投資・投機の違いと使い分けを知る【2020年後半以降の戦略は?】
「投資と投機の違いってなに?あんまり違うように感じないけど。」
投資に対して投機という言葉はあまり馴染みがなかったり、もしくは投資と似ていて違いがよくわからないという人もいるかもしれません。投資と投機の違いを理解して自分のスタイルを確率し、今後の戦略の幅を広げましょう。
この記事の内容
- 投資と投機の違い。
- 投資と投機の違いを利用して大相場をとっていく。
- 投資?投機?【2020年後半~2021年の見通し】
投資と投機の違い。
行動は同じでも託す意味が違う。
- 投資 → 将来より一層の成功と事業拡大が見込める企業に融資をすること。
- 投機 → 価格変動による差益を狙って売買をすること。
簡単に考えると株価が安いところで買って高くなったら売るというのは変わりません。ただ、お金を託す意味が違うことがおわかり頂けるかと思います。
さらにいえば、投資は企業が成長していくことを見守っていくため長期となり、投機は価格変動にともなって利確や損切りを繰り返すため、短期目的のスイングトレード・デイトレードとなります。
長期投資で安定的なリターンを狙う。
バリュー株投資により配当金を長期的に受け取れると経済的にも精神的にも安定します。
- バリュー株 → 本来の企業価値に対して株価が割安な銘柄。
- グロース株 → 企業もしくは業種の今後の成長率にともなった株価の上昇が期待できる銘柄。
長期投資で安定した利益をとりたければバリュー株投資がおすすめです。グロース株は期待ゆえに株価が実際の企業の実力よりも割高になりがちでボラティリティが激しく、リスクも高いです。キャピタルゲイン狙いのグロース株投資はテクニカル指標・ファンダメンタル指標の知識はもちろん、世界経済の未来を見通せる質の高い勉強が必要でしょう。
もちろんバリュー株投資でも勉強は必要です。本当に割安かどうかを判断するにはテクニカル指標・ファンダメンタル指標の両方の知識が必要です。
個別銘柄以外にも最近は積み立てのインデックス投資がよくおすすめされています。指標連動型でリスクが少なく、積立により買う価格を分散させるのもポイントです。
長期投資で重要なのはリターンを追うよりもリスクを避けることを重視していくことです。ぜひ覚えておくといいと思います。
投機でしっかり利益をとっていく。
テクニカル指標・ファンダメンタル指標の質の高い勉強ができるのであればスイングトレードで大きなリターンを得ることが可能です。
「投資も投機も安く買って高いところで売るのは似ている。」といいましたが、大きな違いとして投機の場合は「高いところで売って安いところで買い戻す。」ことが可能です。
要するに空売りです。スイングトレードの一番の醍醐味でもあります。
長期投資は買い戦略のため下降相場では利益が減る or マイナスにしかならず、配当金や株主優待目的の場合は、利確したいけど保持するといった状況もでてきます。
その弱みをカバーできるのがスイングトレードによる空売りです。空売りで利益を得ることが可能になれば株の投資において弱点はなくなります。買い戦略しかとらない多くの投資家がピンチと思う下降相場でさえチャンスと思えるようになり、まさに最強のトレーダーになります。
投資?投機?【2020年後半~2021年の見通し】
先にいっておきますが、人の意見を鵜呑みにして行動するのは大損する要素の1つです。あくまでただの参考の1つだと思ってください。
長期投資を仕込むには早い。
バリュー株にしろインデックス投資にしろ、投資を始めるにはまだ早いというのが僕の見解です。理由は2つ。
1つには単純に株が割高過ぎるからです。コロナ第一次ショックの実体経済をともなわない高騰の原因は、ただ単に他に投資対象がないから、といった理由に過ぎません。
米国株は特に割高ですね。S&P500は過去30年で20倍以上になったわけですが、今から買ってここからさらに何倍にも膨れ上がるとは思えません。
この記事を書いている2020年7月時点でいまさらGAFAを買う人など無知にもほどがあります。まずはチャートの勉強をしたほうがいいでしょうね。
もう1つ長期投資を目的とした買いが早いと思う理由で特に今僕がおそれているのは、あまりにいろんなところでいろんな人がインデックス投資を勧めている点です。
相場の世界はみんなが疑っている内はトレンドが続き、みんなが同じ波に乗り出した時がトレンドの終わりと言われています。というのも一般の人でさえ気づき始める頃にはプロの機関投資家やヘッジファウンドたちが十分仕込み終わった後に違いないからです。
暴落を空売りでガッツリ。
2020年2~3月のコロナ第一次ショックのあとに買った株が上がって喜んでいる人もいると思います。水を差すようですが、本当の暴落はまだきてません。
本当の買いはまだ早いです。第一次ショックは歴史的な暴落から比べたら大したものではなく、すぐに回復できてしまいました。これからもし第二次ショックが発生した場合、大暴落のおそれもあります。そこが本気でねらっていくところです。
もし買いポジションを持っている場合はたとえインカムゲインねらいの銘柄であっても迷わず利確してください。これから買いのチャンスが訪れたらまた買えばいいのです。たいていの銘柄は業績もわるくなるわけですし、逆に伸びる銘柄も一度下がってから仕込めば済む話です。
ささっと買いポジションを清算したら思いっきり空売りを仕込みましょう。みんなが投げ売りしてくるので買いに比べて急速に利益が載ります。次の買いに向けてしっかりと資金作りをしておきましょう。
落ちきってからが本気の買い。
空売りが第一次チャンスとすれば、落ちきってからの買いが第二次チャンスです。空売りで作った資金を今度は買いに向けましょう。
気を付けなければいけない点は、絶対に焦らないこと。底を打つのをしっかり確認してください。一歩間違えると下落の途中に過ぎなかった、となりかねません。そうならないためにはしっかりチャートを勉強しておいてください。
チャートが観れれば底打ちは確認でき、万が一の時に株価が逆にいってしまっても対応ができます。
元も子もないことをいうまとめ。
再度言いますが、あくまで僕の考えです。投資は人の意見に左右されずに自分で思考をめぐらすことがすべてです。
買いか売りか迷ったら自分を信じてください。もしそれが間違った判断だったとしたら、原因を突き止めて次から気をつけるだけです。人の意見を採用するとそれさえもできなくなります。
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