原因を認識すべし。
負けてしまう原因をしっかりと受け入れることが、成長の第一歩です。
あなたは投資家?それともトレーダー?
株で負ける原因でまず最初に多くの人が経験するのが、自分は投資をしているのか短期トレードをしているのかが曖昧であるからこその損失です。
長期投資なのに、短期的な株価の上げ下げでこわくなってポジションをてじまってしまったり、逆に短期トレードのつもりが塩漬けになってしまったり。
最初は投資やトレードルールがそこまで定まってないがゆえに、スタンスがブレてしまうわけです。個人投資家の多くの人が経験しがちなので、そこまで落ち込む必要はありません。
まずは、自分は長期投資をしたいのか、それともスイングやデイトレードをしたいのかという投資スタンスを明確にすることが、株で負けないルール作りの基準の一つといえるでしょう。
収益と勝率のバランスはとれているか?
株で負けるのが積み重なり、結果的に大損となってしまう原因は、勝率と利確・損切りのバランスが悪いことがいえます。
たとえば勝率3割の人が1つの銘柄で取引していった場合、利確と損切りの幅を1:1で設定してしまうとトータルで損失が出るのは当然です。
もちろん実際はいろいろな銘柄で取引していくので、株価の違いによって一概にはいいきれないかもしれませんが、考え方は同じです。
利確と損切りのバランスを見積もった上で収益化が見込める銘柄を選択するのが、株で負けても利益を出していく秘訣です。
株で負けるのはなにも一般の個人投資家だけの話ではありません。プロでも負けます。それでもプロが利益をあげていけるのは、損切りを最小化しながら利確を最大化しているからです。
9割が株で負けているといわれている個人投資家は、利益が小さく損失が大きいことが最大の原因の一つともいえるので、自分の勝率を把握しつつ、利確・損失幅のバランスをちゃんと保てる銘柄を選択していきましょう。
情報に振り回されていませんか?
ニュースや新聞の情報に振り回された結果として負けてしまうのも、株の初心者によくある話です。
証券会社のニュースやアナリストのコメントを一度見てしまうと、自分の分析とは違う意見だったとしてもついつい真に受けてしまい、それが結果的に負けることにつながってしまうこともあります。
株で負けるのを防ぎたければ、銘柄選択や利確・損切りの判断は、テクニカル的もしくはファンダメンタルズ的のどちらでもかまわないので、必ず自分の分析の根拠をもって取引するようにしてください。
これはFXにおいても同様です。個人トレーダーがで先行きを判断するのは限界があります。
プロのトレーダーが情報材料をどう判断するかを予測するなど、個人投資家には到底不可能なため、個人投資家は下手に材料を追いかけるよりもチャートにアンテナを張っておくほうが無難戦略です。
株で負ける取引を減らしていく対策。
ここまで紹介してきた、負ける原因を排除していくにあたって気を付けなければいけないポイントを紹介します。
木を見ず森を見るのが超重要。
株で負けないためには、まずは大きなトレンドをつかむことから始めましょう。これは長期投資であろうが短期トレードであろうが共通していることです。
長期投資であれば、短期のトレンドに影響を受けないような投資判断が必要です。短期トレーダーだとしても、やはり中~長期トレンドを大事にすべきであって、今日のたった一本のローソク足だけで買いや売りを判断することはできません。
よく巷の本では、はらみ線や包み線が出たら買いだ売りだというのがたくさん出回っていますが、それらは単体では役には立ちません。中長期的なトレンドをとらえた上でそのローソク足が出て、初めて意味をなします。
とはいえそのようなローソク足で見分ける理論は、私は一切使ってません。とにかく大切なのは、中長期的なトレンドをとらえることです。詳しく学びたい人はスイングトレードの有料級のコツを公開【これから始める初心者向け】からどうぞ。
利益よりも先に考えること。
損切り(ロスカット)の額を明確にしているでしょうか?人は自分にとってマイナスなことは当然避けたいものです。
「大体これぐらいじゃない?」とか、心の奥底で「まぁきっと負けないでしょ」とか根拠のないことを思ってないでしょうか?
損切りで設定した額のお金が実際になくなる、ということをイメージしてみて、それを受け入れられるかどうかを毎回の取り引きでしっかりと検討してください。
その一回一回が、最終的に本当の意味での 負ける → 株式相場の世界から退場させられる ことにつながってきます。
余裕資金をできる限り大きくする。
資金が小さい人ほど株で負ける確率が高くなるのは理論上、事実です。お金はお金があるところに集まっていく、とよく言われますが、お金が多くある人と少ない人ではくっきりと戦略がわかれるのがその理由です。
資金が多くある人は、投資先を分散させる余裕があるだけでなく、多少損が出ても戻るまで待つこともできます。
極端な話、株への投資だけにしぼらず、不動産や別のビジネスなど、いくらでも分散させることができるのでリスクが軽減されますし、それによってメンタルも安定します。
投資・トレードはメンタルコントロールが最重要といっても過言ではないので、株での成果も上がり、好循環が生じているわけです。
資金が少ない人は、銘柄の分散もしにくく、ロスカット幅もあまり広く取れない、何より失った時のダメージも大きいので、メンタルコントロールも正直むずかしいです。
なので、そもそもの元手資金を増やすことは常に考えておきましょう。
「自信がないならやらない。」を後悔しない。
初心者が取り入れるのにおすすめのルールとして、ポジションをとるのはしっかり自信があるときのみにしぼり、少しでも自信がないときはやらない、という選択肢をとることです。
この時に大事なのが、ポジションをとらなかった銘柄が思った通りの動きをしたときに、「やっぱり買っておけばよかったぁ」と後悔しないように感情をコントロールすることです。
後悔してしまうと、常にポジションをとっていないと「株式市場に置いて行かれるのでは?」という焦りが出てきてしまい、その焦りもまた株で負ける要素の一つとなってしまいます。
休むときは徹底して休む、相場から距離をおく、ということをルールに入れつつ、相場に参加していない自分に対してネガティブな感情を抱かないようにしてください。
「陽はまた昇り沈んでいく。焦る必要などないんだ!」
まとめ:“負ける”を受け入れる。
株で負け続けることから抜け出すには、負けることを受け入れる、そして感情をコントロールすることが必要です。
冒頭の質問を振り返ってみましょう。
1万円の損失を9回繰り返した人が
「次で10万円取れれば大丈夫だし...」
といって取引しようとしてます。
正直、それが不可能なのは明らかですよね?
この人は、感情に任せてトレードしてしまっているので、冷静さを失ってしまっています。おそらくは一つの銘柄にこだわって、「次こそは!」とイライラしながら取引しているのが目に浮かびます。
でも実際にその時になると、同じことを思ってしまうんです。投資・トレードで利益を出し続けている人は当然こんな乱れた取引はしません。
勝つときも負ける時もクールです。感情を切り離して分析と行動ができるようになることが、負けても利益を出していく、という投資・トレードには必ず必要になってきます。取引する上でぜひ意識してみてください。
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