投資信託で損するリスクと対処方法まとめ【信じられるのは自分だけ】

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投資信託含み損が出てしまっている!どう対応すればいいんだろう?何に気をつけていけばいいんだろう?」

投資信託で悩んでいる人は多いです。特にコロナショック後は多くの人がマイナスに陥りました。この記事では投資信託含み損が発生してしまう原因を、銘柄選び投資方法にわけて解説します。

 この記事の内容

  • 損が出やすい避けるべき投資信託。
  • 投資信託で損してしまう原因は?
  • 投資信託よりも損が出にくい投資方法を紹介。

僕自身、株のトレーダーなのですが投資信託はまったくお勧めしてません。この記事を読んでいただけたらその理由がわかると思います。

損が出やすい避けるべき投資信託。

損が出やすい避けるべき投資信託。
まずは商品選びについて深掘りします。

「どれがリターンが出やすいんだろう?」というよりまずはリスクが大きいものを知っておくことが重要です。

分配型投資信託のワナ。

毎月決まった額の分配金をもらえるシステムになっている毎月分配型投資信託。その月がプラスかマイナスかに関わらず投資金額によっては月数万円が毎月分配されます。

それにはカラクリがあり、元本から分配されているに過ぎないのです。投資は元本が増えていくからこそどんどん利益が増えていくものなので、毎月元本から抜かれている毎月分配型投資信託はトータルで観たときにプラスは出にくいのはごく自然な話というわけです。

人気のテーマ型はオワコンと思え。

その時期の人気のテーマに関わる銘柄を集めたのがテーマ型投資信託です。“5G”だとか“テレワーク”といったテーマに関係する銘柄を投資対象とするわけですが、冷静になってみてください。人気や話題になっている時点で株価はピークであり高値圏です。相場の世界は情報を事前に織り込むものです。

まだ一般の人が知る前にプロが仕込み、一般的に話題になるころには上昇し終わっています。株価が先に先に動くわけです。テレビや新聞の情報を鵜呑みにはしてはいけないということに関しては株の情報収集すると初心者が陥りがちなリスクとは?【大損回避せよ】もぜひ参考にしてみてください。

フル投資型投資信託はノーガード戦法。

投資信託協会のルールとして、「投資信託の信託財産の総額の2分の1を超える額を有価証券に対する投資として運用することとする」(出典投資信託協会『投資信託等の運用に関する規則』)というのがあります。簡単にいうと、運用する側に対して「資産の50%は現金化してもいいですよ!」といっていて、下降相場時には損益を減らすために現金の配分を50%まで大きくしていいよ、という話です。

しかし、フル投資型投資信託は下降相場時でもほぼ100%現金化せずに投資し続けているためおもいっきりダメージを食らうわけです。

フル投資型を判別するためには目論見書で確認する必要があります。結局プロに運用を任せるといってもフル投資型の場合は任せている意味を感じにくいというのが正直なところですね。

投資信託で損してしまう原因は?

投資信託で損してしまう原因は?
次は投資方法において損益につながってしまう要因をまとめます。

損している人はどれかにあてはまっていると思います。

  • チャートを観ていない、観てもわからない。
  • 複数の銘柄に分散投資していない。
  • 購入のタイミングを分散していない。
  • 投資のはずがトレードになってしまっている。
  • 手数料貧乏になっている。
  • 長期投資ゆえロスカットの判断がむずかしい。

チャートを観ていない、観てもわからない。

個人的にはこれが原因で損している人が一番多いのではないかと思ってます。チャートで日々追っていれば、下降相場入り暴落も気づけるはずです。

下落サインが出た場合は、長期投資なので個人差はあると思いますが僕であればもったいぶらずに利確ないしは損切りをします。プロに任せるとはいえ上述のとおりフル投資型投資信託の場合は自分でノーポジションにするかどうかの判断をする必要があります。であればチャートを観る知識は必ず必要でしょうね。

複数の銘柄に分散投資していない。

分散投資は投資の基本です。銘柄はもちろんですが、リスクを考えたら業種もわけるべきです。投資信託の場合も複数の商品に分散するようにしましょう。一方でだけ大幅なマイナスが出ていても分散できていればダメージを減らすことが可能です。

「一発当たったときにリターンが減っちゃうよ!」と思うかもしれませんが、そこは迷わずディフェンスを優先してください。投資の世界でよく言いますが、99勝1敗でもディフェンスが下手な人は赤字になります。損益をいかに減らせるかが重要です。

購入のタイミングを分散していない。

一括で全額投入してしまうのも損がでやすい原因です。積立てにして価格が下がったときにもしたから買うようにすれば平均単価を下げることができます。いわゆるドルコスト平均法です。

短期トレードであれば価格が思惑と反対に行くのは絶対損切りするような状況ですが、保持して下から買うというのは長期投資ならではの戦略です。

投資のはずがトレードになってしまっている。

短期トレードの話の延長になりますが、長期投資短期トレードを混同してしまっていると発生する損益です。タイミングを分散する話のように、買った株価が下がってしまった時にとるべき行動は投資スタンスによって変わってきます。

自分の中で明確にできていない人は、自分の投資スタンスと売買ルールをもう一度見直してみるといいでしょう。

手数料貧乏になっている。

投資信託の手数料は決して安くないと僕は思います。プラスだろうがマイナスだろうが保持している分だけ管理費用が取られるわけですが、手数料払っていてもプラスにならないぐらいなら、そのお金で自分で運用した方が利口だと僕は思います。もしくは手数料の分を有料セミナー代に回します。

長期投資ゆえロスカットの判断がむずかしい。

下から買い増しをするとお話しましたが、買った株が下がっても保持し続けるのはやはりリスクはあります。お金持ちの人が1銘柄ぐらい失っても支障はありませんというなら問題ないでしょうが、一般的な個人投資家が含み損が出ている銘柄を保持し続けるというのは、不慣れな人にはしんどいと思います。

どこで損切りをするべきなのか、そもそも損切りするべきなのかどうかはやはり事前にルールを決めておくべきでしょう。僕の場合は同値撤退もしくは最小限で損切りをすると思います。また下から買えばいい話なのでわざわざ保持して苦しむ必要はないと思います。

投資信託の損切りとして注意すべきポイントは、解約の注文を行ってから完了するまでにタイムラグがあるということです。解約の完了が翌日にまわってしまったりするとより損益は大きくなってしまうので早い判断と行動も必要です。

投資信託よりも損が出にくい投資方法を紹介。

投資信託よりも損が出にくい投資方法を紹介。
投資信託よりも損が出にくく効率のいい投資方法はたくさんあります。

「株を始めてみたい!投資信託やってみようかな?」と発想する人は多くいますが、

自分は知識がない → プロに任せよう → 任せたら利益が出る

と思い込んでいるのが投資信託で損をする根本原因です。ここまでの話でおわかりいただけると思います。プロを信頼しすぎてもダメなのです。ではどこを直すべきか?

  • 自分は知識がない → 勉強し続けよう。
  • プロに任せよう → プロに任せるのはやめよう。

ということです。自分で知識をつけて、銘柄を選び、自分で取引できるようになればそれが理想です。

投資信託 → ETFにしてみよう。

自分自身でチャートの理論を学んで売買ルールを構築できたら、投資信託ではなくETFに切り替えましょう。投資信託もETFも幅広い銘柄に分散してくれるという点は同じですが、ETFは売買の仕方が個別銘柄と同様、マーケットが空いている時間に自分自身で注文を入れます。

投資信託のようにタイムラグのせいで「買おうと思ってた値段より高くなっちゃったよ。」「すぐ逃げれてたら損せずに済んだのに!」というのが起こるのを防ぐことができます。

配当金などの分配金も得ることができる上、下降相場でも上昇する銘柄もあるので、安定的に利益をとっていくには最適です。詳しくは株の買い戦略のみで考えるリスク分散方法【空売りできない人は必読】で深掘りしています。

スイングトレードが最強です。

ETFが自身で売買できるなら、もう個別株のスイングトレードをメインにしていくことも可能なはずです。投資でもっとも大きなリターンを得れるのがスイングトレードです。

長期投資で年間10%のリターンをねらっている人であれば月に10%も可能です。月10%のリターンなら年間でいくらになるかぜひ自分の運用額で計算してみてください。

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