株の買いポイント・タイミングの基本中の基本【無料教材シリーズ③】
Stock, 株式投資,トレードのコツ, 基本,手法, 無料カリキュラム
こんにちは、投資家・トレーダーの祐です。
「株の買いのタイミングっていつなの?」
今回は本気で有料級の情報を大放出の【無料教材シリーズ】の第3弾です。過去分をまだ読んでいないという人向けにリンクを貼っておきますので先にそちらからどうぞ。
パソコンも用意した、口座も開設した、ツールも用意して準備万端。だけど一体なにから始めたらいいものか。初めの内はわからないですよね。
初めはチャートを観てもなにがなんだかわからないと思います。当然そのままいきなり実践を始めてもケガをするだけです。自転車でいったら初めて乗るのにいきなりペダルに足をのせて転ぶのと同じです。
そこで、今回は株の買い時に関する、ベースとなる考え方についてのお話です。
この記事は誰におすすめ
- 株の買い時・タイミングを知りたい人。
- これから株式投資を始める人。
- 株式投資に興味がある人。
この記事の内容
YouTubeでご覧になりたい方は併せてどうぞ。
(記事の内容すべては含んでいませんので、ぜひ記事もごらんください。)
先にことわっておきますが、今回の記事を読んだからといっていきなり利益の出せる取引の手法がわかるわけではありません。あくまでも買いのタイミングに関する基礎の考え方です。でも実際にプロも狙っている売買ポイントですので、絶対に知っておくべき内容です。
株の買いのタイミングと銘柄選びの関係。
まずはタイミング以前に、どの銘柄を選んだらいいのか?という話ですね。
まずは知っている業界、知っている銘柄を。
興味のある銘柄のチャートを開いてみてください。ゲームが好きなら任天堂やソニー、使っている携帯がソフトバンクならそれもいいですし、車が好きならトヨタや日産もいいです。
チャートを開いてみて着目してほしいのは、株価には上昇トレンド(右肩上がり)の時期や下降トレンド(右肩下がり)の時期、持合い(一定の幅を反復横跳びのように上げたり下げたり繰り返している)の時期がそれぞれあるということです。
トレードによるキャピタルゲイン(差益)の取り方は、これらのトレンドを見極めて、上昇トレンドなら買い・下降トレンドなら売りというのを的確に繰り返していく作業となります。そしてこの株価のトレンドというものには一定の法則があるということを頭に入れておいてください。
トレードの基本はよく動く業種・銘柄。
トレードで利益をとっていくうえでもっとも重要な要素であるのが、よく動く業種・銘柄であるということです。
株のトレードで儲ける最大のコツはこの2つ!【無料教材シリーズ①】で解説しているとおり、その業種にお金が流入している、もしくはこれから流入していくことが投資・トレードする銘柄の大前提となります。お金の動きがないことには株価は動きません。人気の株や注目されている業界など、お金が集まっている業種を選ぶといいでしょう。
ただその際の注意点として、買いをいれるかどうかの判断と話題性は切り離して考えるようにしてください。メディアや人伝いで得る情報はスピードが遅かったり、そもそも素人目線での意見であることがほとんどです。
対して株価チャートは全てがそこに表示されています。余計な意見や情報には惑わされずにチャートで判断をくだしてください。詳しくは株の情報収集すると初心者が陥りがちなリスクとは?【大損回避せよ】 で解説しています。
株の情報収集すると初心者が陥りがちなリスクとは?【大損回避せよ】
「株の情報収集をしたいけど、どうやって集めていこうかな?おすすめの本やサイトが知りたい!」←株の投資し始めの初心者なら誰しもそう思うでしょう。情報の収集はもちろんですが、正しい情報の使い方をしないと大損のリスクもあるのでセットで紹介します。
トレードに向かないのは?
トレードには向かない、むしろ損をしやすい要素を紹介します。
- 出来高が少ない ⇒ 上述のとおり。
- バーコード銘柄 ⇒ ガッチリ持ち合っている。
- 新規IPO ⇒ チャートがない。
- 固執しないこと ⇒ 動くものを選んでください。
バーコード銘柄とはその名の通り、株価が同じ幅でずっと上げ下げを繰り返している銘柄で、チャートがまさにバーコードのようになっているので見つけたら一目瞭然だと思います。トレンドもなにもなく、短期トレードには向きません。
新規IPOは人気銘柄となると株価が高騰したりすることもありますが、やらないのが基本です。なぜならチャートが存在しないので、売買判断ができず、ただのギャンブルになってしまうからです。
韓国の人気グループBTSの所属事務所が上場した初日に高騰したあと、数日で暴落したのは世界中でニュースになったほどです。チャートがないということは根拠がないということなので、売買の指標がないのです。投資・トレードの唯一の武器である資金を守るためにも、危険な取引は避けましょう。
そして、トレードを続けていくとウッカリやってしまいがちなのが、自分の好きな銘柄に固執してしまうことです。前述のとおり、株価には上昇トレンド・下降トレンド・持合いの3つの状況があり、そのトレンドをしっかりつかまえて的確な判断を下していくことが必要です。
どの銘柄でも必ず横這いで動かない時期はあります。「ある銘柄がよく動いていたから取引していたのだが、最近動かなくなった」となったら、他の動いている銘柄をトレードしましょう。
【株で損しない】買いと売りのタイミングの考え方。
きほんのき!~75日移動平均線~
移動平均線は5日線(画像でいうところの赤い線)、25日線(画像でいうところの青い線)、と75日線の3本が日本では一般的です。(アメリカでは50や100などキリのいい数字が一般的です。)トレンドが発生している際には、75日線がトレンドの方向と思って大丈夫です。
75日線が上向きなら上昇トレンド、下向きなら下降トレンド、横向きなら持合いです。上昇トレンドがじゅうぶんに続いたあとの横向きはトレンド転換のシグナルの可能性を秘めており、下降トレンドがじゅうぶんつづいたあとの横向きもおなじくトレンド転換のシグナルの可能性があります。まずは75日移動平均線の向きに着目してみましょう。
もう一つ重要な株価の性質は、株価は75日移動平均線の向きにふくらんでは戻る、というのを繰り返す点です。75日線が上向きであれば株価は75日線から上に膨らみ、そのあと75日線に戻っていく、また膨らみまた戻るというのをトレンドが終わるまで繰り返します。逆もしかりで、75日線が下向きの場合は下にふくらみ戻る、をトレンドが終わるまで繰り返します。この性質を理解することが買いのタイミングのヒントとなります。
買いのタイミング
とても簡単な話です。株価が上向きの75日線の上に膨らむ性質を利用し、株価が75日線を下から上へと突き抜けるときに買いを入れましょう。株価がそこから上へと膨らむので、利益がでます。そのあと株価は75日線まで戻ってくるので、75日線にタッチしてきたときに利益確定の売りを入れましょう。
大事なのは何度もお話しているとおり、トレンドに合った的確な判断をしていくことです。トレンドが崩れる直前の75日線を下から上に抜けている陽線は、一見キレイなポイントに見えるのですが、75日線が上向きではなく横ばいになっていることから、上昇トレンドの終わりを視野にいれておかなければいけないわけです。
プロも狙っている75日線。
そもそもなぜ75日線から膨らむのか。それはプロや大口の投資家も75日線を狙っているからです。だからこそ75日線に来ると買いが入り、利益確定売りによって株価が75日線まで戻ってきてはまた膨らむのです。
「株価はどのぐらい上まで膨らむの?」
「一番利益が出る利益確定のタイミングは?」
こんな疑問がわくことと思います。実は利益確定売りのタイミングはプロでも一番難しいといわれることもあるほど、誰にも正解はわかりません。利確が早すぎてそのあと株価が急激に上昇したり、もしくは引っ張り過ぎて利益が縮小してしまったり。これは仕方のないものだと受け入れるしかありません。伸びた分の利益の100%を取ろうとすること自体が間違いなのです。
この辺は株のトレードで儲ける最大のコツはこの2つ!【無料教材シリーズ①】のメンタルの話にもなってきます。気持ちに整理をつけて、自分が納得できる利確のタイミングを探っていくのが、投資・トレードをしていく中での一つのテーマとなるでしょう。
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日経平均に逆らうのは△
日経225のトレンドに合わせて売り買いするのが基本となります。日経平均が下降トレンドなのに買いを入れたり、逆に上昇トレンドなのに空売りを入れてもほとんどの場合は損をします。ただし、景気敏感株やディフェンシブ株が個々のトレンドで動いている時期などは、日経平均とは逆相関で動く場合もあるので必ずしもNGなわけではありません。
ただ、基本的には日経平均に合わせた取引をしていくのが投資・トレードのベースとなります。
株の買いタイミングをチャートで解説。
実際の銘柄のチャートで観る買いタイミング。
日経225チャート。日経平均の動きを探るのが相場を読む基本です。
投資・トレードに“絶対”はありません。
テクニカル指標にもファンダメンタルズ指標にも言えることですが、この指標がこうだから上がる(下がる)、という点に関して“絶対”はありません。投資・トレード未経験の人からしたら「そんな説明は卑怯だ!」と思われる人もいるかと思いますが、本当なんです。利益確定売りのタイミングに正解がないのと同じで、仕方がないことなんです。
大事なのは、回数を重ねていく中で確率の高いものを選択していくということです。
まとめ:株の買いのタイミングは75日移動平均線がカギ。
- 75日線の向きが大事。
- 株価が75日線から膨らんで戻る性質を利用する。
- 上向きの75日線を下から上へ抜けたら買い。
次回からはインジケーターの使い方を紹介。
第4弾からは買いのタイミングの根拠となるインジケーターの基本的な使い方を紹介していきます。
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