投資信託で暴落時に大損してしまうという【あるあるの原因と対策。】

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「投資信託が暴落で大損してしまったよぉ、これじゃあ何のために投資したのかわからないなぁ。」

ある時明細を観て崩れ落ちたなんて経験はありますか?これからどうしいいかもわからない、家族にも言えない。そんな人もいるのでは?

もう二度とそうならないよう、改めて投資信託や投資そのものを見直しましょう。

 この記事の内容

  • “投資信託が暴落で大損”してしまう原因と投資信託に対する考え方を確認。
  • 投資信託で暴落時に大損から逃れる行動がとれるよう準備しよう。
  • 投資信託の商品選びの注意点と暴落で大損どころか利益を出すその他の可能性。

結論だけ知りたい人は最後のまとめまでとばしても良いですが、原因を知ることが改善の第一歩です。

投資信託で暴落時に大損してしまうという“あるある”の原因と対策。

投資信託で暴落時に大損してしまうという“あるある”の原因と対策。
投資信託に対する考え方から再確認しましょう。

  • 投資のリスクを本気で覚悟できていますか?
  • 短期ですぐ結果が出ると思っていませんか?
  • 2つの意味で分散ができていますか?
  • ゴールやルールがかっきりしていますか?

投資のリスクを覚悟できていない。

どうしても利益が増えるイメージばかりしてしまいます。もちろん増やす前提で投資するのですから当然といえば当然です。ただ、失うリスクをしっかり持っておく必要があります。

だからこそ投資は“失ってもいい余剰資金”で運用するのが基本なのです。生活費ギリギリでやるものではありません。精神的な余裕がない人ほど失敗するリスクは高まります。

あと、“プロに委託するから”と油断しすぎな面も見受けられます。全体相場がわるければ株価も下がるわけですし、それを証券会社や営業の人のせいにするのはやめましょう。それを覚悟のうえで委託しているのですから。

短期ですぐ結果が出ると思っている。

購入すると始めはついルンルン気分で明細を開けた後、がっかりするものです。気持ちはわかります。が、投資信託は超長期目的なのでコマめに期待しても大して変わりません。

人間は期待と同じ分だけ不安も大きくなる生き物なので、過度な期待も控えましょう。

逆にいえば、長期運用するのが目的なので今マイナスになったからといって気にする必要もありません。“投資の神様”ウォーレン・バフェットはコロナショックの時「5年後10年後まで続くわけではないでしょ?」と買い増したと公言しています。

そのためには買い増すだけの余剰資金は必要になりますが。やはり元本が大きい人のほうが有利なのは明白です。

2つの意味で分散ができていない。

  • 一括で → タイミングの分散。
  • 1つの銘柄だけ → 商品の分散。

“一括で”は上記のバフェットの話の反対で、1つの価格でつぎ込んでしまうと下がったときにおもいっきりダメージをくらいます。それを防ぐため、複数回にわけて買い増していきます。

すると万が一マイナスになってもバフェットのように下から買い増すため、トータルでの購入金額の平均値が下がっていきます。これをドルコスト平均法といいます。株価に合わせてポジションを調整していき、プラスに持っていく方法です。

しかし弱点として、マイナスになった時点で損切りするのではなく買い増しているので、自分が現金化したいタイミングで必ず相場が上昇している必要があります。バフェットのように先を見据える能力が問われます。

商品に関しても、複数の銘柄に分散をこころがけましょう。リスクが分散化できます。

ゴールやルールがかっきりしていない。

ぼんやりした状態で始める人がかなり多い印象です。僕は個人的にここが原因でうまくいかない人が多いのでは、と思っています。

「老後のため」「子供の将来のため」っていう投資理由の人が多くいますが、それって具体的にいつですか?

上記でも書きましたが、投資信託は自分が現金化したいタイミングで必ず相場が上昇している必要があります。それってすごく運任せというか、都合よすぎですよね。

具体的な“いつ”もしくは“いくら”がはっきりしていないので、「もっと上昇するんじゃないかな?」といった欲にとらわれて利益を失っていく人が多そうに思います。

そして一度上昇したのを観てしまうと、「また戻るんじゃないかな?」と期待してしまいます。でもそういうときに限ってたいてい戻りません。そしていつしかがっかりすることから逃げて明細を観なくなったら終わりです。

重い話をしてしまいましたが、こうやって損していく人が多いのが現状です。だからこそしっかり対策が必要になります。

投資信託で暴落時に大損から逃れる行動がとれるよう準備しよう。

投資信託で暴落時に大損から逃れる行動がとれるよう準備しよう。
自分の資産を増やすのですから、それなりの努力は必要です。

  • 全く知識がないのは危険です。
  • ポジションの取りなおしや万が一の場合はオールキャッシュも検討を。
  • まずはポイント投資で練習。
  • 一喜一憂するのはやめよう。

全く知識がないのは危険です。

 知識ゼロで投資商品を購入するのは、謎のツボや絵画を買うのと同じこと。

まずは最低限、自分でも株価チャートが観れるようになりましょう。

“証券会社のプロに丸投げ”では暴落の前に逃げることもできません。今が割安で買い時か割高で売り時なのかの判断もできません。

買うのは自分なのですから、本当に資産を増やしたければ人任せはやめましょう。

ポジションの取りなおしや万が一の場合はオールキャッシュも検討を。

チャートが観れるようになったらこまめなポジション管理をこころがけましょう。上記のドルコスト平均法のような買い増しや利益確定、万が一の暴落時にはオールキャッシュも検討しましょう。

もしそれが結果的に少しの下落で済んだとしても、またポジションを取りなおせばいいんです。本当に暴落していたら大損なわけですから、リスク管理の一環と思えばいいのです。

まずはポイント投資で練習。

こまめなポジション管理を練習したい場合はLINE証券をおすすめします。少額から投資できるうえ、LINEポイントを使用することもできるので、気軽に始められます。

一喜一憂するのはやめよう。

期待したりがっかりしたりを繰り返すと長続きしません。しかも投資はお金に関わることなので余計に追い込まれます。

そうならないためにも、できる限りなくなってもいい余剰資金でやること、一喜一憂しないことをこころがけてください。

投資信託の商品選びの注意点と暴落で大損どころか利益を出すその他の可能性。

投資信託の商品選びの注意点と暴落で大損どころか利益を出すその他の可能性。
いくつか候補をあげてみます。

  • 積み立てタイプにしてドルコスト平均法戦略。
  • リスクの低い安定タイプ。
  • 最強武器を手に入れる。

積み立てタイプにしてドルコスト平均法戦略。

毎月や毎週、証券会社によっては毎日できることろもあります。注意すべき点は解説したとおり、相場が上昇していくことが前提です。

リスクの低い安定タイプ。

統計として、日経平均に連動するようなインデックス型のほうが個別銘柄や新興国の債権・株の配分が多いハイリスク・ハイリターン型よりも利益が出やすい、という研究も出ています。これもあくまで相場が上昇していくことが前提ではあります。

 リスクを考えた商品選びのポイントはインデックス型を積み立てで

これが一番だと思います。

最強武器を手に入れる。

暴落のリスクを避け、なおかつ収益化するなら自分で個別銘柄を空売りをするのが最強です。

まとめ:投資信託で今後は大損しないために。

まとめ:投資信託で今後は大損しないために。
行動するか、しないかはあなた次第です。

大損した責任は誰にある?

証券会社の人でも営業の人でも勧めてきた家族や友達でもありません。リスクを承知した上で購入した自分自身です。自分でもっと勉強していきましょう。

大損するリスクを考えたら投資をやめたほうがいい?

 いいえ、投資は絶対にやるべきです。

これからの時代、個人でいかに資産を増やしていけるかが問われてきます。その中で投資は最良の選択肢だと僕は考えます。

きちんと勉強し、自分自身でリスク管理をしながら資産作り、資産運用で自分の未来を作っていきましょう。

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